組長

人間万事塞翁が馬。いきているだけでまるもうけ。

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最近の記事

本屋さんで、あきらかに高校生と思われる学ランにぐるぐるマフラーの男子が、「オレさ、株をすごい低い値段のときに売っちゃって大損しちゃったんだよ、、」などというので、おお、学生で資産運用か、と思ったて耳をそばだてていただら、「あつもり」と言うワードが聞こえてきて、ああ、、ほっこり。

    • 日常

      いろいろやんなくちゃいけないことが積み上がっているけど、疲れてもいたし今日はすべての約束をキャンセルして朝ご飯もつくらず洗濯もしないで朝寝をしてやれ、と決め込んだ。 ベッドでぐずぐずするのはサイコーだ。明るくなってもベッドでぐずぐず。寒くなってきた分お布団の心地よさと行ったらこの上ない。もうずーっとこのまま昼間でぐずぐずしていよう。と心に決めた。 が、ついにお布団からでなければならない自体が発生した。なんでだよ、わたしは昼間でぐずぐずしたいんだ。なんでお布団からでなくては

      • 不審なおばさん二人組ポテチを買って救われるの巻

        その寮は、のぼり坂の終わりぐらいにある。坂をくだってきて一番低いところに駅がある。駅からその寮まではだいたい3kmぐらいで、ずっと上り坂の一本道である。寮は教養部の学生向けであり、1年生が住むことができる。建物は3つあり、男子棟が2つ、女子棟が1つある。それぞれ渡り廊下、共用部分である食堂などを介して行き来ができるようになっている。全部で300人近くの学生が住んでいる。私は、ン十年前にそこではじめての大学生活を送った。若さと清廉さと汚さと貧乏と希望やら悩みやら好きや嫌いや自分

        • 日常

          皮膚科の待合室、隣の席の人が呼ばれた。 「まつもとひとしさーん」 思わず顔あげて見てしまった。きっとあの人は、人生何度もそんな不躾な視線を浴びているんだろうな。 ごめんなさい。

        本屋さんで、あきらかに高校生と思われる学ランにぐるぐるマフラーの男子が、「オレさ、株をすごい低い値段のときに売っちゃって大損しちゃったんだよ、、」などというので、おお、学生で資産運用か、と思ったて耳をそばだてていただら、「あつもり」と言うワードが聞こえてきて、ああ、、ほっこり。

          民生さん

          15年前、いや20年前、いいや、もっと前か。ミュージックステーションで、奥田民生さんがギター1本で『息子』を歌っていた。そのころ、確か世の中は、小室さんのユーロビートのリズムのヒット曲が蔓延してたと思う。そんな中でアコギ1本で大きな確かな声で歌う民生さん、しかも愛しているとか私はなんとか、みたいな歌ばかりの中、演歌かよ、っていうぐらいストレートすぎるタイトル、そして紺碧の海へ漕ぎ出せと歌う『息子』。まあ、ハートを射貫かれた。『息子』っていうぐらいなんだから、心を射貫かれた、と

          民生さん

          メモ(リアルとフェイクの間に)

          このお話は、あきらかに作っていますよ、というものであれば、その作品の中に極悪非道な振る舞いをする人がいても、見る側の人間はこれは作り物であることが前提になっているから、安心して心を揺さぶられることができる。ときに、迫真の演技だったりすると、演じている俳優さんのイメージが固定されてしまうこともあるが、それでも、作品は作品、ご本人はご本人と私たちは基本的に線引きをする。 リアリティーショーの場合、番組の中の人とご本人が同じであることが前提になっているので、見る側の人間は番組の中

          メモ(リアルとフェイクの間に)

          明日に架ける橋

          小野先生のお気に入りということで、TSB-BSのsongs to soulという番組をときどきみる。実は、DVDレコーダーに予約録画してあるので、火曜日の23時になると自動的にテレビがsongs to soulに切り替わってしまうから、見てしまう、というオチなのだけど。 今日は、サイモン&ガーファンクルの『明日に架ける橋』だった。ちょっと前にイトイさんがほぼ日のコラムで、“いまさらながらに歌詞に感動して、俺は泣いている”的な事をかかれていて、ほーそうなのか。と思っていた矢先

          明日に架ける橋

          夜中のポチッとな。

          年のせいなのか、居間で寝てしまうせいなのか、どうも夜中に目が覚めてしまう。 幸い、昼間眠くて眠くて仕事にならない、ってことはないので、眠くなるまでやりすごす。ベッドの傍らには、iPhone、iPad、NintendoDS、雑誌、漫画、本などが置いてあって、頭上の灯りをつければ、寝ながらにして、読書からゲームまでできるようにはなっている。暗いと紙の本は読みにくいので、iPad でダウンロードしておいた本やら、雑誌を拾い読みする。読み終えると『本を閉じる前に』という画面がでてき

          夜中のポチッとな。

          ああ、猫よ

          猫が好きである。 どんだけ好きかというと、小学生の時には野良猫をさわりすぎて熱がでて学校をやすんでしまったぐらい好きなのだ。 親は猫がきらいで、子どもの頃は猫が飼えないうっぷんを、お祭りで売られていたドギつい色をしたヒヨコを立派な白色レグホンに育てたり、金魚すくいでおじさんが最後にお情けでくれた小さな金魚をフナぐらいに大きく育てあげることで、はらしていた。そのうち興味は映画スターになり、アイドルになったり、サボテンになったりしていった。そして大好きなものは仕事になったり、家族

          ああ、猫よ

          森川曽文の雪松図

          雪松図といえば、円山応挙。というのを私はしらなかった。 ゴールデンウィークも最後、たまたま行った静岡県立美術館で「屏風爛漫」という展示をしていた。一番のメインは、伊藤若冲の「樹花鳥獣図屏風」だった。極彩色のドット絵。この企画の目玉でもあり、他の屏風とは一線を画す絵柄でもあり、展示の一番始めに飾られていてたくさんの人が足をとめてみていた。他には狩野山雪や長澤盧雪などの、どっかでみたことある名前のゴージャスな花鳥図や山水図などの屏風が次々と展示されていて、それはそれでとても見応

          森川曽文の雪松図