寿限無

大学で教育学を専攻。卒業後、教師にはならなかった自分から見た社会、日頃感じていることを…

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大学で教育学を専攻。卒業後、教師にはならなかった自分から見た社会、日頃感じていることを徒然書いてみたいと思います。

最近の記事

公立小中学校と塾は違って当然(雑記)

こんばんは。大変な時期が続きますね。みなさん、如何お過ごしでしょうか。少しでも明るいニュースが増えるといいなぁ… と願わずにはいられない、そんなこの頃です。 言うまでもなく、コロナウイルス感染症により、社会は大きく変わりました。なんだか今年は秋学期が始まるのも早く感じる… 実質、6月まではなかったようなものですし… 早速、本題。 社会のでの「最適解」が大きく変わってもなお、 ・習ってるより難しい漢字を×にされた! ・計算の仕方で×点数を引かれた! という怒りの声は今も

    • 教育現場のICT化の遅れがやばいって話【雑記】

      こんにちは、寿限無です。前からICTが進められてたとはいえ、全体への浸透とは言いづらかった教育現場のICT導入。ただ、新型感染症流行の中で、否応なく対応が求められ、急ピッチで導入が進められていることでしょう。 教師は何故ICTに弱いのか「PCからスクリーンに映像を送るためにはHDMIで繋ぎます」   こう、教師に説明すると何が起きるか。 「HDMI」って何?   約半数くらいの先生からは、そういう疑問が返ってきそうです。 ※半分くらいってのは、教員養成課程にいたときの感

      • オンライン授業は制服で効果が倍増?(雑記)

        こんにちは。寿限無です。 この世の流れ、教育分野においても、オンライン環境の構築は必須になりましたね… 自身も、対応に追われております。 オンラインでの授業に詳しい方から、オンライン授業のコツの資料をいただいたので、さらっと目を通しました。 その資料では、同じ場所にいることを体感するために共通体験が必要だということ、その共通体験を感じるために、服装や用いる道具(ペンの色)などをそろえる、ことが提案されていました。 部屋着で参加せずに、共通の衣装=ユニフォーム(制服)を着用

        • 3つのステップに分けて勉強を教える

          家庭学習で勉強を教えるときに気をつけたいポイントとして、スモールステップで勉強を教えることがあります。今回はそのスモールステップの考え方について書いていこうと思います。 教育実習での経験から、勉強に限らず、子どもに何かを教えるときには3つのステップを意識しています。一つの事柄について、小さな目標にする(スモールステップにする)ことで、子どもは達成感を感じつつ、より大きな目標に取り組むことができると考えているからです。 3つのステップ ステップ1.手を添えるなど、一緒にやる

        公立小中学校と塾は違って当然(雑記)

          臨時休校中に家庭でできる学習を考える

          コロナウイルス感染対策で、全国的にほとんどの学校が休校となりました。休校になっても、家で一緒に過ごせる大人はいない、突然学校が終わってしまったけど、学習面では何をすればいいの?と不安な保護者も多いと思います。 留守番ができるのだろうか、勉強を教えられない、家でどう過ごす?そういった疑問に少しでも答えられたらと思います。疑問点などありましたら、寿限無のTwitter(@momo26767302)にご連絡ください。 留守番について祖父母や児童館などに面倒を見てもらえればまだい

          臨時休校中に家庭でできる学習を考える

          ゲームは子どもの発達に悪影響?

            こんにちは、寿限無です。全然更新できていなくてすみません。そして、それでも読んで下さる皆さん、ありがとうございます。 今回はゲームと子どもへの影響について書いていきます。長文です。 香川県のゲームを規制する条例が話題になっています。 度々、教育の敵として話題になるゲーム。本当に子どもたちに悪影響を及ぼすものなのでしょうか。 香川県でネット・ゲーム禁止条例制定へ香川県の通称ゲーム条例に関しては、前文で 「加えて、子どものネット・ゲーム依存症対策においては、親子の信

          ゲームは子どもの発達に悪影響?

          noteをはじめて一年が経っていた

          こんばんは。寿限無です。 ひさしぶりにノートを開いたら、登録してから1年が経ったと通知が出てきました。そんな前だったかな~なんて思ったり。 タイムライン?を少しのぞいてみたら、買ってよかったもの、の投稿があり、そういえば、ノート始めたての時に自分もそんな記事を書いたな、と思い出しました。一年って早いですね。 去年から何も成長していない気がします・・・ そういえば、最近、「ここ数年成長していない。」と人に話したところ、自分で気づいていないだけで、成長しているところあると

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          小学校におけるプログラミング教育~あさがおを植える~

          こんにちは、寿限無です。前回はプログラミング教育というとコードを書くことと思いがちだけど、小学校段階では、プログラム=計画をつくるということに注目してはどうか。ということを書きました。今回はその具体例をあげてみたいと思います。 あさがおを植える都市部の小学校では生活科の定番になっているのではないでしょうか。夏休みに持って帰って、あさがおの観察日記を書く、なんてのは小学生の夏の風物詩になっていると思います。 あさがおの育て方の手順を考えると  種を植える  ↓  双葉が生え

          小学校におけるプログラミング教育~あさがおを植える~

          ゲーム禁止の家にコンピューターがやってきた日の話

          こんにちは寿限無です。 #はじめてのインターネット というハッシュタグを見つけたので思い出話をひとつ。2000年代中頃の話です。 当時私は小学4年生か5年生。母の強い信念により、我が家にはゲーム機がありませんでした。いわゆる「ゲーム禁止」の家だったのです。 携帯ゲーム(当時はゲームボーイアドバンスとかDSだったかな)はもちろん、据え置き機もありませんでした。当然、触ったことがないので操作が分からず、友達の家でもこっそりやろうなんて気も起きません。 そんなある日、ゲームがほ

          ゲーム禁止の家にコンピューターがやってきた日の話

          【教師・保護者向け】小中学校におけるプログラミング教育とは

          お久しぶりです。寿限無です。 今回のテーマは、プログラミング教育についてです。 前々からお伝えしたいテーマでしたが、なかなか書き始めるきっかけがありませんでした。 プログラミングというと、パソコンを使って・・・英語のような暗号がならんでいて・・・というイメージを持つ人が多いと思います。高度なトレーニングを積んだエンジニアの仕事だと思う人も多いでしょう。 それを、小学校から教えようというのだから、保護者も驚き、自分たちの手には負えない。と感じているのではないでしょうか。しかし

          【教師・保護者向け】小中学校におけるプログラミング教育とは

          「区別」と「差別」の授業の思い出話

          まれに、小中学校で受けた授業の中に強烈に記憶に残っている話がある。その一つが、「区別」と「差別」の授業だ。小学校高学年か、中学の、道徳か、社会の時間に絵カードに書かれたさまざまな事柄について、「区別」か「差別」か、を考えディスカッションする授業だった。 絵カードの内容は 「男と女」 といったものから 「車いすのAさんは電車に1人で乗らない」 「車いすのAさんは電車に1人で乗れない」などといった、障害者のある人の社会参画に関するものがあった。 あった、というより、正確には、2

          「区別」と「差別」の授業の思い出話

          10連休短かったですか?長かったですか?

          こんにちは。寿限無です。 GW10連休いかがお過ごしになられましたでしょか。10日間の休みが短かったという人、長かったという人、そもそも休み10日もなかったよ!といろいろな方がいらっしゃるでしょう。 私はというと、10日間しっかり休みがありました(*^^*)ありがたや。 前半は天気が優れませんでしたが、後半はいい天気で、サイクリングにいったり釣りに行ったり。(5月)3日4日と例年のGWと同じ日程で予定がぎっしりになってしまって、あまり普段と変わりませんでした。 やっぱり、休

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          保育士資格と発達障害のある子どもの支援

          こんにちは、寿限無です。 就活をしていて疑問だったことがあるんですよね。それは、保育士資格は使える(仕事の肩書や給料に考慮される)ことが多いけれど、教員免許全般、特別支援学校教諭の免状に至っても使うところがほとんどないということです。 私は保育士資格は資格試験で取得しました。時間やお金ではないことは重々承知ですが、勉強時間にして筆記・実技合わせて2か月ほど、受験料は2回の受験で計26,000円ほどの保育士資格。一方、教員免許各種(幼、小、特支)は、大学4年間(一般教養1年

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          花粉は「人災」なのか

          こんにちは、寿限無です。 最近、ネット上で、「花粉は人災だ!」という意見をみかけました。 私は、小さいころから花粉症です。そして、何故か最近ほとんど症状が出なくなりました・・ この「花粉は人災だ!」という意見に対して自分が思ったことは、 ・確かに、よく検討してから植林すれば防げたことかもしれない。 ・対して、花粉が飛んでいても花粉症にならない人もいるし、人災とは言うには無理があるのではないか。 ということでした。 さらに、極論を述べれば、 花粉症になる→鼻水やくしゃみな

          花粉は「人災」なのか

          人に教える

          こんにちは。寿限無です。 よく、「人に教えることは自分のためになる」と言われる。でもそれって本当なのかなぁ・・・ 人に教えるということは、その物事の全体的な位置を理解したり、それを他人に伝えたりする力が必要になるから、結果的に自分の知識が深まっている、ということであって、単に教えるという行為だけでは、大きな効果は期待できないように思う。 もちろん教えないより、教えた方が自分の知識も深まるとは思う。でも、その時間があるなら、知識を増やす方が受験とかには役立つんじゃないかな。

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          読んでほしい本がある

          こんにちは。寿限無です。 今回は最近読んだ本から、是非いろんな人に知ってもらいたいと思う内容があったので紹介します。本当はもう少しまとめてから書くつもりだったのですが、できるだけ早く、できるだけ多くの人に知ってもらいたかったので、先に公開しておきます。 おすすめの本『マンガでわかる 発達障害の僕が 羽ばたけた理由』 この本を読んでみたのですが、発達障害の人に関わる、というか、公表されていない方もいると思いますし、知っていて損はないことなので、いろんな方に読んでほしいと思った

          読んでほしい本がある