おはる、策を講じる。

　さあ、今日はこんな時間ですよ。早起きではありません。遅寝です。

　在宅になったことで仕事のやり方やツールがガラリと変わりまして、これまでと同じ仕事をまさに3倍ほどの時間をかけて終わらせたところです。背中痛い……。

　こりゃとてもじゃないが、やってられない。時給換算して咽び泣きたくない。
　ということで、いろいろ策を講じることにしました。

　案外こういうの、燃えるんですよねえ。

　何かを作り替えたり、効率化したり、なんかいろいろナンチャッテプログラムを組んだりするのが好きなんです。ExcelやWordを実務でガンガン使ってる人ほど強くはないけど、なにかを構築するのは好き。
　たとえばキッチンをアクティベートしてやる、とか、そういうのも含めて。

　逆に苦手なものは「根拠のわからない挙動」だったりするので、メカやシステム関係については得意かというとむしろ「あかん！　もう嫌！」ってなることも……。
　ときどき、「なんで？」っていう現象が起きたりするじゃないですか？
　そういうとき、つい、「なにもしてないのに壊れた！」って言いそうな自分に気がついて頭をかかえます。それ、無自覚にやらかしてるやつや。

　ひとに対してはわりに「期待しないで、もし思った通りの反応が貰えればもうけもん」くらいに思えるのに、機械に対しては思い通りにならないと気が済まない。ああ、なんて不寛容。よく、謎のアップデートでそれまでの決め事に支障をきたしてひっそりブチ切れる。

　……うん、仕事脳で文章を書くと情緒ってものがまるでないな。
　せっかくの夜明け前なのにな。もうすこし、こう、ひっそりとしていられる時間のはずで。この時間から朝方にかけての散歩も以前は好きで、変わっていく空の色をずーっと見ながら歩いていたな。
　あ、川の近くに越したんだから、土手を歩きたいな。今日は無理だけど。土手をずーっと歩いて、そういう風景を見たい。ときどき写真に撮っては「キリがないな」っていうほど包まれたい。やわらかい紫がかった朝の光に。

　夜が好きなのに、仕事なんかしちゃったよ。ああもったいない。

　私、在宅になるにあたって、一応きちんと夜寝て朝起きるっていう生活を目指しているつもりなんだけど。
　夜に寝るのがもったいないくらい夜が好きで、夜をながめていたい自分のことをどう扱えばいいのかね。
　「しあわせ」って考えたときに、案外そういう生理的な部分にこそ根幹があるかもしれなくて、つまり、人並みに陽の光を浴びる暮らしをしていないと後ろめたさが出てきてしまって精神衛生が守られないと感じる一方で、どうしたって夜の住人だよねえという動かしがたい習性を「人並みになるべき」という理由でねじ曲げたところに幸せがあるのかねえ、などと思ってしまうのだ。

　挙動といえば自分自身の挙動が一番根拠が謎で、まったく思い通りにならないものなんだよなあ。毎日毎日、エラーばっかりです。

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