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娘に初潮がきたら、お母さんと一緒に婦人科に行って欲しい理由

女性と生まれたら、必ず迎える初潮。
初潮の時の母親の対応は、いくつになっても心に残る。
娘に初潮が来たら、ぜひお母さんが先だって婦人科を一緒に行って欲しい。
愛する娘の一生に影を落とさないためにも。

初潮時の母親の対応が娘の人生を左右する


新著「死んでも女性ホルモン減らさない!」の監修者である産婦人科医の吉野先生は「娘に初潮がきたら、お母さんと一緒に婦人科へ来て欲しい」と言う。
幼い頃から婦人科に通うことで、婦人科に対する抵抗感がなくなり、女性ホルモンをはじめ、生理や避妊に対する正しい知識を得ることができるからだ。
経験上言えることだが、これは「本当」である。

「経験上」というのは、私自身が母に産婦人科に連れてもらったのではなく、その反対に初潮を迎えた際の母親のネガティブな対応によって、
「生理は恥ずかしいもの」という意識を刷り込まれてしまったという経験を指す。

こちらでも書いたが、母親が初潮に対しネガティブなイメージを持っていると、感受性豊かな思春期の女子は、それに多いに引きずられる。
時代も影響していると思うが、「生理」という2文字を口にするのもはばかられたし、婦人科は妊娠しなくちゃ行けない場所だと思っていた。

なので、生理不順になっても母はおろか誰にも言うことができなかったし、
最初の結婚で妊娠して流産した時も誰にも相談できなかった。
何故なら「恥ずかしいこと」と思っていたからだ。

そうしたこともあり、更年期の症状が出た際も誰にも言えなかった。
10年近く放置していたのは、そうした背景がある。
もし生理に対し、ネガティブなイメージを持っていなかったら、同性である母と生理や更年期について話すことができたら、もっと早くラクになっていただろう。

信頼できるパートナードクターをみつけてあげることは、母親が娘にできる最大のプレゼント


私のような思いを大切な娘にさせないためにも、
幼い頃から婦人科という場所に慣れさせておき、
生理や低用量ピルの知識を早くつけさせてあげて欲しいと心から思う。
そしてまた、生理について語ることは恥ずかしいことではないということも。

生理に対してポジティブなイメージを持ち、
早いうちからパートナードクターと呼べる産婦人科医を持つことは、初潮以降の人生をさらに明るくしてくれる。
女性ホルモンをセルフコントロールできるとメンタルも安定するので、人間関係で悩むことも少なくなる。
よって、私のように離婚や更年期で、すったもんだし、アップダウンの激しい人生を歩むこともまずないと思う。

よく「教育は親ができる最大のプレゼント」と言うが、こと娘にいたっては、「信頼できる産婦人科医をみつけ、幼い頃から女性ホルモンの知識をつけることは母親ができる最大のプレゼント」だと私は思う。

娘とお母さんがお父さんにナイショで、
楽しげに生理の話をする光景って、何かいいじゃない。
嫉妬するくらい憧れちゃう。
私もそんなお母さんになりたかったなぁ。

◇◇◇◇◇
Amazonでの予約はこちらから。書店では7月2日から置かれる予定です。

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