キグナス。
雲海を切り裂いて羽ばたく。
上昇氣流と仲良くして、
よく見える、ところまで。
一晩中探してたから、夜の色になっちゃった。
君との話。
沈黙の波間。
何がそんなに哀しくさせるのか、
空中に漂う視線を追いかけた。
見落としたものがあった。
知らないことがきっと、たくさんあった。
わたしに与えられるものならば、
わたしの目の前を通り過ぎたりはしない。
必然とは、後に振り返ったときに、
その意味を理解する。
否。後に振り返ったときにしか
わからないとも言えるし、
後々、過去の出来事に大きな意味付けを
せざるを得ない、こともある。
過去は変えられる。
起こってしまった出来事を、
なかったことにはできないけれど、
その出来事にどんな意味付けをするかは、
自分次第。
だから過去は変えられるし、変わってしまう。
大事なひとを、ずっと、探してる。
昼は雲海の白に、映える色で。
夜は輝く、白鳥として。
氣づいてほしい。
あなたはひとりじゃ、なかったのに。
自ら溶けていった、深くて暗い、海の中。
ひとりきり、きっとどこかを、歩いてる。
見つけるよ。きっと。
見つけてね。ずっと、翔ぶから。
星の向こうでもし、逢えたら。
寂しいも。悲しいも。
もう、言わせない。
flag *** hana
今日もありがとうございます♡
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?