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センスを育むコツとは?

ブランドディレクターの萩原です。

今日は「センスを育むコツとは?」というテーマについて。


半年ほど前に東京に移住し、以前よりも明らかに外出をする量が増えました。
それと併せて、情報に触れる量も間違いなく増えました。

しかも…触れる情報はどれも一級品の「本物」。
精度の高いマーケティング戦略の要素が十分に感じられる、クオリティの高いクリエイティブをがあちらこちらで見かけます。

電車にある広告のキャッチコピーやデザイン。
有名ブランドの店舗空間やパッケージデザイン。
サービスの体験デザイン。

なんとも刺激的です。

見るたびに戦略の引き出しや感性が養われていく感覚です。
何もこれは「東京だから」すごいというわけではありません。

どこにいてもこれらは養えると思うのですが、
東京と地方とではそれぞれに違った良さがあり、
目に入る情報の種類が大きく異なります。

なぜか。

地方と東京とでは、人が抱くニーズが違うため、発信者はそれに沿って、情報の伝え方も変えなければいけないためです。
これはターゲティングの話です。

だから今の僕に至っては、東京でしか得られない情報に触れることがなんとも新鮮で、感性の裏側を突かれている様な気分です。
(これまでも月の半分は東京に来ていましたが、住むとなるとやっぱり見る景色が変わりますね。)

・・・

話が変わりますが、
自身のセンスを養っていくには、
まずは「感じること」がとても大切だと思っています。
「懐かしさを感じる」「キュンとする可愛さ」
「愛着が湧く」
「ほっこりする」
まずはとにかく感じることに徹してみないことにはセンスは育まれない。

そして、「好き」と感じた部分にどれだけ着目して自分の中でひもとけるか…。

自ら感じることに積極的であれば、
いつしか不思議とセンスは養われていきます。


そして、もう一点。
僕が体験をする時に注意していることは、
「考える」と「感じる」のメリハリを明確につけること。
「考える」に思考が偏ると、「感じる」ことはできません… 。(人間はそんな器用じゃない!)

「考える」については、 マーケティング脳を働かせているイメージです。

例えば何かのサービスの体験をした時に、
「どんな収益構造なのか?」
「自社にも転用できる部分はあるか?」
「違う店で見た類似商品の方がコスパが良さそう」
といった具合に、ロジカルに考えを巡らす行為です。

もちろん、「考える」も非常に重要ですが、
感じたい時はとことん感じるに徹したほうがいい…!!
その後好きなだけ「考える。」
・・・

僕は既に自分自身の変化を実感しています。

よく「アイディアは移動距離に比例する」という言葉を耳にしますが、
これはセンスに関しても同じことが言えると思っています。

様々なところへ旅をして、体験をして、「自分が感じたこと」や「裏側にある戦略」と向き合う。

もっと貪欲に、より多くの「本物」に触れに行ってきます。


「進化」するには「深化」や「伸化」が大切で…
それによって「進化」すれば、今よりもっと「新価」や「真価」を生み出せる様になる。


それではまた!

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