見出し画像

『イニシェリン島の精霊』と『グミ』日記

2023年 2月1日 水曜日 の日記


※※※映画『イニシェリン島の精霊』のネタバレを多少、いや全部含みます※※※

※※※この映画を観る予定の人は、そして下の予告を見て観たくなった人は目を閉じてスクロールするか、ホラー映画を観る時のように手を添えてお読みください※※※

※※※レビュー・批評 何て言う大それたことなんて出来ないのでただ感情を書くだけです※※※

※※※ただネタバレは絶対にあります※※※

※※※グミの感想だけでも見てくださる方は グミ まで飛んでください※※※







『イニシェリン島の精霊』


一旦自分の頭の中を整理するために何が起こっていたか、その展開を書き起こしてみる。順番が前後してしまうかもだけど。 感想を細かく言うためのメモ (いまからめちゃネタバレ)


・パードリック(コリン・ファレル)はいつも通りコルム(ブレンダン・グリーソン)を迎えに行く。島唯一のパブへ一緒に行くために。家に行き、声をかけるも応答なし。コルムは部屋の中にいるのにパードリックを無視し、たばこを吸っている。

・先にパブに行くパードリック。後からコルムも来るが同じ席に座らない。何に怒っているのか聞きに行くとコルムは「もう友達ではない」と。理由を聞くも「ただお前が嫌いになった」と。

・パブではヴァイオリンを弾いてみんなを楽しませるコルム。納得がいかないパードリックはコルムに感情をぶちまける。その結果、理由を聞くことができた。「退屈なお前の話につきあって無駄な時間を過ごしたくない。その時間を作曲の時間に費やしたい。このまま何もせずに死にたくない」

・コルムは相変わらずパードリックを無視。しまいには「これ以上、俺に話しかけるな。話しかけた分だけ自分の指を切り落とす」

・どうにか元の関係に戻れるはずだとパードリックはコルムにかかわり続ける。

・登場人物おさらい
パードリック その妹、シボーン コルム 死神みたいなおばあさん 空気読めないから島民から嫌われてるドミニク(パードリックとは仲が良さげというかいい関係) パードリックが飼うジェニー(ロバ)  コルムが飼う○○(名前忘れたけど犬種はたぶんボーダーコリー)   後は、パブの店主に、警官(ドミニクの父)、神父

・コルムは有言実行した。パードリック家のドアに自分の切った指を投げつける。パードリックはその指をコルムの家に持っていこうとするが、代わりに妹のシボーンが持っていく。コルムの家には血の付いたハサミが。シボーンが痛かったでしょ?と聞くとコルムは「気絶するほどだ、いまは興奮して痛くない」

・4本指でヴァイオリンを弾くコルム。

・パブで酔ったパードリックがコルムに詰め寄る。「俺が嫌いなものは三つ。一つは警官。二つ目はヴァイオリン弾き 三つ目は…(思いついてない)。お前は変わった。優しかったはずだ。今はどうだ。」

・コルムは答える。「優しさは忘れられてしまう。音楽は何百年も残る。17世紀を代表する優しい人物を覚えているか?モーツアルトはみんなが知ってるぞ」と。パードリックは「おれはモーツアルトは知らない。父や母、妹も優しい。」と話し、帰る。そこに居合わせた妹シボーンはコルムに「モーツアルトは17世紀を生きてないわ」と頭の良さを用い言い返し、帰った。

・シボーンは本土から島で働かないかという手紙を受け取っている(たぶん手紙にそういうことが書いてあったはず 劇中に見えるわけではないけど)。本人は島を出ませんと。

・シボーンが湖を見ていると、その向かい側で死神みたいなおばあさんが手を振っているのが見えたので、手を振りかえす。良く見ると手を振っているわけではなく、手招きしている。そこにドミニクが後ろから声をかける。

・ドミニクは思ったことをすぐに口にしたり、場の空気を悪くするような発言をしがちな男の子。シボーンへの失言もあったり。本人はそれをわざとしてるわけではなくそういう子。

・湖でドミニクはもじもじしながら言葉を詰まらせながら、シボーンに告白する。僕と付き合わないかと。シボーンはそれはムリよと断る。ドミニクは「夢は終わった」と言い去っていく。

・パードリックは嘘をつき、コルムの音楽仲間を島から追い出す。それをドミニクに話すとドミニクは「あんたはいい人だと思ってた」とあきれた表情でその場を離れていった。パードリックは「もうおれはいい奴なんかじゃない 悪態をついてやる」と酒をぐっと飲む。

・コルムは作曲していた曲が完成した喜びで飼い犬と自宅で踊っていた。そこにパードリックがやってくる。悪態をつきに来たんだと。そうして少しの日常会話をしたことでパードックは仲直りしたと勘違いし、コルムをパブに誘った。先に行っているからと。

・パードリックが待てども待てどもコルムは来ない。やがて来たのは妹のシボーン。「この島を出ていくと」 二人は家路につく。

・同時期、コルムはパードリックの家のドアにある物を四つ投げつけそこを離れた。

・パードリック兄妹は家側から歩いてくるコルムとすれ違う。彼の4本だった指は一本も残っていなかった。

・シボーンはもう耐えられないと今すぐ島を出ていくことにした。「また帰ってくるんだろう?」「帰ってくると言ってくれよ」 「私にはお兄さんしかいないわ」

・そうしてシボーンは船に乗って島を出た。シボーンが崖のほうを見ると、パードリックが手を振っていた。

・パードリックが家に帰るとドア前にコルムの指が。血の跡をたどっていくとそこには横になって死んでいるロバのジェニーが。指を口にしたことで窒息したのか、とにかく死因は切られた指だった。

・悲しみの中ジェニーを埋葬し、コルムの居るパブへ。パードリックはコルムに宣言する。「明日の2時 お前の家に火をつけてやる 犬は外に出しておけ 墓までつきあってやる」

・そして翌2時、油を木、そしてランプを持ってコルムの家へ。宣言通り火をつけるパードリック。家の中ではコルムがたばこを吸っていた。パードリックはコルムの飼い犬を連れて家に帰る。火は勢いを増していく。

・家にいるパードリックの元へ手錠を持った警官がむかう。ちょうど家の前で警官は死神みたいなおばあさんに連れられて湖へ。そこには自分の息子(ドミニク)の水死体があった。

・朝パードリックは犬と共に海岸へ。犬が駆け出したそこにはコルムの姿が。服ののいくらかが燃えて焦げており、靴もボロボロになっている。そのコルムの横にパードリックが並ぶ。

・コルム「家が燃えてこれでおあいこだ」 パードリック「死んでないからおあいこじゃない」 パードリックは海岸から立ち去ろうとする。コルム「犬の世話をありがとう」パードリック「お安い御用さ」

・パードリックからシボーンあてへの手紙の内容で物語が終わる。←これがもう少し前だったような気もしてきた。



『イニシェリン島の精霊』感情文


・ストーリー順関係なく思い出した感情から随時かきかき


・大きな結論から言うと、

\犬かわいい/ \ロバかわいい/


・たぶんボーダーコリーだったんだけど、私の小学校の時の友達の家がボーダーコーリー飼ってたことも相まってすっごく可愛かった。ボーダーコリーって懐っこいのよね。優しいというか、みんなに愛をくれる。映画でもそうだったけど、これ以上指を切ってほしくないって感じでハサミをどっかにやろうとするし。 ジェニー(ロバ)が死んだ日にパードックが同じ目に合わせてやるって顔でコルムの家を訪れるんだけど、その時のわんちゃんの目。どうしたの?どうしたの?って顔にキュンとした。もうね、犬の中でも一番かわいいと思う。あの子観るためだけに行ってもいい。前日に観に行った友達の感想も、犬かわいい。だったし。


・ジェニーもかわいいの。家に入れることはシボーンに禁止されてるけどパードリックは自分が悲しいときにジェニーをおうちに入れておしゃべりしながらなでなでするの。このジェニーちゃんもさ、落ちこむパードリックを慰めるかのような動きがたまらなくキュン。部屋をとことこ歩く姿なんかもうね。だからこそ指で死んでしまったときは、私「パードリック、やってくれ いっそのこと全員」と思ったね。


・島の人間、全員がそうとは言い切れないけど出てくる人間出てくる人間嫌なやついやなやつ。嫌な奴は数人なんだけど、嫌なところばっかり浮き彫りになってるから島民全員が嫌な奴に見えてくる。私の中で認定したいい人(幸せになってほしい人)は「パードリックとシボーンとドミニク」だけかな。


・ブラックコメディさが続く中で一度だけほがらかなシーンがあった。ドミニクがシボーンに告白するシーン。観た方なら理解してくれると思いますけど、あのシボーンの表情。たまらんね。 普段はドミニクをめんどくさいやつと思ってるシボーン。面と向かって告白されて「ちょ まったく …ばか ばかね まったく しょうがない子ね」的な顔になるの。たまらんかった。なんかねー、ドミニクを見て中学生時代の自分を思い出した。そう思ったらすごいよドミニク。気持ちを伝えられたんだから。ドミニクの死因はおそらく、足を滑らせたことによるもので片づけられてしまうけれども、うーん、自殺の可能性も読み取れるね。ドミニクの「夢は終わった」というセリフがそう思わせるんだよなあ。


・二回からだがびくってなったシーンがある。一つ目は港で警官がパードリックを殴るシーン。急にパンって殴るから。二つ目はジェニーが死んだ日にランプで鏡を割るパードリックのシーン。急にパーンって割れるから。


・シボーンが の前に名前シボーンで合ってる?──検索中──合ってました。シボーンがいよいよ島を出るって時のあの黄色いコートが可愛かった。全体的に島民の服は落ち着いた暗い色なんだけど、あの時のシボーンの服だけ鮮やかで前向きな感じだった。


・ドミニクが初登場したときに持っていたフック付きの棒、後半はずっと死神みたいなおばあさんが持ってたな。気に入ったのかな。怪しいおばさん長いもの持ってがち。


・やっぱしロバのジェニー可愛かったな…


・そだ、びくってしたわけじゃないけどオオと思ったシーン。コルムがさ、指一本もない手で指揮をとり音楽を奏でるシーン。包帯しないからテーブル血だらけ血だらけ。もう何してんのって思った。けど良いなあれ。みんな何も言えない空気感出してたし。コルム「音楽音楽音楽!音楽だあああああ!」って心で叫んでたの聞こえたもん。


・演技の部分だけど、コリンファレルはやっぱり面白い。コリンファレルについて語る必要なくみんな大好きだと思うけど、今回は眉毛の動きが気になった。声出さなくても顔であれだけ感情を出せるのは海外の人特有だなって思う。日本人がやると違和感があるというか。でも日本でもそういう演技するでしょ?だからどうしても邦画みると演技してるなあって思うことが多い。自分は映画に非日常を求めているからそう思うのかもだけど。あれ、言いたいこと言えてるかなこれ。


・最後に、結末の砂浜でのシーン。海を眺めるコルムと去るパードリックで終わるんだけど、私はコルムが指に留まらず、腕ごと切ってると思ったから、その自分の腕を投げて犬にとって来させるシーンで終わると思ってた。さすがにそんなことはしないんだな。でも指が無い方の腕が最後まで映らなかったのが気になる。もしかしたら…ね?


・記事公開後にまた思い出したら追記します。日記記録として。



悪口日記

一気に悪口や嫌なこと書きます。最後にグミを噛んでストレス発散するのでそこまで飛ばしてください。

・新宿の18時上映のを見たんだけど、新宿にいる若者って話つまんなそう。悪いことしてないのに悪ぶってる感じ。路上でたばこ吸ってとがってるアピール。ちっちぇえダウン。さみいだろうにノースリーブ着て。顎出しながら音楽に乗ってそうなやつら。個性個性を主張してまわりが見えてない奴ら。もれなく全員、話つまんなそう。

・思い立って観に行った映画だからいい席とれないのは仕方ないね。初めて前のほうでしかもだいぶ端のほうで観たんだけど。あれムリだ。目のピント合わん。普段真ん中のベスト席で、前のめりでのめり込みように観る私にとってはだいぶつらい姿勢だった。しかたなく体の向きを中央に向けなきゃいけないし。ふだん端を取る人はなんであんな苦痛な鑑賞を好むの?

・上映日に券を取ったから文句は言えないしそうできるから仕方ないんだけど、ぎりぎりで真隣の席とるなし。ぎりぎりで席とってしかも席と席の間の席取るやつって大体同じ見た目なんだよな。そういうやつはだいたい鼻息も荒いし何回も座り直して視界を邪魔する。今日も左隣にはいってきたおじさんがまあこれ鼻息が荒かったのよ。ムスーーーーーって感じの長い細い溜息。席もするし。上映中マスク外してるし。

・後ろのおじさんも咳ばらいが多かったな。我慢しろよ。

・真右には誰もいなかったんだけどその隣に座ってたおばさんがまあああああああああああああうるさい。鼻息も咳もなかったんだけど、ところどころ鼻で笑ってるのな。ふふん ふふ ふふふ って。ドローレス・アンブリッジみたいに。ひどいときは王騎将軍。おめよお、そんな我慢できねえほどの笑いか?映画の楽しみ方はひとそれぞれだろうが、家じゃねえんだから気遣えよ。我慢できねえ笑いかああ? あのばばあは世界のナベアツみたら笑い死ぬだろうな。その場でboketeの殿堂入り画像見せて笑い殺そうかと思ったわ。でもたぶんそういう笑いは理解できなくて、箸が転ぶようなことで笑うんだろうな。

・映画館で起こる客の笑いが好きじゃない。私が物語に集中してるせいなのかもしれないけど、おもしろくても声出して笑うようなことは無い。あいつらはまだ大衆映画の名残で生きてる。昭和の映画館はそうだろうけど私の映画館は消音、静かに凄さなきゃあかんのよ。私映画館に法的縛りは無いから狸寝入りするしかないんだけどさ。

・でよおお(もう少し怒ります) おめえらなんてことないところで笑うくせに指を切ってドアに投げるシーンでは笑わんのな。全員 ああ、あああ。みたいな吐息出しやがってよお。なんでそういうブラックなシーンで笑わんかな。まともな人間演じて生きてんじゃねえよ。人の気遣いできねえんなら切れた指投げるシーンで笑えや。




はい。ネタバレはここまでです。

グミ


・ピュアラルグミからいただきます。オモコロの原宿さん曰く「これめっちゃ美味い。最近食ってビックリした。独特なんですけど。一線を画す」

・へ~見た目は角切りした牛乳寒天みたい。開けた瞬間、果樹園でおぼれたような香りの波が。いただきます。やーか!持った瞬間やわらかい。脱脂綿くらいやわらかい。いただきます。…ハイチュウ。10倍速ハイチュウじゃん。おどろくほど溶け行くグミ身は少しプルりて紫だちたる色味の甘くほどけたもう。 これならハイチュウ買うかな。美味しいです。


・ペタグーグミいただきます。原宿さん曰く「形もやってます」

・わ~香り濃。ワイン製造の樽に落とされて女性に踏まれてるような濃い香りだ。うーん?持った感じは半分の半分になった付箋くらいの固さだなあ。いただきます。なるほど。かったあああああいって言いたかったけど物足りないなあ。ああでも折りたたんで食べるといいかも!二枚重ねして食べてみよ。

・おおおおおお!人の耳たぶ噛みちぎってるみたいで気持ちがいいぞ。

・そいやあ味は、しょっぱ系?って感じだ。昔、フィリピンのハーフの友達が「かむかむレモン」食べ過ぎて気持ち悪くなってたけど、たぶんこのペタグーグミでも同じ状況になるかもって味。



結論

グミっておちつく、噛むっておちつく。グミ最高



関係ないけど、肌を噛むのが好きって人いるが、あれ噛まれてる側は痛いだけでなんも楽しくない。でも真夜中に吸血鬼少女と出会いたいとは思ってる。おわり




おやすみのあいさつ

次見る映画は『ノースマン』(名前出てこなくてスノーマンで調べてた)。アントマンも見ます。文字書きすぎたので目薬して寝ます。おやすみなさい。さようなら

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?