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ちょっと婦人科へ

月経不順が続き、婦人科へ行ってきた。

数年前にもそういうことがあり、トルコで婦人科へ行ったことがある。その時は子宮頸管ポリープができていて、「すぐに取れますよ〜。今から取りましょう!」と気軽に言われサッと処置されたのだけどなかなかの激痛だった。「服を着て(処置室から)出てきてくだいね。」と言って先生と看護師さんは処置室から出て行く。えっ?もう終わり?と思いながら診察用の椅子から降りたとたん、足に力が入らなくてペタンと座り込んでしまった。初めての経験でビックリ。先生に助けを求めると、たまにそういう人がいますよと言われながら、大柄な先生だったため、(人生初?)お姫様抱っこをされながら診察用ベットまで運んでもらった。しばらく休んだら復活。普通にバスに乗って家まで帰ることができた。

婦人科。若い頃はなかなか行きたくなくて、生理が重いのに我慢していたら、30代初めに大きな子宮筋腫ができていて手術をした。

今回も何かあるなと思いながらも、コロナ禍の中、病院に行くのはちょっとな〜と思い、しばらく様子を見ていた。けれど、やっぱり行った方がよさそうと決心し動き出す。年齢的に更年期の可能性もある。それならそうと言ってもらった方がスッキリする。

でもさらに、婦人科に行くのを渋る理由は2つある。1つ目は言葉の問題。風邪を引いて病院に行くのと違って、婦人科系の言葉で話されると全くわからない。幸いにも、前回も今回も通訳してくれる友人がいて何とかなった。友人には感謝してもしきれなくらいお世話になった。
2つ目は、診察。日本でも行くのをためらう女性は多いと思う。ここトルコでは、診察のとき日本では当たり前になっている診察するときのお医者さんと患者の間のカーテンがない。バッチリ目が合いながら、普通に会話されながら診察される。メチャクチャ全然大丈夫、気にならない、と自分自身に暗示をかけながら診察してもらう。ここで逃げ出すわけにはいかない。原因を解明してもらわなければならないからだ。

診察前は月経不順は年齢的に更年期の可能性がありますね、と先生に言われつつ、診察を受けるとまた子宮頸管ポリープができていた。できやすい人は何度もできるらしい。残念ながら私はできやすい人だったようだ。ほぼほぼ良性の可能性の方が高いけれど、まれに悪性のこともあるので念の為に生体組織診断しましょうと言われる。ただ今回のポリープは前に取ったときと違って厚みがあるそうで、痛みに耐えられないだろうから麻酔をしましょうと言われた。

「麻酔をしましょう。」と言われたときは、前回の子宮頸管ポリープの処置が簡単だったので、歯医者さんで治療してもらうときのように、部分的に麻酔をかけてサッと治療が終わるのじゃないかと勝手に思っていた。なので、あまり考えていなかったけれど、普通に手術用の服に着替えて、普通に手術室に入り、普通に全身麻酔をかけられて、短い時間とはいえ、普通に手術だった。

今まで子宮筋腫の手術と帝王切開での手術。2回経験があったが、まさか3回目の手術の経験をトルコでするとは思わなかった。

麻酔が切れた後は、気がついたら点滴をされていた。点滴二本。一本目の点滴が終わる頃に看護師さんが来て、「出血はありますか?」と質問してくる。点滴をしているし、まだトイレにも行っていない。そもそも立って歩いてよいなどの話は聞いていなかった。その質問で立って歩いてよいと判断したくらいだ。

点滴の後、朝7時半頃から手術したので昼食が出た。ちなみに、病院食は味なしスープと味なしおかずとパンと水。味が薄めなのは日本と同じなのだけど、トルコ料理には油がつきものなため、病院食だけど油は浮いていた。そして、付添の人にも食事が出た。(こちらは味があるけど美味しくなかったらしい。)

14時過ぎに、会計に支払い(保険料を払っているため通常はいらない(多分?)のだけれど、今回は先生を指定したので指名料がいった)をして領収証をもらってきたら帰っていいよと言われ、支払いのためわざわざ別の病棟に行ったのに、会計には情報が行ってなくて、また病室に戻り看護師さんにそのことを伝える。するとそこで30分か40分待たせれてから、「手続きできたからもう一回会計に行ってきて。」と言われ、また隣の病棟まで会計に行った。今度は大丈夫。というか、確認してから支払いに行ってきてといった欲しかった。手術前の検査でも、「あそこに行って検査してきて。」と言われ行ったけれど、「こちらには情報が来ていない。情報を送ってもらって。」と言われ、そのことを伝えるために看護師さんやアシスタントさんを捕まえるのに時間がかかった。5分で済む検査に手続き不足で1時間近くかかったり。この連絡できてないことであちこちさせられた。さすがトルコというところ。そして、向こうのミスなのになぜ私たちがあっちこっちさせられないといけないのか。いろいろ思うところはあるけれど、ともかく終わった。

月曜日に診察を受け、火曜日に手術用の検査(血液検査・レントゲン・心電図・麻酔用手続き)。木曜日にPCR検査と入院&手術手続き。夜から病院に泊まり、金曜日には手術。いろいろ経験できた1週間だった。後は検査結果待ちだ。




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