【我慢しない子育て#2】本当にやりたいことだけやろう
「ママだから」って、我慢しなくていい。
我慢しない子育てを実践して、家族と笑顔で幸せに暮らしたい。
そんな思いを実現するための連載、第二回目。
前回は、「義務と禁止」について取り上げました。
今回は、「本当にやりたいことだけやろう」をテーマにお送りします!
最後に簡単なワークもご用意してますので、気楽にやってみてもらえたら嬉しいです。
・「やった方がいいこと」でパンクする毎日
掃除、洗濯、料理、子どもと遊ぶ時間、自分のための時間…その上、仕事。
私たちの毎日は、ただでさえ忙しい。
だけど、雑誌やテレビでは「ママなのに」おしゃれだったり、「子どもがいるのに」綺麗に片付いていたりする家庭が紹介される。
その上SNSの中にも、自分と同じような一般人で、素敵な生活を送ってる人はゴロゴロいる(ように思える)。
「こんなちょっとの家事や育児しか、やれてないなんて情けない…」
「まだまだ、全然足りない。もっと頑張ってる人はたくさんいる。」
そんな風に、自分にもっともっと、求めたくなってしまう。
「やった方がいいこと」は、ごまんとあるのだ。
いつも家の中が片付いてた方がいいし、毎日洗濯してきちんとアイロンがけした方がいいし、栄養満点で見た目も美味しそうなお料理を作った方がいいし、子どもと目を合わせてたくさん遊んであげた方がいい。
だけど、ちょっと待って。
それって本当に、1日24時間(睡眠時間をのぞいたら16〜18時間とか)で足りるのかな?
「私」が何人いればいいんだろうか?
・好き嫌い、得意不得意は誰にでもある
家事や育児は誰もがやらなければいけないこと、というイメージがあるかもしれない。
だけど、その中でも好き嫌いや得意不得意って、誰にでもあるんじゃないかな?
例えば私自身の場合、毎日洗濯物を干すのは苦にならない。食器洗いも、食洗機を駆使つつ割と難なくこなせる。(前世はアライグマだったりして🦝)
掃除機…は、1週間に1回くらいなら出来るかな!家事代行も積極的に使ってたりする。
ただ…私の鬼門は「料理」だ。食べることは好きだけど、作ることには苦手意識がある。段取り考えるのとか難しいし。
あと、子どもと絵本を読むのは好きだけど、鬼ごっことかやらされ続けると飽きる。(子どもって何であんなに同じこと繰り返すの?)
…みたいな感じで、好き嫌いや得意不得意は、きっと人それぞれ違うんじゃないだろうか。
だからもっと、自分の個性を生かして、好きなことや得意なことに注力したらいいと思う。
そして、嫌いなことや苦手なことは、最低限にすればいいのだ。
違うことと取り替えたり、アウトソーシングしたっていい。
きっと素敵なあの人だって、そうやって「好きで得意なこと」を突き詰めた結果が、暮らしに現れてるだけなんだ、と私は思う。
そうやって、今まで怒涛のように詰め込んでいた毎日のタスクを、取捨選択していく。
毎日目一杯詰め込んでも、入りきらなくて溢れてしまっていたタスクの中で、本当にやりたいことだけに注力すればいい。
・「好き=最大限」、「嫌い=最小限」にする
「好きこそもののじょうずなれ」という言葉がある。
意味:どんなことであっても、人は好きなものに対しては熱心に努力するので、上達が早いということ。(故事ことわざ辞典)
すなわち、たとえ苦手だったとしても、「好き」であれば上達するのだ。
逆に、人より得意なことであっても、好きなことでなければ続けられない。
判断する目安としては、「苦もなくできるかどうか」。
前述した私の好き嫌いだと、洗濯・洗い物は好き、とか。
掃除はあんまり好きじゃないから、アウトソースする、とか。
実は、料理は苦手だけど、食べるのは好きだから、もっと上手くなりたい、という気持ちもある。
(あとは、子どもと一緒に自分も飽きずに楽しめる遊びとして、任天堂Switchは毎日30分やってる。)
こんな感じで、自分の好き嫌いに素直になって、バッサバッサと嫌なものは切り捨ててしまえばいいと思う。
人は誰かから「説得」されるよりも、自分が「納得」できた方が、やる気が継続する。
好きなことに埋め尽くされた毎日が過ごせたら、最高だと思わない?
・ワーク:「本当にやりたいこと」を紙に書いて整理する
最後に、ごく簡単な頭の整理の方法を、ご提案したい。
10〜15分、時間が取れる時に少しずつできるような気軽な内容だ。
その①:「やった方がいいこと」をどんどん書き出す
まず、紙またはノート用意。
3等分になるような線を、2本引いておく。
(大体でオーケー)
そして、一番左の部分に、「やった方がいい」と自分が思ってることを、どんどん書き出す。
※前回のワークをやっていたら、「〜しなければならない」と書いたことを参考にしてもいいかも。
ポイントは、今できていることだけでなく、今できてなくても、「本当はやった方がいい」ことを全部書くこと。
自分に課している"理想状態"を満たせない限り、我慢しているのと同じ状態になってしまう。
だから、今回はそこにもメスを入れたい。
その②:「好き=○」、「嫌い=×」を書く
一番左側の欄に、「やった方がいい」ことをどんどん書いた。
その隣の欄(真ん中の欄)に、「好きなことだったら、○」「嫌いなことだったら、×」を書いていく。
もしパッと好きか嫌いか思いつかなかったら、△でもいい。
感覚でどんどん印をつけていくことが、大事。
その③:「好き=やりたいこと」、「嫌い=最低ライン」を決める
①と②で、好き嫌いが出揃った。
一番右の欄には、「好き=やりたいこと」「嫌い=最低ライン」を書いていく。
例えば、「栄養バランスを整えた料理を作る」ことが「好き」なのであれば、それをさらに「自分レシピを作る」とかに変えていく。
資格に挑戦したっていいかもしれない。
そうやって、「やりたいこと」を膨らませていく。
逆に、「毎日掃除をする」ことが「嫌い」なのであれば、それを「水曜と土曜だけ掃除機をかける」とかに変えていく。
ここで大切なのは、「自分が罪悪感を感じない最低ライン」を見つけること。アウトソーシングしたっていい。(アイロンがけが嫌いなら、クリーニングに出しちゃう、とかね!!
落としどころが見つかれば、嫌いなことでも随分と気が楽になるはず。
・好きなことは目一杯、嫌いなことは最低限にしよう
こうして紙に書き出すことで、「やった方がいい」とパンク状態になっていたものが、「本当にやりたいこと」と「最低限やればいいこと」に分けることができる。
どちらも、自分が心の底から納得していることだから、満足感が違う。
実際、私は試行錯誤する中で「本当にやりたいこと」と「最低限やればいいこと」がわかってきて、随分と肩の荷が下りた。
毎日家事や育児に追われて、我慢の連続のように思えるけど、意外に自由に出来るところもあるんだ!ってことが少しでも伝えられたら、嬉しく思う。
ちなみに私は料理が苦手だけど上手くなりたいので、簡単なのに美味しいレシピがあったらぜひ教えてください!(切実)
・おわりに
これからも、今回のような簡単なワークとともに「我慢しない子育て」を実践する方法を、連載していきます。
悩んでることや知りたいことがあれば、noteのコメント欄、TwitterのDMや質問箱へお気軽にご連絡くださいね。
▷ ▷ ▷連載第3回はこちら
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