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そっかー、固定資産か。イルカもラッコも固定資産だったか。———ものすごく納得した。

以前にも同じようなことを書いた気がするのだが、如何せん検索しても該当記事らしきものが引っかからないのだから仕方がない。

簿記・会計と聞くとどうしても一般企業を連想してしまうのだが、いわれてみれば動物園や水族館も立派な企業だ。業種を調べてみると分類では「教育、学習支援業」に当たるらしい。

そしてここで【イルカ、ラッコは「固定資産」…イワシはまさか! 水族館と会計の不思議な関係】のタイトル投入である。すとん、と腑に落ちた。

なるほど、確かにイルカやラッコは固定資産だ。むしろそれ以外に該当する勘定がない。一般的な固定資産と異なる点があるとすれば固定資産そのものが生きているということだろう。

【固定資産】
その年限りでなく、何年にもわたりその事業のお金稼ぎに貢献する資産。

イルカやラッコの「餌」に関しては消耗品扱いだと思うので勘定としては消耗品費(?)が妥当なのでは? そもそも10万未満の資産は消耗品。いや、仕入れの量によっては余裕で10万円を超えそうだが基本的に1年未満で消費されるだろうから多分セーフ。……多分。

それにしても、器具備品、車両と違ってイルカやラッコ、動物園ならライオンやゾウを固定資産として償却するさいの償却期間を決める基準は何だろう? まさか一律というわけではあるまい。何せ生きているのだから。

極端な例としては野生の状態での平均寿命が100歳以上のガラパゴスゾウガメ。下手をすると償却が終わる前に施設のほうが閉園してるかもしれない。何せ野生の時点ですでに平均寿命が100歳を越えているのだ。動物園で悠々自適な生活を送っているガラパゴスゾウガメの寿命がそれを下回るはずがない。むしろ1.5倍以上と言われたほうがよほど納得できる。

そうはっていっても水族館や動物園の決算書って探せば簡単に見つかる類いのものか?
試しに水族館・決算書で検索をかけたら【財団法人下関海洋科学アカデミー決算書(平成23年度)】が引っかかったので読んでみたが、餌については「飼料購入費」になっていた。さすがに消耗品でくくるには大ざっぱ過ぎたか。しかし、まあ、当然のことながら固定資産の償却期間についての補足説明などなかった。

これはもう「お問い合わせ窓口」的なところから質問するしかない?


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