【教師・保護者向け】小中学校におけるプログラミング教育とは

お久しぶりです。寿限無です。
今回のテーマは、プログラミング教育についてです。
前々からお伝えしたいテーマでしたが、なかなか書き始めるきっかけがありませんでした。

プログラミングというと、パソコンを使って・・・英語のような暗号がならんでいて・・・というイメージを持つ人が多いと思います。高度なトレーニングを積んだエンジニアの仕事だと思う人も多いでしょう。
それを、小学校から教えようというのだから、保護者も驚き、自分たちの手には負えない。と感じているのではないでしょうか。しかし、文科省の言っている「プログラミング教育」はそのような難しいものをさしているのではないと考えられます。そこで今回お伝えしたいのが、大学の時に他学科の先輩とも話していたことですが、「プログラミング教育」って勘違いされていない??という話です。

この勘違いを生んだ理由の一つが、「プログラミング」という言葉の解釈だと考えています。「プログラミング」には以下の二つの意味があるのではないでしょうか。

 1.コーディングを指すプログラミング
   多くの方がプログラミングと聞いて最初に思い浮かべるのがこちらの意味でのプログラミングだと思います。英語をもとに開発された、コンピュータと人間をつなぐ言語(=コード)を用いたものと考えてもらうと捉えやすいと思います。

 2.プログラム=計画を作るという意味でのプログラミング
   ここでのプログラムとは、運動会のプログラムなどといった、予定実行のための計画のことを指します。
「本当に解決したい問題は何なのか」を問うもので、小中学校での学習に重要というのも頷けるのではないでしょうか。また、この問題解決能力は1の意味でも、プログラムで解決したい目標を考えるのに大切な基礎となるでしょう。

2の意味でのプログラミング学習を具体的に考えてみます。

例えば、小学校の1年生であさがおを育てる学校は多いと思います。
何故あさがおなんでしょうか?プログラミング教育の考え方では、ここで育てる植物は子どもたちが主体的に選び、好きなものを育てるべきだということになります。
しかし、なんでも好きなものを育てればいいと言うわけではありません。植木鉢を並べるスペースには限りがあるでしょうし、用意できる種の種類、種をまく時期、育てやすさ、などあさがおが選ばれる理由にはさまざまな背景があります。それが経験的に教師に伝わり「1年生で育てる植物はあさがお」の風習のようなものができあがったということができるでしょう。

じゃあ、教師で決めた植物を育てさせればいいじゃないか、となりますね。次回はその辺りのアイデアをもう少し具体的に書いていきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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