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日常の話

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生活の中で感じた事や出来事
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#猫写真

ちょっと婦人科へ

月経不順が続き、婦人科へ行ってきた。 数年前にもそういうことがあり、トルコで婦人科へ行ったことがある。その時は子宮頸管ポリープができていて、「すぐに取れますよ〜。今から取りましょう!」と気軽に言われサッと処置されたのだけどなかなかの激痛だった。「服を着て(処置室から)出てきてくだいね。」と言って先生と看護師さんは処置室から出て行く。えっ?もう終わり?と思いながら診察用の椅子から降りたとたん、足に力が入らなくてペタンと座り込んでしまった。初めての経験でビックリ。先生に助けを求

ロックダウン。

4月26日(月)の夜、トルコのエルドアン大統領が発表した。 「平日週末問わず、年齢や日中・夜間問わず、4月29日(木)の19時~5月17日(月)の5時まで外出禁止」 サプライズ発表が好き? コロナ関係に限らず、トルコではたまにサプライズがある。それにより、まぁまぁ、生活に影響が出てくる。 今トルコでは、毎年約1ヶ月間行われるラマダン(断食月)期間中。4月13日から始まり、それが明ける5月12日はRamazan Bayramı Arifesi(断食明けの祝祭前夜)、5月1

パン屋さんから後を付いて来られた話

以前住んでいたアパートの近くに、石窯のある小さなパン屋さんがあった。子供と散歩に行くとき、たまにそこでおやつ代わりにSimit(シミット・ごま付きパン)を買い、近くの公園に行って食べるというのが楽しみだった。 秋のはじめ頃だったか、いつものように子供と散歩に出かける際、パン屋さんに寄った。子供はまだ3歳になっていなかった。 トルコでは老若男女問わず、小さな子供たちをとても可愛がってくれる。小学生の男の子でも、小さな我が子を見かけて「可愛いね」などと言って頭をなでていったり

マーケットが嫌いになりそうな日々(モノの価値とは何なのか)

最近、マーケットに買い物に行くのに足が遠のいている。 マーケットまでは徒歩一分。けして遠くない。 コロナが広まってから、トルコではいろいろと規制もあり遠出をしていない。外出といえば、日々の生活のために食料品や日用品を買いにマーケットに行くことと、運動がてら散歩に行くこと。 それなのに、唯一の楽しみの食べることに関して邪魔する出来事がある。インフレだ。数年前から値段が上がってきていたことは感じていた。日常よく買う食料品が徐々に値上がりしていき、今は3〜4倍くらいの値段になっ

壊れた蛇口

冬のになると思い出す。2年前の冬、水道の蛇口が壊れた。 その日は、いつもより少し朝早く起きなければならない日だった。温かい布団から出たくないな、と思いながらも頑張って起きる。 部屋から廊下に出ると、いつもの朝と違い、聞き慣れない違和感のある音が聞こえてきた。何の音だろう、と音の方に行ってみると、個室トイレから聞こえてきているようだった。 我が家にはトイレが2つある。個室のトルコ式トイレ(日本の和式トイレに近い)とバスルームにある洋式トイレ。トルコ式トイレの方は、前の住人

心無い言葉にどう対応することが正解なのか

「チン!チャン!チョン!」 アジア人を蔑視した人種差別用語だ。 子供と買い物に出かけ街中を歩いていると、通りすがりに言われる。その日は人通りも多かった。言ったのはチラシ配りの男性で、立派な大人。同じチラシ配りをしている仲間と笑っている。 心無い大人の一言で、一緒に歩いている子供が涙目になった。 小学4年生の子供は、自分がアジア人に見られることを意識し始めた。特に、コロナが中国から始まったと言われ始めた頃、マスクをしていてもアジア人だとわかるため、道を歩いているとき、「今

お正月はいつもと変わらない日常

2020年12月31日は早々にベットに入った。 眠くて起きていられないから、もともとカウントダウンする気がない。子供はもっと起きていられそうなくらい元気だが、一緒にベットに入る。 一眠りして、たまたま目が覚めたら23時59分だった。下の家からなのか、にぎやかな声が聞こえる。年が明けてしばらく大合唱が聞こえていた。そのまま大合唱を聞きながらまた眠りに落ちていった。 12月31日は子供の学校のオンライン授業はいつも通り行われていた。 トルコでの年末年始について書いています

どうやって年末年始気分を味わおうか

もうすぐ新しい年が始まる。だが、トルコに来てすっかり慣れてしまったが、トルコでは日本のように年末年始の気分が味わえない。 だいたい年末もいつもと変わりがなく、12月31日は仕事や学校が半日で終わり、新年の最初の日、1月1日は休みとはなるが、2日からは「通常」だ。おまけに新年だけどクリスマスツリーとそっくりな「Yılbaşı Ağacı・年始の木」が飾ってある。「Noel Baba・サンタクロース」もいる。そのため日本人としては、年が明けても全然お正月気分になれない。 クリ

市バスでの出来事

ケンカだ。 市バスに乗っているときに乗客同士のケンカが始まった。前の方でおじさんと若者が何か言い争いをしている。ケンカの内容はよく分からない。 えっ?ケンカ?怖い!バスを降りる? 最近はコロナが広まったせいで市バスにはほとんど乗っていない。毎日の新規感染者数が世界二位のトルコ。人が集まるところには行きたくない。市バスなんて特に「密」な状態だ。でも、どうしてもバスに乗って出かけなくてはいけない用事があった。 そんな中でケンカに遭遇。 ラッキーなのかアンラッキーなのか。

見た目は同じだけと同じじゃない話

トルコはイスラム教の国なので「クリスマス」はない。 しかし、年末、年始に「Yılbaşı Ağcı・ユルバシュ アージュ(年始の木)」や「Noel Baba・ノエルババ(クリスマスのお父さん・サンタクロース)」が登場する。 見た目はクリスマスツリーとサンタクロース。でも、これらはクリスマスのためではなく、新年のための飾り付けだ。12月25日が過ぎても、お店にはクリスマスツリーとサンタクロースが飾ってあり、新年が明けてもまだまだ街では片付けられることはなく当たり前のように飾っ

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ちょっと一服

パザール(市場)の話

私が住んでいる地域でPazar(パザール・市場)は、日曜日、火曜日、金曜日に開かれる。 金曜日のパザールが一番大きく、出店しているお店の数が多い。 野菜や果物の八百屋を中心に、食料品関係(チーズ、ナッツ、サルチャ、ユフカの皮、香辛料、オリーブ、お菓子・・・等々)、衣料品屋、雑貨屋、鞄屋、靴屋、金物屋、生地屋、手芸用品屋、おもちゃ屋、絨毯屋、布団屋、花屋、魚屋など、あらゆるお店が出ている。だから、金曜日のパザールに行ったときはとても長居してしまう。 買い物用のカートを持っ

スーパーマーケットで謎のおばあさん

以前にも書いたが、何故だかわからないが私はよく道を尋ねられる。最近もあった。 よく道を尋ねられる記事はこちら。 そして、ここトルコのスーパーマーケットで買い物をしている時も声を掛けられる。特に年配の人が多い。 「このヨーグルト値段はいくらかな?」 「賞味期限いつかしら?」 「奥さんにカカオの粉を頼まれたんだけど、どこにあるかな?」 「この肉どっちが得かな?」 ある時は、会計が終わって出口に行ったとき、そこに立っていたおばあさんに言われた。 「家まで荷物を運ぶの

感謝

はまです。 読みに来てくださってありがとうございます。 noteにはトルコで日々経験してきたことを綴っています。トルコに興味があって、旅行したい人にはまったく「観光地」のことを書かないのでそういう人には向かない内容です。 noteでトルコでの生活を書こうと決めたとき、写真をどうしようかと考えました。長距離バスが苦手なので、旅行には殆ど行っていません。そのため、トルコの「観光地」を紹介できるようなを写真がありません。また、外食をすることも、おしゃれなカフェに行くこともあま