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サメとナポレオンフィッシュ:3月1日の旅日記

インドネシア、ラジャアンパットの3日目は、午前2時半に目が覚めた。その理由は外から聞こえてきた音楽。うるさいというわけではなく、あまりに美し過ぎて聴き惚れてしまい、眠れなくなった。ギターと歌、たぶんパプアの音楽なのだろう。完璧なハモリで、うっとりした。音量でいうなら、波の音の方がうるさかったくらいだった。クリスがいうにはおそらく他の島か村でウエディングか何かあって、ちょっとお酒が入ったその帰りにボート上で気分よく歌ったんじゃないかって。

インドネシアはイスラム教の国だから、アンチアルコール。外国人観光客として、お酒が入手できないわけではないが、非常に高い。私たちは、シンガポール以降、禁酒の日々が続いていて、もう4週間になる。けっこうがんばってるね。えらい、えらい。離島では、イスラムよりもクリスチャンが多い場所もあって、私たちが今いる場所もそうだと思う。

素敵な音楽で起こされて、しばらく聴いていたけど、いつの間にか眠ってしまったらしい。朝起きると6時すぎで、いいお天気。さっそく海でひと泳ぎして、朝食を食べてシュノーケリングに出た。

昨日と同じルートだけど、今日はサメを三匹も見た。海亀は若いのが一匹。その他にたくさんの魚たち、大きな魚もうじゃうじゃいた。ブナケン島の同じゲストハウスに泊まっていたダイバーたちが、いつも口にしていたのが、ナポレオンフィッシュ。もしかして、これがナポレオンじゃないかな、と思う魚もいた。そして、それはやっぱりナポレオンフィッシュだったと後で確信する。

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