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ライターと名乗ることについて繰り広げる思考。


ちょっと自分がライターと名乗ることについて、実は違うんじゃないか…?って思ったりしているんです(え?)。なにも、『書くことを辞めたい』とは言っていません。ご安心ください(ん?)。

あまり書いてこなかったかもしれませんが、今日はわたしのお仕事の話を書こうと思います。興味のある方だけ読んでくだされば幸いです。

『ライターって、なんとなくわかるけど、何をしてるの?』って、意外と多くの方にされる質問なんですよね。

巷で、

〇ウェブライター
〇コピーライター
〇フリーライター

などのカタカナを見たこと、聞いたことがあるかと思います。『”何かを書く人” なのかはわかるけど、結局何を書いているの?何をやってる人なの?』というイメージなのでしょう。わかります。わたしもそう思います笑。

たとえば広告業界のライターさんであれば、クライアントさんのためにキャッチコピーから商品やイベント等の詳細な説明まで、集客、宣伝用の言葉を紡ぐでしょう。ある特定の専門分野に特化したライターさんもいます。得意分野における情報誌やウェブサイトに掲載する記事のために、言葉を紡ぐ場合もあるでしょう。
たとえば、建築業界で働いていた経験から、そちらの業界には多少明るいとします。その知識を活かして住宅や不動産会社における住宅販売のPR記事、あるいは特定の物件の特集ならば、駅周辺の取材なども含めた記事を書く、というようなことです。

ライターさんが書いている文書の内容は実にさまざまです。紹介しきれないですし、わたしごときがすべて知っているわけではありません。未だに『そういう記事の依頼、仕事があるのか…』と知らないことが多々あります。

とはいえどの方も、文書をご提供するのが基本かと思います。しかしたとえば、写真が得意でカメラマンも同時に引き受けられている方であれば、写真とあわせてデザイン込みで納品されている方もいるでしょうし、テキスト形式で文書だけ納品し、あとはクライアントさんがHP等にアップするという形式もあるでしょう。正直、本当にいろんな方がいて、いろいろなお仕事の仕方があると思います。

ライターと一言で言い表せても、得意分野も違えば表現したいものも違います。使う媒体も異なります。本当に多種多様。

ここでわたしの話になり恐縮ですが、実は今のメインのお仕事は、企業様の情報発信のお手伝いなんです。

情報発信は今や大切…という域を超えて、命綱と言っても過言ではないほどの地位を占めているとわたしは感じています。『私ここにいるよー!私こんなことしてるよー!』ということを、自らも発信していかなければならない時代に、言葉はとても重要です。

たとえば、『話すのは得意だけれど書くのは苦手、書けない!』という方がいます。noteで発信されている方は書くのが上手な方ばかりかと思いますし、書くのが好きな方が多いかと思いますが、本当に書くの無理!という方が、多いんです(書きたいけれど多忙で無理…という方もいますが)。

自分の想いをアウトプットするとき、皆さんは何を考えるでしょうか?どのようなアプローチで外側に表現するのでしょうか?さまざまだと思いますが、そもそも、自分がどうやって言葉にしているのか…考えたことはあるでしょうか?ところで教わった記憶はありますか?わたしは文章の書き方を学校で習った覚えはありません(これまで教えてくださった国語や現代文の先生方には申し訳ありませんが)。わたしの記憶が正しければ、読解力だけをひたすらに求められた氣がします。今の教育がどうかは知りませんが、書き方を教わった記憶は、正直皆無です。専門学校や大学などで学ばれた方はいらっしゃるかと思いますが、高校時代にまで記憶を遡らせても、全く記憶にないのです(わたしはど真ん中の理科系なので大学でも学んでいませんごめんなさい)。

『書きたいけれどどうやって書いたらいいの?』なんて、今さら誰に聞いたらいいのかも、わかりませんよね。そういう方たちの相談に乗っているうちに、なんとなく今の仕事が確立されていったところは否めません。ありがたいことです。いろんな方のご相談に乗っていると、本当に書くことに苦手意識を持っている方が、非常に多いと感じます。

わたしはそういった方の相談に乗りながら、ご自身の想いを必要な方にお届けするために、わたしができるサポートを一緒に模索しながらお仕事をさせていただいております(他にもいろいろ書くことでお手伝いはしていますが)。

お話して、外側の世界へ発信したい自分の想いを共に紐解き、第三者に届く文書にしていく。ざっくりいうとわたしの仕事はこんな感じです。

仕事の仕方としては、添削しながらアドバイスしたりもしますし、ただお話をすることで考えがまとまる!とおっしゃってくださり筆が進む方もありがたいことにいます。(『本当は自分で書きたいんです!』という方はそれでもいいと思っています。お役に立てるならお話を伺うだけでもいいんですわたしは。)お客様自身が、『なーんか上手く言えていない氣がするんだよね…』と自らおっしゃることもあるし、わたしが『なんとなくお客様のお伝えしたいことの核心に触れていない氣がするな…』と思うこともあります。引っ掛かるところがある場合に、『こういうことではありませんか?』と質問を繰り返し、紐解き、少しずつ形にしていく。そんなときもあります。

先日、あるお客様に言われました。
『彫刻家みたい』と。
もし彫刻家の方がこの記事を読んでいらしたら(いるのか?)、もしかしたらごめんなさいと言わなければならないかもしれないのですが、お客様の表現なのでどうぞご寛大に、おゆるしください。余分を取り除いて形にしていってくれる、という意味でそう言われたのだと受け取っています。

素直に嬉しかったですし、『まさにそういうことがしたいんです!』と改めて思いました。わたしは誰かの想いを聴きたいし、言葉にしたいのです。その人のこれまでの人生、バックグラウンドから、なぜその事業をしたいのか、誰を幸せにしたいのか、そういうことを聴きたいのです。そうして見えてくる利他の心を全力で応援したいのです。わたしにとって、とても楽しくてやりがいのある仕事なんです。

わたしはどんな記事でも基本的に書けます。取材によるレポート記事、議事録でも何でも、何かをまとめることも、基本的にできます。
好きか嫌いかは別です。得意か不得意かも別です。自信満々だと思われたくはありませんが、やれと言われたら書けます。

しかし一番得意で、且つ最もやりたいことは、人の想いを言葉にし、文書にすることです。もしくは、想いを言葉にする、サポートをすることです。

わかりやすければいい。今より伝わればいい。
そう思われる方とは、正直相性は良くないです。テクニックさえあればいいのなら、他にもっといい人がいると思います。

言葉が言霊であることを理解し、且つ必要な人に届けたいという想いがある方とは、相性が良いと思っています。以前別の記事に書いたのですが、わたしは言葉で縁結びをしていますので、そのあたりのことを理解されている方とお仕事をしたいと常々思っていますし、利他の心でお仕事をされている方に貢献したいのです。

元来わたしは縁の下の力持ち的な、表に立つよりも裏で支えるほうが向いています。ひっそりと、しかし大黒柱のような立ち位置のほうがが向いていて、サポートに回りたいのです。

ここで、唐突に今日のタイトルに戻ります。

そもそも、ライターという言葉を使っている理由は、ただ、わかりやすいからです名乗るときに、何か文章を書いている人だと、一番伝わりやすい言葉だと思っているからです。

しかし、ライターとは、何かを文書化し、ライターですと名乗った瞬間から、ライターなのです。今この瞬間から、誰でもなれると思っています。本人にそのつもりがあるかないかは別として。そして、収入の有無に関わらず、記事を書き、どこかに掲載し、本人が『ライターです』と名乗ればライターなのです。わたしはそう思っています。

一緒にしないでほしい、とかそういうことを言いたいのでは決してありません。ただ、あまりに、わたしのしたいこと、していることとかけ離れている氣がしてならないのです。

アドバイスもします。取材記事も書きます。総合的に判断してライターと名乗ることに嘘はありませんし、現にこれでもかというくらい、書きまくっています笑。しかしながら、わたしがやりたいことは、『ライター』という世間一般の言葉のイメージとはかけ離れ、この肩書がどうにも自分に合わない氣がしてならないのです。

『わたしって何者なんだろう?』と、社会における自分の立ち位置を表すベストな表現を、実はずっと考えております。
この自分の中での押し問答はしばらく続くと覚悟しております。いずれ、ライターではなくなるかもしれないなーと、今日改めて思ったので、備忘録としてこのnoteを書きました。

ライターさんで同じように思っている方がいたら、ぜひ教えてほしいです。一緒に解決したいくらいです笑。

とはいえしばらくはライターなので、まだライターやっとるやんけ!とかお願いだから言わないでくださいね。お願いよあなた笑。

長くなりましたが、わたしにはしたいことがたくさんあって、書きたいことがたくさんあって、とてもありがたいけど大変(!笑)なのですが、noteでシリーズ化している ”ギフト” をおおよそ2か月半ぶりに、明日アップしようと思っています。

(過去の記事はこちらにまとめてあります。)


取材させていただき、そして言葉にして、やはり利他の心を忘れず、こんなご時世でも誰かのために自分のできることをしている人というのは、本当にステキだなと改めて思っています。お時間をいただきお話をお伺いできることが、本当に幸せです。ありがとうございます。

久しぶりの記事になりますが、お読みいただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。




あー今日もいっぱい考えたなー。おやすみなさーい。




flag *** hana


今日もありがとうございます♡





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