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【5歳がつくったお話】『宇宙の話』作・猪狩ケいジ

こちらは、我が家の長男・ケいジ(5歳)が初めてつくったお話です。

ケいジの将来の夢は語り部(物書き)。その夢のお手伝いをしたいと思い、一緒にひとつの作品に仕上げました。

2000字くらい、3分程度で読み終わるかと思いますので、ぜひ読んでいってください🙌

そして、もしよかったら
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感想コメント✍️
いただけますと幸いです。

ちいさな作家先生の夢を応援いただけると、母としてはうれしく思います。

では、どうぞ!

『宇宙の話』
作・猪狩ケいジ
絵・生成AI

ーーここは、とある世界線の宇宙空間ーー

宇宙にとって地球は、宝箱に入った宝石のような存在です。

なので、隕石が近づくと月が地球のことを守ってくれる約束になっていました。

「僕たちで力をあわせて、きれいな地球を守ろうね」

宇宙と月にとって、地球はとても特別な存在だったのです。

ある日、きれいな地球をねらってたくさんの隕石が襲ってきました。

「この地球を俺によこせ!!!」

月は隕石の前に立ち塞がります。
「また来たな、隕石!そうはさせないぞ」

月は隕石のとっしん攻撃をかわして反撃していきます。


倒しても倒しても、魚を追いかけるカジキの100倍の速さでせまってくる隕石たち。

「なんだろう?いつもと様子が違うぞ?」

そこへ……。
あたりが急に真っ暗闇になりました。

「はーっはっは!その地球をよこせ!そうしなければ、お前らみんな、やっつけてやるぞ!」

大きな体に小さな丸い目。
真っ黒な体のブラックホールでした。


「ブラックホールだって?!」

これには宇宙もびっくりです。
まさか、隕石のボスであるブラックホールが自分からここまでやってくるとは思わなかったのです。

「俺の体からいくらでも隕石を出せるのだ!地球も、俺の体の中に吸い込んでやるぜ」

襲いかかるたくさんの隕石とブラックホールの吸い込みの中、月は必死で地球を守ります。


と、そのあいだにブラックホールは宇宙本体を狙ったのです!

「いまだ!隕石たち、宇宙を攻撃しろ!」
「な、なんだってぇ?!」

いっせいに隕石攻撃を受けた宇宙は、混乱してしまいました。

「あっぱらぱっぱらぱ〜〜〜」
「宇宙さん!!!」


星たちの動きに指示を出す宇宙が混乱状態になると、星たちも暴走してしまいます。

「宇宙さん!宇宙さんしっかりして!!!」
「ぺろぺろぱ〜」

「ぐぬぬ…!もはやここまでか……!」

と、その時です。
「あきらめるのは、まだ早い!俺がいるぞ!」
「この声は!」

なんと、助っ人の火星が駆けつけました!

火星の繰り出す炎の爆弾は強力です。ブラックホールと隕石たちを追い込みます。

隕石たちも、負けてはいられません。
宇宙や月、火星のすきをつこうとします。

「ぐうう、なんて強いんだ!でも負けないぞ!俺たちで力を合わせて、なんとか地球に近づこう」

隕石が隣の隕石に声をかけると……
「だまされたな!ぼくは月の隕石!宇宙さんの味方!」

「つ、つきの隕石だって?!」

月が生み出した「月の隕石」は、見た目は敵の隕石とそっくりだけど、実は宇宙の味方なのです。

ふいをついて、隕石をたくさんやっつけました!


火星も、たくさんの爆弾を投げて助けてくれます。しかし、爆弾を投げすぎると困ったこともあります。それは、宇宙も大火事になってしまうことです。

あわてんぼうの火星は、うっかり爆弾を地球にも投げてしまいました。危ない!

水星が慌ててやってきて、火を消します。

「大丈夫?火を消してあげるよ」
「ありがとう!僕の爆弾が当たっただけだから、気にしないでね」


星たちが協力して地球を守ります。

ブラックホールは慌てました。
「こ、このままでは味方の隕石たちもみんなやられてしまう!一度隕石たちをアジトに戻そう!」

地球側に近づいて、隕石たちを吸い込もうとするブラックホール。

「味方の隕石たちを守らないと!」


でも、宇宙たちは、ブラックホールがトドメを刺しに地球に向かってきたと思ってしまったのです。

火星は地球を守るために、ブラックホールに爆弾を投げました。

「そうはさせないぞ!」

ブラックホールに投げられた爆弾は吸い込まれて、アジトまで吸い込まれていきました。

「これじゃあ、アジトが大火事だ…隕石たちも燃えてしまう。急いで帰ろう」

大急ぎであたりにいた隕石たちを吸い込んで集めると、ブラックホールは言いました。

「覚えていろよ!このままでは終わらないからな。いつか、きれいな地球を持ち帰ってやる」

隕石たちがいなくなって、宇宙の混乱もなおりました。



「はっ…私はいったいなにを……」
「もう!宇宙さん、こっちは大変だったんですよ」

こうして、宇宙の平和、そして宝物である地球の平和は守られたのでした!

そのころ、ブラックホールのアジトでは……

水星が様子を見にきていました。
「まったく……かわいそうだから、火を消してあげましょう」

ブラックホールは「ありがとな!これからは宇宙と仲良くしようかな」と言いました。

おしまい。


制作秘話


きっかけは、お風呂の中で話してくれたお話でした。

「地球は宝石みたいに綺麗だから、月が守ってるんだよ」

そこから、ストーリーが湯水のように湧いてくる湧いてくる。

これをまとめてお話を作ったらどうだろう?と提案。本人も「ママ!メモしといて!お話つくろう」と乗ってくれました。

構成を組み立てるのはお手伝い。

・「はじめ」「なか」「おわり」にしてみよう
・お話には、はたらく細胞みたいに「ピンチ!どうしよう!」があると盛り上がる

ということを伝えてたら、あいだのエピソードを考えてくれました。あとは「ここのセリフどんなこといいそう?」質問して……30分くらいで完成🫶

イラストは基本はAIに書いてもらってます。
ものによりたまにフリー素材(canva)。

お絵描きばりぐっどくんに、長男が指示を出して描いてもらったものです✍️


せっかくの処女作なので、しまうま出版で製本予定。先日発注して、4/4ごろに届く予定!家族でワクワク楽しみにしているところです。届いたら、また様子をご報告させていただきます。


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