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作品の物語

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製作した作品の解説です。 ひとつひとつに物語があります。
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2021年9月の記事一覧

【作品の物語】つむじ風に乗って(鎌鼬)

【作品の物語】つむじ風に乗って(鎌鼬)

何やら次のターゲットを
相談しています。

左側のイタチが棒で人をつまずかせ、
右側の手が鎌になっているイタチが
切り裂き
薬壺を持ったイタチが薬を塗ります。

今日もなんだか
楽しそうなお顔。

額を購入した時、
灰色がかったこの緑を
見ていたら鎌鼬が浮かびまして、
そのままのイメージを描きました。

【作品の物語】空鳴りの龍

【作品の物語】空鳴りの龍



空が鳴り始めた時、
雷雲をまとい、現れたのは
空鳴りの龍。

漆黒の体に雷が伝い、
鱗が輝く

その姿は美しく、
恐ろしい。

潮鳴りの龍と対照的な
龍の作品です。

黒雲をまとう龍が描きたくなり
制作しました。

「空鳴りの龍」
色紙・アクリルガッシュ
額12.5×7.5㎝
【個人蔵】

【作品の物語】月夜の遊び

【作品の物語】月夜の遊び

満月の夜、
目を輝かせた猫又は
笛をしゃぶったり、
三味線で爪を研いだりして
遊んでいます。

二匹で楽しそうにしていると、
蝶々も集まって来ました。

夜はまだ始まったばかりです。

楽器を演奏しているフリ
のおふざけ猫又を描きました。
着物はお揃いのようで
少し模様が違います。

個展に出品予定です。

【作品の物語】海に行くのが待ち遠しい

【作品の物語】海に行くのが待ち遠しい



満月の夜、妖術で猫魈(※ネコショウ) が海の生き物を夜空に浮かべています。

海に行ったことがない猫妖怪たちに
海にいる不思議な生き物を教えて
あげているのです。

遠くにある海へ、
大きな化け猫に乗って遊びに
行く日を皆楽しみにしています。

そして沢山の海産物に
思わず舌をしまい忘れてしまった化け猫。

海で美味しいものを食べる事が
出来るのでしょうか?

「海に行くのが待ち遠しい」
色紙

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【作品の物語】狐の嫁入り

【作品の物語】狐の嫁入り



狐が化けた小柄な黒牛が牽くのは
妖術で生み出された牛車である。

降っていた雨も上がり、
晴れ間が見えるとお供の狐たちが
見えてきたはじめての光景に
思わず心を躍らせる。

「狐の嫁入り」
色紙・アクリルガッシュ
額13×16.5㎝
絵4.5×8㎝
【個人蔵】

狐の嫁入りの絵画作品は
カゴが出てくるものが多かったので
平安絵巻のような狐の嫁入り
にしました。