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好きを仕事にするチカラ

こんにちは。ガーデンプランナーのhacoです。今日はこの仕事をえらんだわけ。について書いてみようと思います。

なんだかんだで20年

私は、大学時代に造園や都市デザイン、ランドスケープについて学びました。その後、ひょんな出会いから卒業後は建築の道へ就職します。
そこで目いっぱい建築の仕事をした後に、庭の仕事に転職しました。

今は、地元にUターンして10年ほどフリーランスでガーデンプランナーをしています。なんだかんだでずーっと造園・建築の仕事に携わっていられるのはとても幸せなことだと思っています。

園庭で子供たちに貰った梅の花

挫折はチカラになる

私は、大学が芸術大学だったので試験科目にデッサン等の実技試験がありました。美術部でもなければ、普通科に高校。そこから『芸大に行きたい!』と言うのは今考えればちょっと無謀だし、周りはヒヤヒヤしたと思います。

はい、それでも運良く試験をパスして入学したのですが、そこで挫折を経験します。『みんな、本当に絵が上手い。。。これは、努力でどうにかなるレベルではない。』と入学して2・3か月で痛感するのです。

そして、この努力でどうにかなるレベルではない。と言う気持ちは、劣等感になって大学時代、ずーっと私について回りました。

しかし、この挫折と劣等感のお陰で、周りのどんな方からのアドバイスや意見も真摯に受け入れることができるし、自分の技術や知識を補強していくことに、今でも貪欲で居られたりします。

私の思い描く一流になれる日は、来るのでしょうか(笑)

卒業後の進路

卒業後は、それぞれ全く違う業界へ進んだ友人もたくさんいました。
そもそも就職氷河期だった時代に卒業した私たちにとって、新卒で就職先を探す。というそれだけでも、とても大変な時代でした。
大手の建設関連のゼネコンも1,2人しか採用をしていない時期です。運よく就職できた。それだけでラッキーだったのです。

自分の好きを仕事にする

私も、実際に庭を造るだけではなく、その会社の中での役割として、マーケティングや経営企画の部署の経験もしました。建築の会社に居たころは、事務・人事・広報・営業・企画・設計・施工監理・簡単なメンテナンス…とほぼほぼ一通りのことを経験しました。

前にも書いたように就職氷河期で、『簡単に職は無い。』と世間に刷り込まれていたので、自分の意に反した多少のイレギュラー(多少と言えるのだろうか。)は、ある程度は辛抱するしかない。と腹をくくっていました。
今思えば、一通り経験できてよかったなあ。と思っています。

何より、私にとっての専門外。と思うような仕事も経験することで、改めて『モノづくりの仕事は楽しい。』『モノづくりが好きだ。』と感じることができました。

地面に絵を描くのも仕事です(笑)

小さなころの夢

小さな頃の夢は何でしたか?と、とあるclubhouseのお部屋で話している方たちがいらっしゃいました。
私も思い返してみました。覚えている範囲だと『洋服のデザイナー』とか『獣医』とかそんなんだったような気がします。

面白いことに、なぜかその当時女の子が憧れていた『看護師』や『保育士』など職業には全く興味が湧きませんでした。
コミュ障気味なところがあるので、人とがっつり関わるお仕事には、向いていないと思っていたのでしょう。

そこから、父と一緒に仕事をしてみたい。と思うようになり建築・造園の世界を志すようになったのは高校生の頃です。高校の進路の段階で実はもう一つ全く別の分野にも興味があったのですが、その話はまた別の時に。

この仕事を選んだわけ

いろいろ書きましたが、結局は好きだったから。いや、もしかしたら、どんどん好きになっていったから。という表現が正しいかもしれません。

仕事って、自分のやりたいことをするために、やりたくない・得意でない仕事をしなくてはならないことも多々あります。
はい、年末が来ると確定申告が頭を過ります。(やりますよ。)

だから、全部全部が好きな仕事!!といえば違うかもしれないけれど、『この一瞬の為に頑張った!!』みたいなことが起きるのです。そんなことの連続で今この仕事を続けられています。

時々起こる仕事での「喜び」や「感動」に、いちいち飛び上がるくらい「わーいわーい!!」ってテンション上がったりして(笑)

冬に植えた球根が芽を出すだけで。その芽をみてお客様が喜んでくださったりして。園庭に植えた樹がご機嫌斜めで、でも新しい葉を出そうと頑張っていたり。職人さんが、思いがけず良い提案をしてくれて、同じ気持ちで一緒にモノづくりができていたり。

職人さんにはいつも本当に感謝しています。

些細なことに喜びを感じて、幸せなことだと思います。
もう一度念のため書きますが、全部が全部楽しい!幸せ!なことばかりではありませんよ。でも、「これは後回しにしたい。」と泣きそうな仕事も、辿っていくとこんな幸せにつながっていたりします。

まとめ

「好きなこと、やりたいことがあっていいね。」という言葉を掛けられることもあります。あはは。と笑ってやり過ごしていますが、実は言いたい!

「(好きなこと、やりたいことは)自分で探さないと、誰も見つけてきてはくれないよ。」と(笑)
本当に心からうらやましい。と思うなら、一歩踏み出せるはずだよね。
好きを仕事にする。ってとっても大変。でもとっても幸せです。

なんだか、つらつらイロイロ思うままに書きましたが、どうぞ素敵なライフワーク?ライスワーク?ワークライフ?を見つけてください。もしもそういったものが無いよ。と感じるなら、今がすでに「好き」「幸せ」なのかもしれません。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。


仕事で出会った素敵なお客様とのお話はこちら👇

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#この仕事を選んだわけ

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