【目撃】未確認生物『フラットウッズ・モンスター』のコスプレをしてみた
おはようございます。念のためこんにちはとこんばんはも。きどあいらくです。
突然ですが、みなさんは宇宙人の存在を信じますか? 僕は、居たらおもしろいなぁ、きっといるよなぁとその程度には信じています。
「う、宇宙??」「う、宇宙人??」という人の為にご説明いたします。
宇宙とは地球の外の事で宇宙人とは地球の外に存在する生命のうち知性を持つものの総称を言います。
まだ確証の得られる目撃情報は報告されていませんので、あくまで空想の生き物とされています。
未確認だとか存在するだとかしないだとかはこの際どうでもよいことです。大事なのは、宇宙人がエンタメとして遥か昔から盛り上がり続けていることです。
ヒューマノイド(人間型)、アニマリアン(動物型)、ロボット・エキゾチック(金属類)、微生物・細菌類(ウイルス)、アパリッショナル(幽霊)、マゾーン(植物)。その姿は多種多様。
ご多分に漏れず、僕自身もSF映画が大好きなため、人類が手掛けた様々な容姿の宇宙人を見てきました。
その中でもお気に入りの宇宙人がいます。それが…
『フラットウッズ・モンスター』です。
不気味で、怖い。もし遭遇したとしたら失神しそうなほど驚くことは間違いないでしょう。ですが、よく見ると、その造形はユーモラスでかわいらしいとも言えます。どこかとぼけていて愛嬌のある顔をしているようにも思えてくる。その容姿はとても魅力的です。
…さて、宇宙人というものに興味を惹かれる理由には、未知との遭遇というロマンがあります。地球以外の星からやってきた生命体という存在はとても魅力的で、知識欲を満たしてくれます。『もし宇宙人に出会ってしまったら?』と聞かれれば、僕の答えは「仲良くなりたい」です。
たとえば、魔法に興味を持った男の子が『ハリーポッター』の杖とローブを見につけたいと思うように、僕も興味を持った対象を深く理解するための手段として、つまり、未知の存在に対して自分なりの解釈で物語をつくりあげてみて、新たな感動や発見を得たいがためにコスプレをしてみたいと思います。
というわけで、用意した小道具を身につけてきますので少々おまちください。
おまたせしました!未確認生物「フラットウッズ・モンスター」のコスプレ姿がこちらです!
あ~待って待って待ってくださーい!パニックになって逃げださないでくださーい!僕ですよ。ぼーくっ! ほら
「そうですね…一人ひとりが我が子のようで、退寮することを思うと寂しくなります」…っていや、揚げ物ばっかり出す学生寮のふくよかな寮母さんじゃないですよ!
…いいですか?説明いきますよ。
ONでもOFFでも日常で使いやすいコーディネートです。ロング丈ワンピース…実はいちばんのスタイルアップ効果を発揮するんですよ。カジュアルなOFFの日なんかはノーカラージャケットやショート丈ジャケットを合わせて、重心を引き上げながらスラリと見せちゃいましょう。武骨なコンバットブーツで全体にリズムをつければ、こなれ感もばっちり!
ONの日はそのままの姿で。心と身体にとても影響を与える夜がベスト!存分に地球人を驚かせてしまいましょう。
ホホッホホッホホッホホッ そうらそうらッ 逃げろ逃げろッ ホホッホホッホホッホホッ ホホッホホッホホッホホッ
ビョオホッホホッホホッビョオホホッ!!
…ということで、いかがでしたでしょうか。
みなさんも興味を持った対象の理解度を高めるため、是非ともコスプレをしてみてはいかがでしょうか?
それでは、会えない時のために、こんにちはこんばんは、おやすみ。さような、
お、急に真っ暗になったぞ。蛍光灯かえたばっかりなのにな。
と思ったら温かな光が。
ん? なんですか、この光。
あれれ?
???????????
「こんなところで何してたのさ。はじまっちゃうよ」
わ、大きい。6メートルくらい身長あるぞこの人。ところで…人か?
「みんな~もうすぐ着くよ~」
「あの、着くって…どこに…ですか?…」
「『マザー』にきまってるでしょ。も~」
でっけ~~~~。
っんなんだよここ…
宇宙…なんだろうけど、さ…
変なのばっかりじゃねえか!!
こええぇええよぉおお
目の前のにいたってはコミュニケーションが出来るかさえもわからん。
いま目ぇ合ってる?合ってるの?
議長こっわ~。
うわ。いろんな癖にささりそう。
なんだかスケールの大きい話してるな~。ザ・宇宙って感じの。ジ・宇宙か。…どっちでもいいか。
ここの設備の宇宙人、空調管理うまいな。心地よくて眠たくなってくる。
お? それはちょっと気になるかも。
地球が宇宙を救うカギになるって展開。
侵略!?
な~んだ。カキカキ
あ、手を挙げるのね。はい。は~い。
ふうあ。蒸れて苦しぃ。 スゥハァ
お、さっきの、僕を宇宙に連れてきた人だ。…宇宙人か。
…やっぱり大きいな。6メートル弱、だろな。
身に着けているのは民族衣装なんだろうか。
宇宙ファッション、興味深ぁ。目に焼き付けておこ。
「ぼ、ぼk、わたわわ私ですか??!」
「あわわ、えーと、いろんなことをやってます!」
「…ゴミ拾いをしたり、災害が起こったら救助したり?」
めっちゃウソ言っちゃったけど、まあいいだろう。
「……たまに目撃されてニュースになったりしますけど…ええと…」
ここは宇宙っぽいこと言うべきだよな。宇宙っぽいこと宇宙っぽいこと…
「ええと…たまに放射線を浴びせられたりしますが」
「でも、
平和を愛する人々です!」
「もちろんです」
っす~。責任おも~。でもな、宇宙の危機を救える機会なんてそうそうないもんな。いやてか人類史上初じゃないか?!あでもどうなんだろ、この格好でか?
んーんー……ん~…これきっかけに世界をひっくり返すのも面白そうだな…
「やります!!」
「ところであの、具体的には何をやればいいのでしょうか?」
そうと決まればまずは、JAXAを通じてNASAに連絡だな。UFO研究家の矢追純一さんにも知らせてあげて、ムー…には知らせないでおくとして
あ、終わりね。はいはい。
「すみません、お手洗いはどちらですか?あ、レストルーム。…通じない?ええと、水場」
…そもそも宇宙人って排泄すんのか?…家まで我慢しよ。
「あ、なんでもないです。はい。お疲れ様です。っす~」
うぅ、宇宙酔いした…
誰も呼べませんでした、と。
そもそも僕にそんなコネとツテは無かったし友達もいなかったわ。
…なら僕が行くしかないよな。…ってことでそれじゃそろそろ、指定された場所いくか。
怖いよ。
「どうも~はじめまして」
「あ、うん」
「今日乗せてもらうUFOってけっこう遠いところにあるんですか?」
「うん」
「地球の気温とかどうですか、あたたかいですか?」
「うん」
「車とか好きなんですか?」
「うん」
初対面の甥っ子かよ。
「ふふ」
わ、心読めるタイプの宇宙人だった。
「ここに手を置けばいいの?」
「うん、そうそこ」
ピ 「バイオメトリクス認証に成功しました。ようこそ」
「はじめまして、地球人です」
「指は5本あります」
「足の指も5本あります」
「僕はその未知の物質とやらを見つけるお手伝いをすればいいわけですね」
「なるほど……たしかにそうですね……ところで、探し物の情報はどこまで掴んでいるのでしょうか」
「あ~それなら買ってきますよ。なんかUFOとか貸してもらえれば。あ、キーとかあります?UFOの。ん、生体認証で登録されてる?了解です!」
「これが乳酸菌です」
「これが本当に星になるんですか?」
「すごい……!!」
僕がやんの?!……いいぜ、まかせろまかせろ!
ここまで来たら危険を承知で命懸けてやろうじゃないの!!
行くぞ行くぞ。宇宙空間行くぞ!緊張してきたあああ
「よし!いつでも出れます!指示をください!」
外でねぇのかよ!!
しかも小窓じゃあねーかァァーッ!!
投げにくいなあああ!!
ああもぉ!『創星の白雫』を小窓から投げさすなっっっってぇぇえのおお
おりゃあああああ!!!!
都合がいい!!!
まぶしーーーーーーーーーー!!!!
見たい!見たい!
星の誕生見たいのに!!
はっ…
「綺麗だ…本当に…きれいだ…」
僕のセリフ、花嫁姿を見たお父さんかい!
…ってのは言わずに、もう少し眺めておくか。
いやあ、良かった良かった。
資源問題は解決したし、宇宙人とも仲良くなれたし。
やっぱりハッピーエンドがいちばんだよ!
それにしても………作った星……
近すぎたかな。
おわり
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