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拝啓 あの頃の私へ、あなたへ

今回は独自のテーマです。

私は今までアンガーマネジメントが酷く苦手でした。そしてさらにはヒロイックなところがあり、妄想癖が良い方にも悪い方にもあるような、そんなモンスターだったんです。およそ26歳までそんな感じで。割と最近までですね。
その頃の私に向けて、手紙を書きたいと思います。


拝啓 あの頃の私へ。

今頃何をしていますか。印刷会社を辞め、自由に過ごしている頃かな。仕事が大変で、趣味に明け暮れて、常に愛を求めている頃かな。仕事で朝帰ったり、男性とよくない関係を持ったり、友達と喧嘩して絶縁したり、とにかく目まぐるしい日々を過ごしているでしょう。

まず、伝えたいのが

今の私はとっても穏やかで、現実を直視できるようになったよ。
あと、自分の世話もそこそこできるようになって、温和な性格に近づいているよ。
あなたが嫌いだった仕事も、そこそこ安定して続けているよ。
人間関係も良好で、他人に気を使えるようになったよ。
好き嫌いが減って、いろんな食べ物にチャレンジしてスキを増やせているよ。
虚無感がなくなって、違和感のある愛を求めなくて良くなったよ。

とまあ、あなたの赤点だった人生が、加点されまくっています。もちろん減点もあり紆余曲折ありますが、赤点に戻ることはなく日々を過ごしています。

あなたが今悩んでること、目を背けたいこと、たくさんあると思う。けど、それを乗り越えてきて、たくさん学んできてくれたおかげで今の私がいます。今思うとなぜあんなにも苦しかったのかわからないことがたくさんあり、思い出せないことも多々あります。

言い方は良くないかもしれないけど、あなたは精神が幼かったんだと思います。

自分自身に過剰に期待をしていたんです。例えば仕事でも「私は他の人よりパソコンやでデザインに詳しい」という勝手な驕りがあったんです。そのせいで自分の能力以上が求められると苦しくて、ミスを重ねて人の目を見ることができなくなったり、うつ状態に陥っていたんです。
あなたは、あなたが思っている以上にひよっこなんです。世界は広くて、いろんな人がいて、天才がたくさんいるんです。だから、あなたはもっとハードルを下げていいんです。ハードルを下げても、必ず求めてくれる人はいます。完璧にできなくていいんです。あなたはあなたのできることを続けて、いろんなことに挑戦していいんです。

お付き合いをしてきた方に「期待」をよくしていましたね。そして「○○してくれない」「ちゃんと考えてくれない、不誠実だ」と文句を言ってた。
これは、本能的に正解です。他人は自分のことで精一杯。もちろん、他の人のことを考えてくれる方はたくさんいますが、あなたがお付き合いしている人はそんな人ではありません。だから、もっとよくその人を観察してみてください。どんな人なのか、よく直視してください。愛しているという軽率な言葉で自制しないで、相手のことをちゃんと見ぐるみ剥いで、上から下まで見つめてください。そして落ち着いて、時間をかけて考えてみてください。
きっと、地頭は悪くないので、あなたにはちゃんとわかるはず。冷静に、見つめ直して。
心の穴を埋めれる材料なんて、いくらでもある。愛はいろんな形があるのだから。

そして、被害妄想癖があったよね。
友達が言っていた「そんなことで泣いてないで。よその国で飢餓状態で苦しんでる子どもたちの方がよっぽど泣きたいよ。」覚えてる?
もちろん、あなたの悲しいは悲しいんだと思う。むしゃくしゃして泣いているんだと思う。でも、泣いても解決しないことが世の中多いってことを忘れないでほしい。まず、解決するように行動をすることが大切っていうこと。泣くのは子どもでも、阿呆でもできる。今の私は理不尽なことがあっても泣かなくなったよ。
例えば、上司に何か理不尽なことを言われても「あー。なんか言ってる。とりあえず言わしておくか。とりあえず目の前の事態を片付けよう。」とシフトチェンジできるようになった。もちろん、心のモヤモヤはある。けどすぐに対処することで、対処している時間がなんとなくそのモヤモヤを減らしてくれることがある。
「時間が薬」っていう言葉があるんだけど、最近は本当にそうだと思えるようになったんだよ。なので、怒ったり悲しんだり感情は一度置いておいて、良い方向に行くように行動を起こすようにしたらいいかもしれない。

とまあ、難しいことばかり並べているし、今のあなたはこの手紙でむしゃくしゃすると思う。でも、いつかできるようになるっていうのは覚えておいて。あなたは賢いし、愛嬌があって可愛らしいのだから。
自分をもっと愛して、大事にしてあげてください。

病気や、事故などには気をつけて。
穏やかなハッピーライフが待っているから、大丈夫。
未来で待っているぞ!


2022.3.12 ハココ

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