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”DIE WITH ZERO”に学んだ、人生を豊かにする方法

あなたには夢がありますか?

なんとなく壮大なことを言わないといけない気がして、夢なんてないと答える人もいるかもしれません。
でも、「いつかこんなことがしたい」「あの人みたいに生きてみたいな」そんな憧れを抱いている人はきっと少なくないでしょう。

私には「好きなときに好きな場所に行けるライフスタイルを築きたい」という夢があります。

学生時代から留学・海外旅行を通じて、生まれ育った日本以外で未知との遭遇をたくさん経験してきました。

社会人になったら有休をたくさん使って旅行三昧だ!と思っていましたが、実際はそう簡単ではありませんでした。
そもそも旅行に行ける日が限られているし、土日やGW・お盆休みなどじゃないと行きづらいから学生時代の旅行に比べて費用も高くなってしまう。

大好きな海外旅行、思っていたほど自由にできない。そう気づきました。

モヤモヤしているうちに、「そもそも日本に住む意味ってなんだっけ?」と考えるようになりました。

日本で働いているから日本にいるけど、海外で仕事ができるようになれば海外に身を置くということは叶えられる。
さらに、特定の場所で仕事をするのではなくPC一つで仕事ができるようになれば、いつでも旅行できるようになるのでは?という考えにいたりました。

でもそんなのどうやってやるんだろう、簡単じゃないよね。そう思いながら、3年半の社会人生活を送ってきました。

ところが、つい先日読んだ本、“DIE WITH ZERO”(「ゼロで死ね」)、ふいに手に取ってみて、一気に心が軽やかになりました。



「会社やめて、海外行ってみよう」



今日は“DIE WITH ZERO”から学んだ、人生をより豊かにするための考え方をご紹介します。
(以下、見出しの文言は書籍本文に登場するキーワードです。)



”人生で一番大切なのは、思い出をつくること”

思い出からはその後にも喜びを得られる


楽しかった思い出は、だれしも一つや二つあるでしょう。
その瞬間が楽しかったのはもちろん、後になって「あの時最高だったな」と浸ることはありませんか。筆者はこれを「思い出の配当」と表現しています。

配当というと株式投資が頭に浮かびますが、要は投資の恩恵を後で受けられるということです。
「思い出の配当」とは、思い出はその瞬間に限らずのちの人生で何度も反芻して味わうことができるということです。

私の経験をご紹介しましょう。

学生最後の夏休みの1か月、アルバイトで貯めたお金で行ったセブ留学。たった1ヶ月のはずなのに、とても濃い記憶として残っています。
ルームメイトの一回り年上のお姉さん二人に出会って、「レールに乗らない人生」もあることを知りました。

また、大学卒業間近に行った1か月間のアジア・ヨーロッパ周遊旅行。これが人生で一番幸せな瞬間だったと今でも思い出しては、心がじゅわっと温かくなります。

活気あるホーチミンのネオン街、青空の中で輝く真っ白なタージマハル、歩いても歩いてもすべて回りきれないルーブル美術館、小雨の中ほろ酔いで歩いたブリュッセルの石畳。
あらゆる情景が鮮明に残っています。

最初のボーナスで返すからと母に20万円を借りてまで行ったこの旅、総額は50万円と当時の私には大金でしたが、この記憶はぜったいに消したくない、大切な大切な思い出になりました。

人生の最後に残るのは思い出


あなたは死ぬときのことをイメージできていますか?おそらくあまりピンとこないのではないでしょうか。

でも、お金が死に際に何の役にも立たないことはわかるはずです。延命治療をするのであればお金は必要になるでしょうが、そもそも動けない体の寿命を数か月引き延ばすために数百万円も使う必要があるのでしょうか。
そのお金があるなら、20代のうちに先に使っておいた方がよっぽど有意義です。

人生100年時代、老後の生活への不安もありますが、これは長寿年金で解消できるらしいので、お金は然るべきタイミングで経験に変えていく方がよいと学びました。

また、若かりし頃の武勇伝をやたら語るおじさんは嫌われものとして何かと話題にあがりますが、これはまさに「思い出の配当」を受けている瞬間なのでしょう。
聞かされる身としては「またかよ」と思うものですが、人生で最も長く残るものが思い出であるという何よりの証拠ではないでしょうか。



”もっとも大切なのは簡単な道を選ぶことではない あなたにとって最善の道を選ぶことだ”


私にとっての最善の道とは


あなたの心が満たされるのはどんなときでしょうか。私の場合、旅をとおして未知の体験をすることで心に充足感が芽生えます。サラリーマン生活をしながら週末を待ちぼうけにして過ごすことではありません。

その「心が満たされる」瞬間を増やしていくことが大切だと知った今、この生活を続ける意味はないと思うようになりました。

「不安」か「リスク」か


進むべき道はわかったはずなのに、すぐに実行できない人が多いのはなぜでしょうか。
この答えは、不安とリスクをごちゃまぜに考えてしまっているからだと書籍から教わりました。

私の場合、こんな感じです。

海外へ飛び出す不安=身近に脱サラ経験者がほとんどいないので、うまくいくイメージが沸かない
海外へ飛び出すリスク=給与という固定の収入が得られなくなるため、稼げないと無一文になる

不安は気持ちの持ちようだから乗り越えられます。じゃあリスクは?
無一文になったら日本に戻ってくればいいのです。幸い私には帰れる実家があります。
リスクの最悪シナリオを考えても、別に死なないし振り出しに戻るだけだと思えました。



”「勇気を出して、もっと自分に忠実に生きればよかった」”


「やった後悔よりやらなかった後悔」


よく言われますが、死に際に後悔することの一つが「勇気を出して、もっと自分に忠実に生きればよかった」ということのようです。
つまり、多くの人が自分に忠実に生きていない=だれかに与えられた人生を生きている ということなのでしょう。
無難に過ごすのではなく、やりたいと思ったことはやるべきだという教えと捉えています。

ちなみに私の「やらなかった後悔」は一つだけあります。英語圏への長期留学。ずっと心のしこりになっています。

また、やらなかったわけではないけど「もっと早い段階でやればよかった」と思っていることもあります。転職です。

思い切って決断したことはたいてい「やってよかった」と思えるものだと、過去の経験からも学んでいました。



以上、“DIE WITH ZERO”から学んだ考え方でした。

私は今、人生を最大限豊かにするための一歩を踏み出しました。年内に会社をやめて年明けにバリ島へ渡航します。

世間のレールから外れることへの不安がないと言えばうそになりますが、それよりもワクワクする気持ちの方が大きいのです。

新しい人生が待っているという高揚感、不安に打ち勝って行動をはじめられている自己効力感というのでしょうか。ポジティブな感情が湧いてきて前向きな気持ちで日々を過ごせています。


「本当はやりたいことがある」「今の自分に納得していない」「このままでいいんだっけ」

そんな風に感じている人にとって、少しでも前に進むきっかけになれたらうれしいです。



以上、へばらぎでした🌻


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