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いい時も悪い時も「次いってみよう!」

ひとつの行動を起こした時、結果はさまざまです。

場合によっては、そこで足止めをくらい、なかなか次の行動に移せないこともあります。

結果がどうであれ、とらわれすぎずに次の行動に移る。行動し続ける。
そのための後押しになる言葉として、今回紹介したいのが「次いってみよう」です。

「次いってみよう」といえば「長さん」

「次いってみよう」は、昭和~平成にかけて活躍したコントグループ『ザ・ドリフターズ』のリーダー、故・いかりや長介さんの台詞です。

台詞は主にバラエティ番組のコントのつなぎに発しており、単に「いってみよう!」とかけ声を上げる場面もあったようです。

何気ない台詞ですが、「オイーッス!」「だめだこりゃ」に並ぶ、いかりやさんの代表的なフレーズとして知られています。

「長さん」の愛称で親しまれたいかりやさんは、ドリフターズの活動に留まらず俳優としても多数のドラマ・映画に出演していました。特に『踊る大捜査線』でのどっしりとした存在感は、印象に残っている方も多いはずです。

私は『8時だョ!全員集合』の世代ではなく、『ドリフ大爆笑』を幼少期に観た程度です。
平成以降に生まれた方は馴染みが薄いかもしれませんが、今年は同じくドリフターズのメンバーだった志村けんさんの訃報もあったため、追悼番組で昔のコントやいかりやさんの姿を観た方もいらっしゃるかと思います。

「次=未来」は変化し、更新されていく

結果や出来事に対して気持ちの折り合いをつける言葉として、「まあいいや」「大したことない」「何とかなる」などがあります。

これらは既に起こった過去、もしくは現在進行形のことに視点を向けているのに対し、「次いってみよう」は未来を指しています

嫌なことがあった、思うような成果が得られなかった…そのような時、反省や改善点を考える、溜め込まず時には愚痴をこぼすのも必要です。

ですが、ぐるぐるとひとつのことにとらわれているよりも、「次いってみよう」と先のことに目を向けた方が建設的です。

起こってしまったことは変えられません。しかし、立ち止まっているよりも、一歩でも半歩でも次の行動へ進んだ方が、また違った結果やよい方向に変化するかもしれません。

また、逆に結果がよかった時も、成功に固執せず次を目指すのは大切です。例えばアスリートは、結果にとらわれず常に行動し続けています。

成功は大いに喜んで、よりよい成果を出せるよう、まい進し続ける。自分のベストスコアを更新できるのは自分だけです。

未知の可能性は、行動の先に掴めるもの

とはいえ、やみくもに動けばいい訳ではありません。

特に、自分でコントロールできないものに焦点を当てて進むのは好ましくありません。例えばnoteで「もっとスキしてもらうために」といった考えで記事を投稿していくと、スキの数で一喜一憂し、「何のためにnoteを始めたんだっけ」と行動の意味自体を見失う場合があります。

そのため、具体的な改善点や目標など、「次はこうしよう」という明確なイメージを持ち、実際の行動に反映していくのが望ましいです。

それでも、なかなか踏ん切りがつかない時があります。そんな時に後押ししてくれるのが、ごくシンプルな「次いってみよう」なのです。

威勢のいい調子と、ドリフターズの底抜けに明るい雰囲気から、この台詞には非常に前向きな精神が宿っています。
さらに、精力的に活動し続けてきたいかりやさんの言葉だからこそ、結果はどう出るか分からないけれど「とりあえずやってみよう」という気にさせてくれるのです。

失敗するのが怖いなど、懸念が生まれる時ももちろんあります。ですが、難しいことを考えずに行動して上手くいく時も、実際にあるはずです。

未来は誰にも分かりません。その分、未知の可能性に溢れています。

「次いってみよう!」を踏み台に、自分なりの「次」に進み続けることで、掴めるものがある。そう信じて行動していきたいものです。

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