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京都巡り#19 あふれ出る新緑求めてバス巡り

アオイです。4月30日、京都各所へ新緑を見に行きました。この京都巡りnoteでは、私は京都の何が好きなのかを言語化することと、私の見た景色を他の人と分かち合うことが主な目的となっております。それではよろしくお願いいたします🍃


随心院

随心院では花の間が開催されている。以前桜の季節に行ったことがあった。今回は新緑!どんな感じなんだろう。

門の中から緑があふれ出る。写真では伝わりにくいが本当に緑があふれていた。

ツツジの見頃は少し過ぎているような。大雨の日があったからだろうか。

花の間。ド派手な襖絵は元々あるものだ。極彩色梅匂小野絵図(ごくさいしきうめいろこまちえず)という。

何人か来ていたが花の間には私だけしかいなかったので、存分に撮った。花のカラフルと外の緑、風、鶯の鳴き声、最高だ。

シャクナゲも見頃が過ぎているなぁ……。

花の色は うつりにけりな いたづらに
わが身世にふる ながめせしまに

(花の色は色あせてしまったことよ、長雨が降り続く間に。むなしく私もこの世で月日を過ごしてしまった、物思いにふけっている間に。)

https://manapedia.jp/m/text/4812

私はもっと早く京都巡りに行きたかった。休日に雨が降っていて行けなかったのだが、晴天を待っていたら見頃が過ぎていた。少しこの歌とリンクしているように感じられた。

作者は小野小町だ。『古今和歌集』や百人一首に収録されている。有名なので授業などで一度は聞いたことがあるかと思われる。ここ随心院は小野小町ゆかりの場所である。

紅葉ある所に青もみじ有り。紅葉スポットは青もみじスポットでもあるのだ。一挙両得とはこのことなんだろう。

花は見頃を過ぎていたが、緑は綺麗だ……。今日は快晴だった。ますます緑が眩しい。建物と緑の組み合わせも最高である。

緑あふれる写真が撮れた。圧倒的「緑」。そして青い空。

随心院、朝一で行ったからか、GWの割には空いていた。おすすめだ。ちなみに随心院の出入口は歩道がほぼ無いので、車に気を付けよう。


深泥池

私が深泥池(みどろがいけ)を知ったのは、京都観光のとあるチラシだった。私はよくチラシを集めて情報収集をする。深泥池、北山駅や植物園の近くにあるらしい。今の時期、花も咲いているとか。ならば行ってみよう。

小野駅から京都市役所前駅に向かい、バスに乗り換える。今回の京都巡りはバスの長旅になる。行く場所がどこもエリアが異なるからだ。そのため、一日乗車券を随心院に行く前に買っておいた。縦横無尽に巡っていこう。バスからの景色も見ていて楽しい。目的地に着くまでの道中も楽しいのが、旅の醍醐味である。

乗り換える前に、京都市役所を撮った。テレビで観たことがある。ここもモダン建築だそうだ。

バスに揺られておよそ30分。深泥池で下車し、歩いていく。閑静な住宅街の中にそれはあった。

景色が緑だ。池がリフレクションしている。そしてここに住んでいる生き物達は天然記念物だ。トンボが飛んでいた。小学校の時プールに大量沸きしていた記憶があるが、今ではすっかり見かけなくなってしまった。ここにいたのか。

カキツバタが咲いていた。景色に合う。ここは本当に京都市内なのか?チラシで見たのは「ミツガシワ」という植物だったが、それらしきものは発見できなかった。見頃が終わったのだろうか。

田舎のバス停みたいな景色になった。のどかだ。のどかに見えるように撮った。実はこの道路は車がビュンビュン通るカーブ地帯で且つ歩道がほぼ無いのだ。歩く時は気を付けよう。

上賀茂橋の賀茂川

再び深泥池からバスに乗り車窓を眺めていたら、綺麗な緑の賀茂川が見えた。降りねばならないと感じた。ここで行かなきゃ後悔する。時間的に余裕はあった。なので近くの駅で下車して、上賀茂橋まで歩いた。

これまた圧倒的な「緑」だ。緑と青は落ち着く。初夏のこの景色、最高だ。撮れて良かった。

北野天満宮

再びバス停に戻り、北野天満宮へ向かう。御土居の青もみじの特別公開がされているからだ。以前見た紅葉も圧巻だったが、青もみじはどんな感じなんなんだろう。

緑に囲まれる牛たち。


紅梅殿。梅苑の受付が確かここにあったような。気になって確認してみたが、梅苑への入口は閉鎖されていた。ではどこに御土居の青もみじへの入口があるのか。しばらく近くを探してみた。

入る前から緑が眩しく、ワクワクする。



ここでみたらし水占いができるらしい。下鴨神社でやったことがある。「みたらし」なんて団子みたいだ。

みたらし団子の由来は「御手洗川の流れる京都の下鴨神社で、だんごを串焼きにしたものが売られていたから」ということになります。

みたらし団子の由来

ということだそうだ。勉強になった。みたらし団子が食べたい。


御土居への入口を見つけたので、入場した。入った途端から緑が眩しい。随心院では鶯の鳴き声が聞こえたが、こちらはカラスの鳴き声がする。

緑!木漏れ日!最高だ!!さわやか緑って感じだ。仁和寺に行った時もそうだったが、青もみじも良い。もみじはどうしてこんなに綺麗なのか。

緑が眩しすぎてもはや燃えているかのようだった。

北野天満宮の圧倒的「緑」スポット。青もみじの煌めきがすごい。

快晴、心地よい風、適温……、ここで寝っ転がって昼寝したい。

北野天満宮の中には、他の神社がいくつかある。写真を撮って、各神社のご利益などが書かれている看板を読んでいた。神になって祀られるってどんな気持ちなんだろうと考えていた。

梅干し……?梅干しを撮っていたら、クローバーを見つけた。子供の頃のようなワクワクが湧いてきて、しばしクローバーの写真を撮っていた。

北野天満宮、青もみじも最高だった。梅、紅葉、青もみじ。ああ最高。


北野天満宮の隣に、北野プリンという店を見つけた。どこかで聞いたことがあったので、入ってみることにした。行ったのが午後だったこともあり、各種プリンは売り切れのものが多かった。

私は小腹が空いていたのでソフトクリームを食した。すぐに食べ始めたため、写真は無い。次に行く場所もあるので、店内で黙々とガツガツ貪り食った。ソフトクリームは結構量があり見た目も可愛らしく砂糖菓子も付いていて美味しかったが、一人で来た時にわざわざスイーツを食べる必要はないな、と思った。

私の一人旅においての食の定義は、「食べ物を腹に貯めてエネルギーにする」ことだ。ソフトクリームでなく、もっと安く買えるコンビニのホットスナックの方が良かったか。やっぱり食費にお金をかけたくない私だった。


清水寺 成就院

清水寺塔頭の成就院で、月の庭が見られるそうだ。今年再興した雪月花の庭の一つである。というわけで清水寺を目指してバスに乗り、下車したのだが……。

GWだということを忘れていた。かつての賑わいを取り戻し、激混みの清水坂と化していた。死ぬかと思った。歩道がほぼ無いので(今日は歩道ほぼ無しコースばかりだ)、車1台しか通らない狭い坂が渋滞の中、歩行者が車の隙間にあふれている。ゆっくり歩く団体をごぼう抜きしながら坂を登った。


清水寺入口から見て左(かつて花子が横たわっていた場所)の奥まったところに、成就院があった。賑わいがなくなり、静寂に包まれていく。ようやく落ち着いた……。

さて、月の庭を撮ろう。しかし、撮影禁止だった。ここまで必死で登ってきたのに……。仕方がない。記憶に焼き付けるため縁側でゆっくりして休まろう。

雰囲気は落ち着く。蛙の鳴き声が聞こえてきた。連れられて来た子供がひたすら何か歌っていた。子供って何であんなに騒がしいんだろうと思ったが、私が子供の頃もめちゃくちゃ騒がしかった。私は一人で来ているから必然的に静かだが、誰かと来たら大人の私でも喋り倒しそうなので、お互い様だろう。

子供が去ったらものすごく静かになった。涼しい風が吹き抜けて、鳥の鳴き声と数種類いるだろう蛙の鳴き声が響くのみ。あぁ落ち着く。縁側で横になりたい。
ツツジも咲いている。ここで抹茶が飲みたい。

ちなみにこの文章は、今まさに成就院の縁側で落ち着きながら書いている。帰りたくない……。帰るにはあの激混み清水坂を下らねばならない。
 

成就院を出ると、ツツジと青もみじスポットがあった。写真が撮れる!

清水寺に入ろうかと思ったが、ものすごい行列だったのでやめた。ちなみに入らなくても京都タワーを見ることができる。

展望スポットも混雑していた。着物の人、一緒に来た相手に後ろ姿で写真撮ってもらいがち。着物あるあるだ。実は少し羨ましく思っている。この文章も清水寺でリアルタイムで書いているのだが、近くにいた抱きつきながらぐるぐる回転するカップルのことをガン見してしまった。やっぱり激混みの清水寺は一人で来ると精神的にまずい。どうしても自分と比較してしまう。

青もみじが生い茂って、東山花灯路で見たリフレクションは見れなかった。冬限定なのか。

京都巡り#8 今年最後の東山花灯路を巡る


あの清水坂を下るのはしんどすぎるので、ちゃわん坂から帰ることにした。比較的空いていた。その後五条坂で清水坂と合流するので、再び激混みに巻き込まれてしまった。


まとめ

青もみじ、期待以上であった。快晴で緑が眩しく輝いていた。桜が過ぎても楽しめる。京都はオールシーズン楽しめて最高の場所である。バスでぐるぐる巡るのも久しぶりだった。充実した1日だった。

実は今年は長岡天満宮に行きたかったのだが、前日にHPを調べたら、見頃が終了したと書かれていた。なんということだ。一面に咲くキリシマツツジ……見たかったのに……。

北野天満宮には山吹も咲いていたそうだが、それも見頃が終わっていた。もっと早く行けばよかった。

前回の仁和寺から半月以上経っていて、早く京都巡りしたいと思っていた。2週以上期間が空くと居ても立っても居られない。気が狂うかと思った。とはいえ、節制もしなくては体が疲れてしまう。それならば2週間隔で京都巡りをすれば良いことに気付く。

そして京都巡りnoteのあり方も変えたい。今回のnoteは、#15に手をつける前に書いた。4月30日に行って、巡りながらnoteに思ったことを即書いたのだ。家に着いて写真を挿入し文章を加筆、次の日の5月1日に仕上げをしている。なので、各地を見た感想が新鮮なものとなっている。このまとめは5月1日に書かれたものである。

無事に2日間で完成することができた。それでは#15の桜巡りnoteに着手してくる。



京都巡りツイートのモーメントです。noteより早く、最新の情報を知ることができます。noteに書くほどでもない、街中でふと見かけたものも入っています。是非ご覧いただけますと幸いです⛩️




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