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第5回 6泊7日ファスティング体験記──ファスティング開始における面談およびオリエンテーション

 初日の面談を受けるために面談室へ向かうと、女性の担当の方が愛想よく歓迎してくださいました。面談は気楽な会話から始まり、今までにファスティングの経験はあるか、施設を利用してファスティングをする目的は何か、回復食を含むファスティングの方法などを話しました。
 下記2つの記事でも述べた通り、不摂生によって私の体は悲鳴を上げていいたのです。このような経緯から担当の方には正直に、自身でファスティングの体験はあるものの、施設を利用することで強制性を持たせて減量に取り組みたい旨を伝えました。すると担当の方は理解を示してくださり、自身でファスティングをするよりも施設を利用した方が辛くない旨を話してくださいました。

 また初回面談では、体重、体脂肪率、内臓脂肪レベル、血圧を計測しました。その結果、血圧は正常の範囲内でしたが、それ以外は完全に肥満体の数値でした。受付の方によると、今回の6泊7日ファスティング──完全に固形物の食事を断つのは3日で残りは回復食の期間──では平均で2kg程度の減量につながるようでした。これを受けて「2kg減量したところで肥満体に変わりはない」と内心は思いながらも、今回は不摂生な生活を改善することも目的でしたし、自身で2kgの減量すら厳しかったので、前向きに気持ちを切り替えることにしました。

 肥満体の体を揺らしながら面談室を後にし、しばらくすると別の部屋ではファスティングの初回オリエンテーションがありました。オリエンテーションには、20代、40代、60代くらいの肥満には見えない3人の女性の方たちがいらっしゃいました。人によって宿泊の日数は異なっていましたが、この中では私の6泊7日の滞在が最長でした。
 オリエンテーションでは、ファスティングの効果や方法、宿泊の日数に応じた過ごし方、回復食、施設の歴史や紹介、滞在中のイベントなどに関して施設の代表者の方から説明を受けました。特に回復食の重要さが強調されていました。上述した受付の方もこの点を強調されていましたし、6泊7日のうち半分は回復食にあてられることからも、ファスティングにおいて回復食は非常に重要なことが分かりました。(続く)

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