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京都巡り#4 嵐山・出町柳へ紅葉狩り

アオイです。12月5日、嵐山と出町柳方面へ紅葉を見に行きました。この京都巡りnoteでは、私は京都の何が好きなのかを言語化することと、私の見た景色を他の人と分かち合うことが主な目的となっております。それではよろしくお願いいたします🌅


どうしても行きたくなって嵐山

今年は嵐山花灯路を見に行くつもりである。日中の秋の嵐山は数年前にも夜明けから行っており、今年は行くつもりではなかった。……でも、今がちょうど見頃だそうだ。確か前回の渡月橋から見える嵐山は、見頃にはまだ早い時期だった。……行きたい。行くしかない。行く。衝動を抑えることなどできない。日中は人混みが凄まじいことになるだろうから、夜明けだ。こうして、始発で嵐山へ向かうことにしたのであった。

嵯峨嵐山駅に到着した。ちょうど夜が明け始めている。

渡月橋へ向かっていくと、同じ方向に歩いている人を何人か見かける。きっと考えていることは同じだ。こんな夜明けから大変だなと思う。他人のことは言えないが。

何とも美しい桂川からの朝日。開けているので、空が広い。「んはぁ〜〜……」という謎の溜め息が出てしまう。

嵐山も色づいて美しい。色が多くて好き。

渡月橋も含めての朝日。実は私のnoteのトップページの写真は、数年前に撮影した夜明けの渡月橋である。あの時も美しかった。

渡月橋を渡る。人が少なくすんなり渡れる。今はどうか分からないが、日中は「橋が落ちるのでは?」と思うぐらい沢山の人がいた。沢山というか、人で詰まって動けないぐらいの人がいた。


亀山地区にも行こうと思い、渡った橋を引き返す。亀山地区へ向かっていると、渡月橋を向いて写真を撮る人が多く、私も振り返ってみた。

赤い。とても赤い。朝焼けが美しすぎる。そりゃあ皆こぞって写真を撮る。朝日も時間によって見せる顔が違う。私も足を止めて写真撮影に勤しむ。何度見ても良い景色。夜明けの嵐山は、私の好きな場所になった。


嵐山公園 亀山地区

渡月橋から歩いて保津川下りの近くに、亀山地区への入口がある。こちらも一度行ったことはあるが、時間もあるので登ってみることにした。

秋を感じられる。朝の散歩にもってこいの場所だ。

紅葉も見頃だが、散りもみじもある。どちらも楽しめて、一挙両得とはこのことかと思う。

展望台から見た保津峡。美しすぎ。プロでない私が撮っても綺麗に写る。他の人も「綺麗〜」と言って足を止めて見ていた。


しばらく歩いていると、こんな看板があった。

「ここまで」なら、次は何があるのか?

小倉山がそこにあった。これは登るしかないのでは?この日は雨が降ったり止んだりしていたので足元が悪いが、気を付けて登ってみることにした。

登りながら振り返り、景色を眺める。朝日に照らされる京都はやはり良いものだ。

登り続けていると、すれ違った人に「この先は誰もいないから気を付けてください」と言われた。そう言われると不安になってきた。手すりもなく濡れた落ち葉の道の中、このまま登り続けていいものか考えていた。山頂には何があるのか。「小倉山」で検索をかけてみた。調べた結果、山頂からは景色は見えないことと、山頂が山頂だと分かりにくいことなど、色々書いてあった。私は山頂に何を求めているのか。見晴らしの良い景色か。それとも達成感か。滑落しそうな気がしてならない山を登ってまで得たいものなのか。

…………よし、引き返そう。私の京都巡りの目的は美しい景色を見ることだ。この後も行きたい場所がある。山登りスタイルでもない私が、滑落の危険を冒してまで登る必要はない。無謀な挑戦はしない方がいい。というわけで下山することにした。登山において下山が一番大変だと私は思う。降りるまでが山登りだ。十分に気をつけて、滑らないかヒヤヒヤしながら私は小倉山を下山した。


旧三井家下鴨別邸(夜)

この日の夜は、旧三井家下鴨別邸のライトアップに行くつもりだ。そのついでに下鴨神社の紅葉を見に行こう、と思って家を出たが、もう夕方で下鴨神社も閉門時間になっていた。

糺の森はライトアップされていないので、このまま進めば日が沈み闇に包まれていくだろう。紅葉も見えないし少し怖くなったので、引き返すことにした。また別日、明るい日に来てみたい。

ライトアップ開始時間まで列に並んでいた。この時点で雰囲気が出ている。空の色も相まって、私の好きな感じだ。

入場する頃には日が沈んでいた。夜の別邸はいつもと違ってきらびやかである。

通常時(冬)
通常時(夏)

建物の造形が良い。具体的にどこが?と言われると、建築の知識が足りなくて説明できない。「なんか……良いよね……」と語彙が失ったかのような感じになってしまう。

以前ガイド付きで別邸を見回ったことがあり、ガイド曰く見る角度によって4階建てと3階建てに見えるそうだ。ちなみに3階の小部屋からは大文字山が見える。

庭の紅葉も見頃だった。日中も公開されているので、行っておけばよかった。また来年行こう。

やっぱり、別邸は良い。何か良いよね……。


別日にて、糺の森

平日の朝に、糺の森に行くことにした。まだ見頃だろうか?

朝日が森に差し込んで何とも美しい。平日朝だが、三脚とバズーカのようなカメラで本格的な撮影している高齢者が何人かいた。私も老後はあのようになるのだろうか?いや、私はカメラを気軽に持ち歩きできる方が良い。だから三脚も持っていない。カメラも小さくていいや。撮影も大事だが、その足で現地を歩き、その目で現地を見るのが、私の京都巡りの最大の目的だからだ。

ついでに下鴨神社にも参拝した。縁結びの神社だ。今年は沢山の縁があった年になった。これからもこの縁が切れることなく、穏やかに続きますように。


河合神社の近くには散りもみじならぬ、散りイチョウがあった。鳥居の赤とイチョウの黄色がマッチして、とても良い。

一通り見終わって、出勤することにした。平日朝の京都巡りは初めてだったが、上手くいった。時間の有効活用ができそうだ。


まとめ

今回の京都巡りは一日中ではなく、朝と夜に分けた。嵐山は右京区で、出町柳は左京区だ。京都の地理が分かる人には分かる話だが、真逆の場所に位置している。観光で来た場合、一日でこのような予定を立てると、移動に時間がとてもかかるので注意が必要だ。

京都に住んでいるということもあり、平日朝の時間も京都巡りに充てられることに気付けた。休日はどうしても混雑してしまう。たまに平日朝に1ヶ所、朝早くから開いている場所を探して行ってみようと思う。そうしたら休日は他の場所へ行けて、結果的に多くの場所へ足を延ばせることになる。京都に住んでいるメリットを存分に享受しようと思う。










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