デザイン超初心者の私が、推しモチーフのオリジナルマステを作ってみた話
推しのグッズがないなら、
自分で作ればいいじゃない
（↑「パンがないならお菓子を食べればいいじゃない」的なノリで読んでください）
というわけで
作ってしまいました「推しグッズ」！
見てくれ〜〜〜！！！
『源氏物語』花宴巻をモチーフにした、オリジナルマスキングテープです！！！！！！
0.なんでこんなことになったか
もうね、ずっとね、思ってたんです。ええ。
宮沢賢治や、太宰治や、梶井基次郎のような近代の作家さんたちのオシャレ文房具を見るたびに
いいなぁ！！！🥺
平安文学のこういうのも欲しいなぁ！
あったら絶対買っちゃうのになぁ！
誰か作ってくれないかなぁ〜
そうしたらですね、先日突然声がした。
ないなら自分で作ればいいじゃない
ん？なんだ？
マステを自分で作れるサイトあるんだから
自分で作ればいいじゃない
私の心の中の「「「オタク」」」が囁いている…？！
というわけで（どんなわけだ）
デザイン超絶初心者、アイビス歴4ヶ月の素人of素人の私が、勢いだけで「推しグッズ」を作り始めて注文に漕ぎ着けるまでをなんとなくザックリ振り返ってみたいと思います！！！
兼好も「なにごとも先達の話聞いとくのがよき」って言ってるし、もし私みたいな超絶初心者の方が「推しのマステ作ろ」ってなったときに参考にしてもらえたらいいかなと思います。
俺の屍をッ！超えてゆけぇ！
なお今回利用させていただいたのは、「pixivfactory」さんです。
1.デザインを考える
まず、マステにしたいデザインを考えます。
いつも書いてる「きぞくま」とか子どもたちのイラストとは違い、手元に残る・お金を払って形にする・そしてなにより「自分が使いたい、心ときめくもの」であるが重要！🥺
いつになく、あれこれ考えるワタシ。
『源氏物語』の中でも特に「花宴」が好きなので、「花宴」にすることは早々に決定！
「俺、誰からも許されてるんで」って
政敵の婚約者と恋仲になっちゃう
イキリ倒し源氏が可愛くて好きです
仮にどこかの会社から『源氏物語』マステが出ることになったとしても（既にあったとしても）、恐らくそれは「宇治」「葵」「須磨」「紅葉賀」とかなんじゃないか、とか勝手に想像。
花宴巻で重要なモチーフを入れながら、人物は描かないで抽象的なデザインに落とし込みたい。
✔️花宴の主役、桜！🌸
✔️朧月夜🌙
✔️源氏と女君が交換する扇🤟
✔️最後「御手をとらへる」のを想起させる扇の重なり💓
色味は、春の夜のイメージで薄ぼんやり、煙った感じ。あわーく。私が好きな、紫・ピンクあたりをメインにしたいなぁ。
ラフをいくつか描いて……
なんかできそうな気がしてきた！！！
ちなみになんですけど、
手書きしてたラフをデジタルの下書きにしようとしたらデジタルペンの電池が切れてしまって「くうううう」ってなったので（不手際おおすぎる）
下絵を「canva」で作ってみました。
canva便利すぎるね🥺✨
無料モチーフだけでここまで形にできました。
今見ると実際の出来上がりと比べて、色味は全然違うwけど、大体のレイアウトはここで固まってたな〜という感じがありますね。
2.デザインを形にしていく
さあ！いざ！アイビスで描いてみる！
実際に描いてみると…
何回も何回も描き直し！
めちゃくちゃ時間かかった！
はい、そうそううまくいきませーん
そもそも、抽象的な「手書き感がない」イラストなんて描いたことないんだから当たり前です。
それに、「自分が使いたいマスキングテープ」っていう確固としたコンセプトとイメージが脳内にあるもんだから、「違う！こうじゃない！🤦🏻♀️」みたいな自分との擦り合わせ作業って感じ。
久々に味わう、産みの苦しみィィィ
ただ、デジタルイラストだから何度でもやり直しができる、手軽に直すことができるのは本当にすごいなと思いました。「複製」ってすれば増えるし。
手書き感をなくすために、アイビスに入っている定規や、図形描画をいろいろ試したりもしました。いや〜めっちゃ便利ね。未来ずら〜！
自分が小中学生のときにアイビスがあったら、多分ずっと絵描いてたと思う。勉強なんて手につかなかったろうな、今の小中学生はえらいな、と思いますね。
そんなこんなで、スクエア型のイラストが完成！
それっぽい！それっぽいぞ！！！（？）
3.へぇ、pixivもグッズ作ってくれるんだ
などと思いながら、さあ、もう埋もれに埋もれていたpixivアカウントを引っ張り出してきます。
オタクのくせにpixivにお世話になっていないのは、「巡回し始めると容易で朝になる」「時間が溶けていく」という恐怖からでしたが、こうしてアカウントをこじ開けてしまった今、私の今後がどうなるかは神のみぞ知る。否、私が一番よく知っている。
ホーム画面に私の歴代の推したちが
「おすすめ」として並んでいる……！
はっ。いかんいかん、推しのマステ作るんだった（もう何がなんだか）
4.注文サイズにデータを編集する
さて、ズブの素人。ここで気づく。
スクエア型で描いたものを
どうやってマステ注文のサイズに
すればいいんだ？
いや、スクエアサイズと、マステ注文のサイズ両方描くつもりだったからそれはいいんだけど、どうやったらこのサイズになるのかよくわからない
いちから描き直すのか？
今もうかなりの時間をかけて描いたのに？
…………
複製！投げ縄！移動！！！
（私が知りうる全ての知識を動員）
わ！なんかそれっぽい！
いいじゃんいいじゃん！
だがしかしBut
あれ……なんでだ……
合わせて直したはずなのに……
結論から申し上げますと、
サイズ表を見てなかったんですね
ばか？ばかなの？？？？と、今ならわかる。
いや、わかっていたはずだ。あのときの私も。
でも、ズブの素人×「はやくつくりたい！！！」「デザイン考えたい！！！」と猪突猛進・衝動性スイッチオン！の私の脳みそは、「サイズ表を探す」の工程にたどり着くことができなかった。
「マステを作る！」って押すとそのまま注文画面に飛べてしまうので、サイズ表を見るためには「マスキングテープ」の紹介ページをスクロールしていかないといけないのであった（今見た）
まぁそんな人間私くらいならものだとは思うが、他の人が同じミスを犯さないように敢えて言おうッ！
サイズ表は必ず見てねッッッ！
というわけで、ここから更にサイズに合うようにお直ししまくる地獄のような時間😇🙏
5.つなぎ目を確認する
そしてようやくようやくようやく……
うわあああああそれっぽーーーい！！！
すごい！すごい！（小躍り）
……ん？
つなぎ目を確認する……？？？
あ、そっか。
マステだから、
イラストが左右で連続するように描かないと
デザインがプツプツ切れちゃうのか！
……あれ？？？つまり？？？
あああああーーーーーん
DE！SU！YO！NE〜〜〜！！！！！
この段階で私は「あ〜〜〜しんど〜〜〜この戦いが終わったら、絶対一部始終をnoteに書こ……」と決めたので、この画像はその場でスクショしました。
くう〜〜〜〜
逆に、エンドレスに続く模様ならもうここは気にせずポチッ！でいけるんだな〜と勉強になった。
次もし作ることがあったら、もっと早く仕上げられる自信がモリモリある！！！！しかし「次」があるかどうかわかんなすぎる！！！
私は！いま！
めちゃくちゃ遠回りをしている！！！
6.ラベルのデザインする
なんやかんやで（もはや割愛）ようやくいい感じにデータを枠に収めることに成功したので、「ラベルデザイン」に進む。
目が死んだけど、地獄から抜け出したことで心は生き返った。やっぴー！
pixivfactoryさん、ラベル（マステのお腹のところ）も作ってくれるそうで、ここがあると一気に「お店で並んでるマステみたい〜！🥺」感！文房具オタクとしてはテンションあがります。
かわいい〜！！！！！！
ここはスクエア型のデータを描いていたことが功を奏し、サクッと仕上がりました。
フォントもいろいろあって、選ぶのが楽しかったです！🥺✨
こういうラベルにしたい！というのかある人は、
ラベルデザインを用意しておくのを忘れずにネ！
（急に偉そう奴）
7.完成！そして注文へ！
ここまできたら、あとはもうサクサク進んでいくのみ！！！ぽちぽち！！！！
うわあああああ！労われたァアアアア
ここまで長かった！いつになく長く集中して粘り強く取り組んだ！！！！！！えらい！！！新しい評価評定の第三観点「主体的に学習に取り組む態度」で確実にAが取れるレベル！！！（教員以外に伝わらない小ネタやめろ）
そのまま注文画面にスムーズに移行できる「販売したい人は販売の画面にもいける）ので、流れるように注文画面へ🏃♀️
届くの2月！！！
うっ…2月か〜〜〜忘れた頃に届くねw
まぁしかたない！！！2月といえば、旧暦では春！ちょうどいいタイミングで手元に来るわけですな🥰
イベントとかで使いたい！という
明確な「締め切り」「ゴール」がある場合は
早めの注文がよろしいかと思いました（誰目線）
そんなわけで！！！
できちゃいました！！！
デザイン超初心者でも
推しモチーフのオリジナルグッズ
作れちゃいましたよぉおおおお
本当はもっとスムーズなはずなのに私が無知無知の無知なせいで無駄に遠回りして時間かかってしまった😇
pixivfactoryさんはめちゃくちゃ簡単にデザイングッズを発注できるサイトです！！！もたくさしてるのは私がアホなせいです！！！pixivfactoryさんはなんも悪くありませんのでみなさん奮ってご利用ください。
pixivfactoryさん！ありがとうございました！
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
しかし、もたくさしたぶん、そのぶんデザインに思い入れができたかな？！とも思います。
つい先日までは、自分が描いたものをあとから見返したくない！とまで思っていたわけだけど
今回は、妥協しないで、何回でも直して、時間をかけて仕上げたので、出来栄えは素人並みかもしれないけれど、自分自身としては納得してるし満足しています。
結局、こういう経験の積み重ねが大事なのかもしれないですね。腰を据えて、自分が満足できるところまで粘る。粘って、突き詰めて、ウーンってなっても、それでも「完成させる」こと。「これが今の私」ってところで、手放すこと。
2ヶ月経ってマステが届く頃には「2ヶ月前の私、下手くそだな〜」って思うかもしれないけど、それはそれで私の成長なんだろう。
なんかいい話っぽく終われそう〜
グダグダもたくさ書いてたから、ここまで読んでくれてる人なんているのかわからないけれど…
おーい、見てるぅ〜？！
ここまで読んでくれてありがとうございました！
おまけ 出品もできるらしいね
（記事終わらんのかい！）
さっきちらっと書いたけど、pixivfactoryさんで作ったグッズはそのままオンデマンド販売ができるみたいです。
私はまだ登録も販売もしていないのですが、開設してみるのも面白いかも？も思ってチラチラ見ております。販売系のサイトもいろいろあって、どこがどう違うのかわからなくて難しい。
日々更新〜更新♪ですね！
（岡崎体育「おっさん」より）
※追加①
BOOTHさんに出品してみました
『源氏物語』花宴巻イメージマスキングテープ
ここから購入できるように設定してみました。
気になった方、ぜひ覗きに来てみてください🤝💐
※追記②
suzuriさんに出品してみました
せっかく横長とスクエアのデータがあるので、マスク、タンブラーなど、いくつか出してみました！
ぜひ、ズッキュン💘しにきてね🤟🌈
いつもお読みいただきありがとうございます！ いただいたサポートは、銭湯巡りで息子たちと瓶牛乳飲むときに使わせていただきます🐄♨️