なぜそのコンテンツは読まれないのか?
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なぜそのコンテンツは読まれないのか?

やまもとはなか
「内容はいいと思ったのに、なぜか読まれない…」

こんな経験はないでしょうか? わたしは今までに、何度もその経験をしたことがあります。

「バズる=いいコンテンツ」だとは思っていませんし、「必要としている人に届くといいな」くらいに思いつつも、やはりそれなりに気合いを入れて書いたコンテンツが届かないのは残念なもの

特に最近は、一企業の広報担当としてメンバーのブログ発信をサポートしている立場でもあるのですが、中身のある内容であってもなかなか届かないな…と思うことが度々あります。

そうした背景から、どうすれば読まれるコンテンツになるのかを社内に伝えるべく、過去の経験から学んだことを言語化してみたいと思いました。

書くことに関する方法論は、すでに世の中にたくさんあると思います。ただきれいな文章を書けたとしても、そのコンテンツが読まれるかはまた別の話だと感じています。

そこで今回、わたしが言語化しておこうと思ったのは「文章の書き方」ではなく、「読んでほしい人にきちんとコンテンツを届けるための観点」です。

過去に出した個人noteも例示しながら書いてみましたので、気づきになる観点がひとつでもあれば幸いです!

結局、だれに読んでほしいのか?

「いや、そんなことわかっているよ。」と思われる方も多いと思います。

でも、書いているうちに「ここも伝えたい」「あの情報も入れておこう」といった感じで、最終的に "だれにも刺さらない" コンテンツになってしまっていることはないでしょうか? 

わたしが先日書いた以下のnoteも、最初は「スタートアップの組織人事や経営者の人に読んでほしいな」とペルソナを考えて出発したものです。

ですが、書いているうちに「アジャイルな組織文化も伝えたい」「スタートアップに限らず人事の人に届けたい」といったよくばりな気持ちがでてきてしまい、結果的に "誰つかず" のコンテンツになってしまっていました。(※現在公開しているnoteは、反省をもとに一度リライトしています。)

また多くの人に届けたいから、なるべく刺さる人が多そうなテーマを選ぶこともあると思います。それ自体は構わないのですが、一方で「だれに届けたいか」が曖昧になってはいけません。

「読者のパイを狭めてしまわないか?」は大切な視点ですが、それ以上に大事なのは、誰に読んでほしいかをバイネームで言えるくらいの具体的なイメージを持つことです。

わかってはいても意外とできていないのがこの観点であり、コンテンツをつくる上で最も大事な出発点だと思っています。

読んでほしい人にとっての「当たり前水準」はなにか?

次に「だれに」を明確にした上で、その人にとってなにがおもしろいのか? なにが役に立つのか?(両方あると最高のコンテンツだと思います)を考えることが大切です。

たとえば、比較的多くのスキがついた「採用スライドの作り方」のnoteは、参考になるスライドをまとめた記事はある一方で、どうやって制作したかのプロセスについては情報が全くなかったことから、作成プロセスをすべて公開することが読む人にとって役に立つと考えました。

また「なにがおもしろいのか」「なにが役立つのか」を判断するには、読んでほしい人にとっての「当たり前水準」を知る必要があります。

自分が感じている課題や感情を、他の人も同じく抱いているとは限りません。この記事を読む人は、普段どんな情報に触れていて、どんな感情を抱いているのか? それをおさえておかないと、独りよがりのコンテンツになってしまいます。

この水準がわかれば、どのような情報を伝えるべきかの取捨選択ができるようになります。読み手のリテラシーや持っていそうな前提情報にあわせて、なじみのある言葉を選んだり、用語の意味や背景を補足したりする。

いちいち辞書をひかないと読み進められないようなコンテンツは離脱されてしまいますし、逆も然りで、当たり前の情報にいちいち注釈がふられていたら、読む気が失せてしまう可能性もあります。

「当たり前水準のものは説明しない」「詳細は外部記事を引用して委ねる」「テーマから逸れる内容は含めない」といった観点で情報を取捨選択し、できる限り文章をスリム化していくことが大切です。

読んでほしい人にとって「情報の並べ方」はわかりやすいか?

だれに・なにを伝えるかが明確で、価値のある情報が書かれているのに、その情報の並べ方(構成)によっては伝わらないコンテンツになってしまうことがあります。

これに対しては、文章の論理構成には基本があるため、「過去→現在→未来」という時系列と「大(概念)→小(具体)」という枠組みの関係を意識することで、スッと読める文章を書くことができます。

「強調したい結論をあえて冒頭に持ってくる」などの細かい編集テクニックもありますが、基本的には上の2点をおさえれば伝わりやすくなります。

この記事を読んだ人に、どうなってほしいのか?(願い)

ノウハウというよりは書くスタンスに近いですが、この観点も大事だと思っています。

記事を読んだあと、どういう気持ちになってほしいのか? どういうアクションを起こしてほしいのか? ある種の「願い」みたいなものです。

このnoteであれば、がんばって書いている人のコンテンツがもっと多くの人に届くといいなと思っているし、世の中におもしろくてためになるコンテンツがもっと増えるといいな、という願いから書いています。

この願いが念頭にあると、たとえば「読む人が実践しやすいようにチェックリストを作ろうかな」とか、「すぐに使えるテンプレートも用意しようかな」といったような良い発想につながると思っています。

そしてなにより、願いを込めて書かれたコンテンツは、誰かの心にきっと刺さります。

なぜ、このテーマを自分が語ることができるのか?

さいごに、なぜこのコンテンツを自分が語れるのか? も大事な観点です。

コンテンツ自体の良し悪しはあれど、誰がそれを物語っているか? を読む人は気にしていますし、そこが共感や説得力を生むとも思います。

たとえばビジネス系コンテンツであれば、やはり実務で成果を出している人であったり、その分野に詳しいという認知がある人が書くコンテンツの方が、読んでみたいと思うのではないでしょうか。

たとえばわたしの場合、今回の内容であれば、過去3年半ほどWebメディアの編集者をしていた背景があるし、今もスタートアップのPRを担当しているので、語る意味があるかなと思いました。

逆に言えば、先日書いた「クレド策定プロセス」に関するnoteは、組織開発にあかるい人だという認知が全くないので関心をひきづらかったのだと思います。(他の1〜4の観点はおさえましたが伸び悩みました。)

記事を書く以前の話にはなってしまいますが、まず実務で成果を出す。自分で語れることを増やす。自分が感じたことは自分の言葉として書き留めておく。

これも読まれるコンテンツづくりに大事なことだと感じています。

まとめ

結論、どこまでいっても「読者目線」なのだと改めて思いました。

読んでほしい人のことを徹底的に考えられた記事は、気持ちよくスッと読めますし、たとえきれいな文章ではなかったとしても、共感/学びになる要素が心に残ると思っています。

さいごに、上記の観点を少し細分化してチェックリストにしてみました。

1. 誰に読んでほしいのか?
2. 読んでほしい人にとって、何がおもしろい / 役にたつのか?
3. 読んでほしい人にとっての「当たり前水準」はなにか?
4. 読んでほしい人はどんな「前提情報」を持っているか?
5. 読んでほしい人に「なじみのある言葉」を使っているか?
6. 読んでほしい人にとって「情報の量」は適切か?
7. 読んでほしい人にとって「情報の並べ方」はわかりやすいか?
8. タイトルとOGP画像は読んでほしい人が気になるものになってるか?
9. この記事を読んだ人に、どうなってほしいのか?(願い)
10. なぜ、このテーマを自分が語ることができるのか?

もし「結構自信があったのにイマイチ読まれなかったな〜」という経験のある方がいれば、これらの観点で振り返ってみていただけたらと思います。

(このnote自体が読まれなかったら、わたしも振り返って再トライしようと思います。笑)

とにかく、書くことはトライ&エラーが上達の近道だと思っています。なにかしらご参考になる部分があれば嬉しいです!

おしまい。

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やまもとはなか

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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やまもとはなか
株式会社GaudiyでPR・HRまわりをやってます。前職では「SELECK(https://seleck.cc/)」というWebメディアの編集長をしていました。お酒好きだけど、3杯が致死量。noteはゆるゆる書いてますが、色んな人とつながれたらいいな。