京都巡り#31 虹と夕日と、伏見稲荷大社の宵宮祭
アオイです。7月、伏見稲荷大社へ行きました。この京都巡りnoteでは、私は京都の何が好きなのかを言語化することと、私の見た景色を他の人と分かち合うことが主な目的となっております。それではよろしくお願いいたします🌈
宵宮祭の前日に
この日用事で伏見稲荷にいた私は、雨に降られていた。雨上がり、雲の間から光が降り注ぐのを見て、「これはもしかして……!?」と期待する。虹だ。虹が出ているかもしれない。光と反対方向の空を見てみた。
虹だ。大きいアーチになっている。ということは、伏見稲荷大社と虹のコラボレーションが見られるということ?急ごう!!
しっかり虹がかかっていた。しかもこの日は、宵宮祭の前日。提灯のある伏見稲荷大社は、7月のこの時期のみだ。とてつもなく珍しい写真ということになる。
とても良い。まだ鳥居の前なのに、こんな良い写真……。虹を見ながら散策していこう。
先程光が差し込んでいた西の空を見てみると、空が黄色く焼けていた。美しい……。夕日も堪能できるなんて。神々しい。神社だけに。
写真を投稿しようとTwitterで文章を打っていたら、「どいてもらえませんか」と何度か声をかけられた。TV局でも結婚式などの大掛かりな撮影でもない、個人のようだった。
写真を撮るために、「どいて」と声をかける人、初めて見た。勇気ある人だと思う。ただ、この行為が正しいのかどうかは私には分からない。公共の場所だし、誰がどこにいようが自由なのではないのか?と、正直なところ思った。少しモヤモヤしてしまった。
もし私が誰かと一緒に来ていたら?私が一人でも、強面感満載のド派手スタイルだったら?そんな見た目だったら「どいてもらえませんか」と声をかけられるのだろうか。私が声をかける側なら、おそらくかけない。見た目で判断するのもよくないが、反応が怖そうなので……。
強そうな見た目になりたい。少しいかつい雰囲気でもありたくなってきた。 基本一人なので、いかつい他人を連れてくることが難しい。一人では何とも弱々しい私だ。筋トレしてバキバキになるか。それとも、髪もド派手に染めてみようか。
一人で突っ立ってたら、たまに道を聞かれることもある。声をかけやすい見た目なのかもしれない。それか、一人でいると声をかけやすいのかもしれない。私なら、その辺に突っ立っている一般人に道を聞くことはしない。
ということにモヤモヤしながら、私も写真撮影に勤しんだ。虹と夕焼けと伏見稲荷大社。いやぁ良い物が見れました。明日の宵宮祭も楽しみだ。
伏見稲荷大社・宵宮祭
伏見稲荷大社へ行くには、稲荷駅と伏見稲荷駅が最寄り駅だ。
駅の時点で、伏見稲荷感が満載である。
伏見稲荷駅にある、うねうねとした狐のキャラクター。うねうね狐、どこか可愛らしい。
駅直結で何かの店の跡がある。何の店があったのだろう。
伏見稲荷大社に到着すると、飛行機雲があった。
皆で狐のお面を着けて、伏見稲荷大社を回りたいなぁ。あれ、たしか1500円ぐらいだったような。回った後は家に飾りたい……。
子供だけでなく、大人が描いたであろう行灯も飾られている。
混雑しているが、このご時世前に来た時より人が少ない。少しだけ見やすい。一人の人も前より少し多い。一人で来ているのは私だけでないと思うと安心する。
すごい数の提灯だ。今日は天気も良く、綺麗な夕焼けと共に提灯が付くのかぁ……。楽しみでならない。
家に鳥居を飾るのも有りかもしれない。ちなみにこの鳥居は持ち帰り可能である。
やや涼しくなってきて、風も吹いており、蝉も鳴いている。夏の夕方みたいだ。夏の夕方だけど。
ここを上がれば千本鳥居である。千本鳥居には提灯が無かったはず。また、おもかる石もある。
稲荷山へ続く千本鳥居。今回は登らない。鳥居の写真だけ撮って、引き返した。
夕日が降り注ぐ。綺麗だなぁ。ひぐらしの鳴き声が更に夕暮れの雰囲気を出す。
千本鳥居を横から見た図。ものすごくぎゅうぎゅう。
前に人がいなければ誰もいない鳥居を撮る人がいて、入るタイミングを計ってしまう。一人の時は集団の後に続くと入りやすい。逆に集団がいたら、写真を撮って前が詰まってしまう。
この文章を書いていたら、千本鳥居を提灯を持って歩く行列を見た。提灯、売ってるのか?
夕焼けの狐と飛行機雲3つ。湿気が多いのか、雲が残っている。京都は明日、雨予報ではない。
この写真は19時過ぎに撮ったものだ。まだまだ日没まで時間がかかりそう。
狐と飛行機雲が重なって、狐に集中線が出ているような写真になった。
日没までの間に参拝を済ませた。疫病退散と私と大切な人たちの幸せを願った。叶うといいな。
日が沈み初めて、東の空はブルーモーメント状態になった。青と赤が美しい。今日の夕焼けは赤くならないタイプなのだろうか。
稲荷駅に向けてのアングルが人気らしく、大混雑している。皆のスマホやカメラに同じ景色が映る。面白い。
更に日が沈むの待とう。空を見上げると、飛行機雲が残りまくっている。
だんだん青が濃くなっていく……。同じ場所なのに、違う印象を受けてしまって、写真撮影が止まらない。
この千本鳥居近くに猫が何匹かいるようだ。以前伏見港公園付近で、猫を見かけたので撮影していたら、ひたすらずっと追いかけられた記憶がある。怖かった。餌を求めていたのだろうか。
さらに暗くなった空。同じ場所なのに雰囲気がめちゃくちゃ変わる。
伏見稲荷大社は稲荷駅からすぐだ。稲荷駅も伏見稲荷大社感を感じさせる駅舎だ。
まとめ
宵宮祭、写真を選ぶのが大変すぎた。もっと貼りたい。なので、ここで貼らせてください。
いつもは無い提灯が大量にあり、それらが夜に照らし出されて、本当に非日常だな……。
祭りに一人で来たのに、精神的にしんどくならなかった。あの時より、「一人でいること・過ごすこと」が市民権を得たのかもしれない。良い世の中になった。「祭りは一人でなく集団で行くべき」という思考に囚われていた私からしてみたら、だが。
帰る時間を気にせず写真が撮れるのは、最高だ。私は空の移り変わりを見るのが好きで、特に夕焼けの時間がたまらなく好きである。仁和寺のライトアップの時も、そんなことを書いたような。
夕焼けが好きな私は、これからも撮りに行くだろう。京都の夕焼けは本当に美しい。
前回の伏見稲荷大社
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