#私のコーヒー時間
ゆっくりしていってくださいフロート
子どもの頃、地元に一店だけモスバーガーがあった。
マックもロッテリアも、電車で3駅行った大きな街にしかなかった。
息子がフライドポテト大魔神なため、今やマックを始めとしたファストフードは手軽な昼ごはんの代表格と成り果てた。
しかし思春期の頃、ソースがこぼれたら一発でテンションが下がるであろうモスバーガーやモスチーズバーガーは、父親のお土産としては最高のごちそうだった。
中学生の頃、当時の友だ
公園でセブンのコーヒーを飲んで、花見をした朝をなつかしく思えるように
ある冬の朝、まだ積雪もすくない頃だった。
息子を保育園に送り届けたあと、スーパーの開店を待つために暇つぶしをすることにした。
セブンイレブンの100円コーヒーを買い、近くの公園に足を運ぶ。ダウンコートと手袋越しの紙カップのぬくもりで暖は取れていた。
ペンキの剥げた青緑のベンチに腰かける。
熱々のコーヒーをすすりながら、ぼんやりと過ごしたあの日、何故かセブンのコーヒーがスタバで飲むよりおいしく感