保育士資格と発達障害のある子どもの支援

こんにちは、寿限無です。

就活をしていて疑問だったことがあるんですよね。それは、保育士資格は使える(仕事の肩書や給料に考慮される)ことが多いけれど、教員免許全般、特別支援学校教諭の免状に至っても使うところがほとんどないということです。

私は保育士資格は資格試験で取得しました。時間やお金ではないことは重々承知ですが、勉強時間にして筆記・実技合わせて2か月ほど、受験料は2回の受験で計26,000円ほどの保育士資格。一方、教員免許各種(幼、小、特支)は、大学4年間(一般教養1年、専門3年)を費やし、実習もありました。学費にして200万円超。保育士資格の学習内容に、幼稚園教諭の内容が被っているところはあります。

もちろん、実際に保育に関わられている先生方は保育の知識や技術を持っていらっしゃるでしょう。発達障害の子どもに関わらず、子どもに関わることは学生とは比べ物にならないと思います。特に発達障害について勉強していなくとも、対応は可能かもしれません。研修などで、発達障害について学ぶこともあるかもしれません。
しかし、ここまで特別支援の免許を使う機会がないと、大学で学んできた特別支援に関する事柄は、世の中に必要とされていないのかと疑問に思えてきます。大学の授業では学部全体で発達障害について学ぶ授業もありました。その時のグループワークなどでは「特支はこわい」などと言われることがありました。特別支援専攻の学生は発達障害について知識が多いことや、その学生に質問されることを恐れての発言だったようです。

他専攻の学生に怖いと言われるほど、特別支援には知識が必要だったり、多様な視点が必要だと思うのです。そして、本来これはすべての教育・保育に関わる人に必要な情報だと思うのです。特別支援の免許や教員免許は、大学である程度勉強してきた証のようなものだと思っています。なんで特別支援の免許の使いどころがないのかな~という疑問でした。


最後まで読んでいただきありがとうございました。特支の免許の使いどころ、とは言わなくても、学んだ知識を社会に生かせる方法はないものですかね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?