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【年末年始】2022年に向けて働き方を変えたいママ、パパへ【振り返り】

こんにちは!松下はるかです。

今年は自粛ムードもいくらか和らぎ、周りでも忘年会の話をチラホラ聞きますし、帰省する方も多いのかなと感じてます。ちなみにわが家は夫が子どもを連れて先に帰省してくれるので、私は一人きりのクリスマスとなりそうです。(嬉しさ99%、残り1%はほんのり寂しさを感じています。)

さてさて、この記事はそんなクリスマス&師走ならではの、”コーチングアドベントカレンダー”に投稿する記事です。のむのむさん(@nomusn2017)が企画してくださいました!

私自身、今年2021年は働き方を大きく変え、コーチングに出会い、自分の人生についてもよく考えた1年になりました。

そして、自分と同じように働きながらお子さんを育てるママ、パパから、「このままの働き方でいいのかモヤモヤする。働き方を変えてみた方がいいのか悩んでいる」という相談をよく受けるようになりました。

そこでこのnoteでは、同じように働き方のモヤモヤを抱える方が、

-モヤモヤしている頭の中の整理する
-働き方を変えていくイメージが湧く
-パートナーとの対話を具体的にどう進めるのかをイメージできる

といったことを得られるよう、私自身の経験も振り返りながら書いていきたいと思います。

1.私自身のこれまでの変化

私自身の変化は、ちょうど2020年の夏ごろから始まりました。

既にコロナ禍でフルリモートとなり、自宅の仕事部屋で息つく暇もなく働き、休みなく保育園へお迎えに行き、そのままご飯お風呂寝かしつけの怒涛のフルコースを何とかこなし、子どもが寝た後に仕事のSlackを全部返信してから寝る・・・

充実した毎日でしたが、一緒に働くプロフェッショナルな人たちが忙しい中でも楽しそうにしている姿を見て、私ももっと自分が好きで得意なことで働きたい、と考えるように

ちょうど2021年4月には息子も小学校入学を控えており、もし彼が学校に行きたくない、となった時に、自分はこの働き方だと仕事を止めて寄り添うことができないのでは、と不安だったことも理由の1つです。(見事に4月は小学校への行き渋りがありました笑)

そこで、2020年末で辞めたいという思いを夫にも相談し、様々な不安やデメリットについて話し合い、離婚の危機!?という瞬間(本当に一瞬だったけど)もありましたが、双方が納得いくまで対話を続けて、2021年から私の働き方を変えることになりました。

2.働き方を変えるには、何から変えればいい?

めちゃざっくりと私の変化について書きましたが、今振り返ってみると、上手くいったことと、もっと上手くやれたなと思うことがあります。

自身の反省も踏まえ、もしこれから働き方を変えるとしたら、この順番で考えていくと良いだろうなという流れを順にまとめていきます。

2-1.考える時間を確保しよう:時間が無ければ始まらない

そもそもの話ですが、考える時間がないほど忙しい場合は、まず時間を確保するところから始めないといけません。(ある程度時間が取れそうな方は、次の章へ読み飛ばしてもらって大丈夫です。)

働き方を変える上では、以下の2つの時間を確保する必要があります。

①考える時間
②行動・検証する時間

①の具体的な進め方は次の章で触れるとして、立ち止まって考えるための時間が必要なのは確かです。

そして②については、例えば転職するにしろ、その他の働き方を模索するにしろ、情報収集のために誰かと話したり、ときには実際にやってみたりして(副業等)、行動と検証を行う時間が必要になります。

私の場合は、元々2017年の第二子育休中から違う働き方を模索し始め、行動と検証を繰り返して、”対人支援(組織開発・人材開発・コーチング)”がやりたいことだと気付くところまで、会社員を辞める前にやっています。

そのための時間を捻出するために、家事のアウトソース(掃除はシルバー人材センター、作り置き調理はタスカジやシェアダイン等)をしたり。
便利家電に頼ったり(食洗器、洗濯乾燥機、高機能電子レンジ、ホットクック等)。

平日夜間や土日は夫と交代で子どもを見ながら、お互いに自由な時間を確保していました。

時間だけは1日24時間、全人類平等なので、アウトソースへ投資することで、間接的に”時間を買える”と考えて、時間を捻出することが一番はじめにすることかなと思います。

投資するお金も限りはあるので、「多少家が散らかっててもいい」とか、色々なこだわりを捨てると、時間と心にゆとりが生まれます。

2-2.「心の豊かさ」の源を探る:仕事・プライベートの2面から

さてここからは、自分の中にあるモヤモヤと向き合っていくフェーズです。

モヤモヤを減らしていくために、まずは「自分の心って、どんな時に豊かになるんだろう」という、充実感や満足感を感じる心の源を探っていきます。湖の中の、水が湧き出る源を見つけるイメージです。

「心の豊かさ」ってすごく抽象的だし、個々人によって変わってくるものだと思うので、いきなり言われても何のことやねんって感じますよね。わかります。

具体的にどんなものか、私自身の変化を例にしてみますね。

まず、2020年夏ごろの私はこんな感じでした。

2020年夏、当時の私

時間に関しては、1週間(7日間)を100%としたときに、平日5日間をほぼ仕事に費やしていました。

そして休みの日に子どもと過ごしていても、公園のベンチで不安と焦りを感じて仕事の調べ物をしたり、Kindleを読んだりして・・・

ふと我に帰り、「母親がずっとベンチでスマホ見てて、子どもの情操教育は大丈夫だろうか」とまた別の不安が生まれるという悪循環になってました。なので、トータルで時間にすると80%近くを仕事に費やしてたと感じてます。

その分貯金もできてはいたけど、ストレス解消のための消費(外食や衝動買い)も多かったです。

心の豊かさっていう観点だと、割と神経をすり減らしていてたし、身体の調子も徐々に悪くなっていって、余計に心が荒んでく実感がありました。

それが今、2021年末になると、こんな感じになってます。

2021年末、現在の私

まず、仕事は以前よりセーブしてます。その分、家事や育児をゆっくりできるようになりました。もちろん収入面は減っているけれど、100%働いていた時と時給換算で比較すれば、そんなに悪くないかなという感じ。

仕事内容も以前よりは自分の得意なことを活かし、好きなことに寄せていけている時間があります。

休日に感じる、「このままでいいのだろうか」という無駄な焦りがなくなりました。

子どもとも向き合えるようになったので、育児に対する不安もかなり減りました。ストレス解消のためにお金を遣うことも減ったと思います。

私が働き方を変えたことによって起きた、「心の豊かさ」の変化はこんな感じです。今が100点満点、というよりは、これから120点、140点ってなっていきそうな予感もあったり・・・!

これはあくまで私個人の一例なので、仕事に時間をたくさん投下してたとしても、その時間が充実していて楽しいなら、それは心が豊かな状態だと思うんですよね。

もしくは、仕事は仕事として割り切って、趣味や家族との時間を充実させるのも1つですし。

ちなみにめっちゃ細かい例なのですが、私は料理が苦手なのに、惣菜やコンビニ弁当が続くことに心理的な抵抗が高くて。

今はプライベートの時間を確保できたことで、「家族の健康を食生活から支えられている」と実感ができて、心が豊かになりました。

苦手なことは避けた方が心は楽になる場合が多いのですが、私の場合は苦手を乗り越えたら心が豊かになったという、レアケースのご紹介でした。

要は「あなたにとってそれが大事なら、なんでもあり!」って感じで、気楽に考えてみてほしいなって思っています。

そうやって今の自分に対して「心の豊かさ」という観点で絶対評価を付けてみたときに、全然充実してなかったら変えていった方がいいかもしれない。

もしも、意外に充実してるなって思えたなら、焦って働き方を変える必要もないかもしれない。それも大きな気づきなんじゃないかと思います。

何となく、イメージは湧きましたか?湧いてくれてたらいいな。この辺り、わかりにくかったら気軽にご相談のDMください。TwitterのDMは開放してるので、どなたからでも連絡を受けられます。

2-3.時間の使い方を見直す:理想の1日の過ごし方は?

前の章で何となく自分の現状が掴めたら、今度は未来に目を向けていくターンです。

私は2017年から「10年後、5年後、3年後、1年後の理想の姿」をイメージすることをやっていて、そうやって一旦目の前の現実から頭を離して、妄想するのがすごく楽しくて続けてました。

ただこのやり方って、私みたいに妄想が激しい人はいいんですが、逆に何も思いつかなくなっちゃう人がいるのも実感していまして・・・

なので、「自分にとって理想の1日の過ごし方ってどんなかな?」という切り口で、未来について考えてみるのがいいんじゃないかなって思ってます。

-平日は何時から何時まで、誰とどんな仕事で働いてる?
-オフィスに週何日出勤?フルリモート?
-平日夜は仕事が終わってからどんな風に過ごす?
-休日はどんな時間の過ごし方をしたい?
-予定をたくさんこなす日(時間帯)、休む日(時間帯)のバランスはどうやって取る?
-やりたいこと、やらないといけないことのバランスは?

この質問はほんの一部ですが、こうやって未来について考えてみることで、現状に足りないもの=ギャップが見えてくるので、「じゃあこれからどうやって変えていく?」というのが考えやすくなると思います。

前章の「心の豊かさ」を整理した表で、足りないところがどうやったら埋まるのか。どんな風に1日が過ごせると、自分の心が豊かだなって実感できるのか、というところを考えてもらえたらいいなと思います。

2-4.お金について考える:現実を見据えるのも大事

ここまでは、自分の現状と未来を心のままに整理してきましたが、ここでは現実をみていくターンです。

とはいえ、そんなに重く感じずに、「自分の新しい働き方にはどんな可能性と選択肢があるんだろう?」って模索するステップだと気楽に捉えてください。

今って働き方は色々あるので、正社員、派遣、業務委託、個人事業主(フリーランス)、パート/アルバイト(扶養内?扶養外?)などなど…どこで何時間、どれくらいの収入を得るのか、色々なグラデーションがあります。

10数年前、新卒で就活をしていた頃は正社員か派遣か、はたまたアルバイトか、くらいしか選択肢が見えてなかったので、ずいぶん時代が変わったもんだと感じてます。

働き方を変えるとしても、これまでの自分の経験を活かすなら、収入はそんなに下がらないかもしれないですし、もっと他にやりたいことがあるなら、一時的に下がることもあるかもしれないですね。

でも今は人生100年時代と言われてるので、新しい領域に踏み出したとしても、長い目で見たらキャリアアップしていける可能性は十分あると思います。

正直、過去数年の間に私が書いてきたnoteは、こういう金銭面にあまり触れてきませんでした。わが家は夫が先にフリーランスになっていましたが、私自身が10数年間ずっと会社員をしてきたので(転職はしたものの)、大幅な収入の増減がなかったから考える余地が少なかったのだと思います。

今回は夫だけでなく、私も一般企業の会社員ではなくなってしまうため、わが家でも重めな話し合いになったし、各ご家庭で大事な論点になると思ったので、初めてこんなに深く触れました。

私の場合は結果的に、これまでのキャリアを活かした業務委託案件である程度の収入を確保しつつ、少しずつやりたい仕事(=対人支援:組織開発・人材開発・コーチング)へシフトしていくことになりました。

現実と向き合うのはしんどいですが、まずは試しに転職サイトや副業斡旋サイトに登録してみて、自分がどこに市場価値があるのか?を探索してみるだけでも、大きな一歩だと思います。私の初めての転職は、そうやって転職サイトに登録したことで実現したことです。

今の働き方もそうやって模索してきた中でやっと辿り着いたものなので、渦中はなかなか思い詰めました。今思えばもっと気楽に、可能性を1つずつ試してみようってマインドでやればよかったな、なんて思ってます。

そんな感じで、今の自分でも選べる選択肢と、これからどんな可能性がありそうかを考えつつ、小さな行動と検証を少しずつ繰り返すことで、働き方を変えていけると思います。

2-5.パートナーと対話する:もっと良くするために

ここまではずっと自己理解を深めるフェーズでした。(いわゆる、セルフコーチングってやつです。)

ここでやっと、パートナーと対話するフェーズに入ります。

パートナーとどのタイミングで対話するかは、夫婦が10組あれば10通りのやり方があるとは思いますが、まずはある程度「自分が何を望んでるのか」を理解できている状態で対話に臨んだ方が、より良い未来を話し合えると思います。

その手前の自己理解部分から相談していく中で深まるケースもないとは言いきれないですが、夫婦間での対話は利害関係が密接過ぎるので、冷静な話し合いができない可能性をはらんでいます。

なのでまずは自分の土台をしっかりと固めた上で、パートナーとの対話に臨むことをおすすめします。

そしてぜひ試してみてほしいのが、コーチングでの対話の進め方を、パートナーとの対話でも取り入れてみることです。

例えばあなたがこれから対話するとして、あなたの中にはこれまでに自分と向き合って理解してきた「自分が何を望んでいるのか」というA案があります。

それをパートナーに提示した後、もしかしたらパートナーはそのA案について批判やアドバイスをしてくるかもしれませんが、そこであなたも応戦してしまうと・・・お互いに悲しい結果になってしまうと思います。

そこで試しに、これからお伝えする方法を取り入れてみてください。

まず、パートナーがA案に対して投げかけてきた内容については、「あなたはそう思ったんだね。私のことを一緒になって考えてくれてありがとう」的に、一旦受けとめます。(その通りにするよ、とは言ってないのがポイント。)

その上で、「あなたはこれからどうしたい?」と訊いてみてほしいです。それによって、パートナーの心の中にあるB案を対話によって具体化していきます。

これがコーチングを取り入れた対話。相手の心に目を向けて、対話を進める方法です。

パートナーのB案が、もしかしたらあなたにとっては突拍子も無かったり、不利益なものかもしれない。

そこが夫婦間でコーチングを行う中でとても難しいところなのですが、自分の解釈が入ってしまうところをグッとこらえて、相手の心と、その奥にある望みに目を向けて対話を進めてみます

こうやって文章に書くと綺麗事になってしまうところですが、実際は本当にすごく難しいところだとわかって書いてます。わが家でも色々な葛藤や対話がありました。(生々しいので割愛しますが、詳しく知りたい方は個別でお話ししましょう笑)

それでも恐れずに、パートナーの心の中へ一緒に踏み込んでみてほしいです。なぜなら、あなたは既に自分にとってのA案に辿り着いていて、そこまでの過程をもう歩いたことがあるから。

きっとパートナーのB案も、心に寄り添って話を聞いていけば、一緒に模索していけるはずです。その場ですぐに答えが出なくても、パートナーは話を聞いてもらった満足感を感じてくれると思います。

ただし、もしパートナーがまだ自分の心と向き合える状態ではなければ、深追いしないで大丈夫です。いつかきっと、その時期が来ると思って、待ちましょう。

そうやって対話をしてみて、テーブルの上にあなたのA案とパートナーのB案が広がったら、改めて2人にとって納得のいくC案を一緒に模索していけるといいと思います。

2人でさらに良い案を作っていく図

3.人生、山あり谷ありだから、夫婦で補い合えればいい

このnoteの裏テーマは、夫婦間のコミュニケーションについてコーチングの観点からアプローチする、というところでした。(コーチングアドベントカレンダーだからね!)

今回私が提案したかったのは、「2人で話し合って、お互いに補い合えればいいじゃん」ってことです。(夫に言わせれば、夫婦でポートフォリオを組む、ということらしいです。)

2人で50%/50%をきっかり分担するのも1つの解だし、長い人生の中で仕事(収入・仕事内容やキャリア等)、プライベート(家事・育児・趣味等)の比重は2人の中で柔軟に変えていって、補い合えればいいんじゃないかなと思います。

人生、生きてれば山もあるし谷もある。私たち夫婦も、シーソーみたいにバランスが左右に振れながらも、少しずつ2人が行きたい方へ舵を取って行って今があります。

2020年からここまで、みんな本当に色々な困難があったと思います。だけど、2022年はそろそろみんな明るい未来も描いていきたいタイミングなんじゃないかなと感じていたので、このnoteをしたためてみました。

この長い文章をここまで読んでいただき、ありがとうございます!
あなたにとって、2022年ももっと良い1年になりますように。

Merry Christmas & Happy new year!!

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松下はるか
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