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京都巡り#3 南禅寺界隈の紅葉・モダン建築を巡る

アオイです。11月23日、南禅寺界隈の紅葉とモダン建築を見に行きました。この京都巡りnoteでは、私は京都の何が好きなのかを言語化することと、私の見た景色を他の人と分かち合うことが主な目的となっております。それではよろしくお願いいたします🍁


あの人が好きだと言った南禅寺

今日は南禅寺へ行く。以前紅葉シーズンに1回行ったことがあったので、今年は行くつもりはなかった。しかし先日、とある人と京都について話をしていた時に相手が「南禅寺が好きだ」と言っていたことを思い出した。

……行ってみようかな。実は私は、既に京都の紅葉スポットを大方巡っていることもあり、紅葉狩りに新鮮味がほしいと思っていた。誰かの好きな場所、オススメされた場所などに行くのも面白そうだ。自分では気付けない発見もできるのかもしれない。


朝8時半頃、南禅寺に到着した。有名な紅葉スポットだけあり、この時間でも人は多い。

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ちょうど見頃だった。朝日に照らされる紅葉が燃えているようだ。あの人もこの景色を見たのだろうか。

山門の中も入れるそうなので、行ってみることにした。

楼上からの景色はまさに「絶景かな、絶景かな」だ。これは石川五右衛門が歌舞伎「楼門五三桐(さんもんごさんのきり)」で、楼上から南禅寺の満開の桜を愛でて言う台詞である。とはいえ私は春に訪れたことがない。南禅寺も春にまた来るしかない。

山門から降りた後、しばらく朝の南禅寺を散策した。

綺麗すぎて何枚も写真を撮った。なぜこんなに紅葉は美しいのか。以前にも「美しい……」と思って何枚も撮ったのに、今年もまた同じことをしている。


南禅院

南禅院という場所もあるらしい。今まで南禅寺には来たことがあったのに、南禅院には訪れたことがなかった。ついでに行ってみよう。
水路閣近くの階段を登ってすぐの場所にあった。

静かな場所で、紅葉と苔のコントラストが美しく、また何枚も写真を撮った。南禅寺や、特に水路閣は人も多かったが、南禅院にはほとんど人もおらず見やすかった。来て良かった。


水路閣

南禅院を出て左に進むと階段があった。

どこに続いているのだろうと思い、行ってみることにした。

水路閣の上には水が流れていた。知らなかった。琵琶湖疏水だそうだ。私はまだまだ京都を知らない。

少しだけ京都の景色も見えた。今年の紅葉狩りでは、京都の景色を見ることが多かった。どこから見る京都も好きだ。

山の中に鐘楼もあった。気付かなかった。今日は新たな発見が多い。

山奥にも行けそうだが近くに何も案内が無く、入っていいのか悪いのか分からない。何となく入ったら戻って来れなさそうな雰囲気を感じ取ったので、さすがに入らなかった。

水路閣の写真もしっかり撮っておいた。アーチ状の所から顔を出して写真を撮るのが定番なんだろうか、順番待ちになっていた。誰もいない水路閣を撮りたいなら、本当に朝に来るしかなさそうだ。


疏水を歩く

次の目的地は、京都市京セラ美術館だ。南禅寺を出て、疏水沿いを歩いていく。

蹴上インクラインが見えた。秋なので人が少ない。桜が有名だ。数年前初めて蹴上に来た時、「こんな場所があるのか」と思って写真に収めておいた。

数年前の春に初めて訪れた時

当時は転職先が決まって気分も晴れ晴れしていて、その時に見た桜は忘れられないぐらい美しかった。蹴上インクラインは私の思い出の場所だ。

来年の春にも行くつもりである。実は今年も行ったのだが激混みだったので、おそらく朝一で行くと思う。春が楽しみだ。

平安神宮や美術館のある岡崎公園周辺が、かなり好き。京都の名所でもあるが、開けているからかあまり混雑を感じられず、落ち着いていて歩くにはもってこいだ。なんといっても琵琶湖疏水が良い。川があるだけで、どうしてこんなにも落ち着けるのだろう。


京都市京セラ美術館

目的地に到着した。向かいの京都国立近代美術館には何度か行ったことがあったが、こちらは初めてだ。期間限定の展示「モダン建築の京都」を見に行く。

実はこの京都市京セラ美術館もモダン建築の1つで、重厚感溢れる造りになっていた。「ここは本当に美術館か?」と疑うほどだ。現代の要素が無いかと言われたらそうではなく、入場システムはスマホのバーコードでも入れて、柱に文字が流れている場所もあり、トイレも綺麗だった。新旧の要素が入り交じっていた。

展示品の中に撮影可のものがあったので、写真も撮りながら展示を見ていった。

「どうぞ座って撮ってください」のコーナーもあったが、私は1人で来ているため、誰も座らない椅子の写真を撮るのみだ。

展示を見終わったあと、日本庭園を見ることにした。

美術館にこんな本格的な庭園があるとは……。驚きだ。特別展以外にも見所がある。楽しい。

また、2階から景色を眺めることができる。

天気が良く、見晴らしも抜群だ。展示以上に、美術館自体が楽しすぎる。満喫できた。

京都にはモダン建築が大量にあるので、実際に現地に行くことも可能だ。非公開の場所もあるが、期間限定で公開というのもある。この特別展に合わせて特別公開が行われている場所もあり、今からそこへ向かうことにした。


西本願寺周辺を歩く

市バスに乗って、本願寺伝道院へ。最寄りのバス停から降りて少し歩いた。

ここである。西洋風のように見えるが、イスラムの要素も含まれている。要素がてんこ盛りだ。中は撮影禁止だったが、こちらも重厚感溢れる内装だった。

ついでに、近くにある西本願寺にも行くことにした。イチョウが門の外からも見えていて、気になっていた。

もはや光り輝いている。見に来れて良かった。

ここからは少し遠いが、七条大橋へ向かうことにした。例のごとく鴨川が見たくなったのだ。

道中で高瀬川もあった。三条の繁華街で流れているイメージが強い高瀬川だが、七条周辺では穏やかに流れている。

ようやく七条大橋にたどり着いた。

四条や三条、五条とはまた違う表情の鴨川だ。同じ川なのに、橋や周辺が違えば何もかも違うように見える。京都タワーも見えた。京都タワー、何度も見てはいるが1度も登ったことがない。いつかは登りたいが、他に行きたい場所が有りすぎて結局行けていない。

今回の京都巡りはここまでだ。歩数にして16943歩、控えめだ。私にしてはあまり巡っていない感じがする。本当はもっと見たかった上に、夜には足を延ばして滋賀の紅葉ライトアップも行けたらいいなと思っていたが、最近の3万、4万歩も歩くような京都巡りで疲労が溜まっていた。体の疲れや筋肉痛が取れても、頭がボーッとする時が多くなっていた。意識して休まないと、このままでは限界が来るまで京都巡りをしてしまうと危機感を覚えたので、少し物足りないがここで終わることにした。


まとめ

誰かの好きな場所へ行くことにより、「新しい場所にも行ってみよう」という気持ちになれた。そして「あの人はこの景色を見て、どう思ったんだろう」と考えるのが楽しい。今回の南禅寺の写真は、note公開前にあの人にも見せた。喜んでくれた。嬉しい。

モダン建築もかなり好きだ。これからその辺りも調べて見ていきたい。京都には和だけでなく洋などの要素もある。新旧の建造物、日常と非日常など、複数の要素がコンパクトにまとまり混在している。例えば河原町の繁華街を歩いていると、いきなり寺社仏閣や歴史的名所に出くわすことがある。私は京都の色々入り交じっているところが好きだ。 

ところで、私の京都が好きな理由を上手く言語化できている記事がある。

https://suumo.jp/town/entry/kyoto-pha/

以前この記事を見て「私の言いたいことはこれだ!!!!!」と思い感動した記憶がある。学生時代に京都に居たことのある人はかなり多いと思っているので、当てはまる人は是非読んでほしい。いや、当てはまらなくても読んでほしい。


私にとっての「京都巡り」は、趣味とは言えないところまで来ているのではないかと思う。休日の息抜きというわけではなく、がっつり力の入ったものである。もはやライフワークだ。そうでなければ、京都巡りをもっと身近に楽しめるようにするために、転職して京都に移住するなんてしないはず。それほど気合いの入った京都巡りのため、休日が休まらないという事態になりつつあった。なので、京都巡りを無理なく楽しみつつ、「意識して」休むことを心がけよう。

京都は逃げない。かつてのように必死で追い求めなくてもいい。私は既に京都の中にいるのだから。




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