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気づいたらメモにたまった短歌

詩を書きつつも、同時に短歌も詠んだりしていて、気づけば短歌がたまっていた。
何気なく詠むことが多いので、その日の感情、思考が反映される傾向がある。
なので、何日かためてみるともしかしたら、この時はこんな気持ちだったのかもしれない、というのが見えてくるかもしれない。
まあ、分析したところで何か得るものがあるわけでもないけれど。

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明日へと続く何かを求めても幻想だよとはぐらかされた

暗闇が薄れはじめてより黒く艶めく髪を撫でたくなった

騒がしいそう思ってたけど心が泣くの我慢して震えてる

こだわりを拗らせいつかとらわれに変わって強く縛られて吐く

チカチカと電子の音が真夜中にネオンの街で止まり木さがし

コンビニの床に太陽映り込み眩しい朝にコーヒー香る

たっぷりと前後に荷物詰め込んだ自転車に見る揺れぬ天秤

ドアひらき風が舞い込み髪乱れ両手ふさがり口角あがる

路面には迷い落ち葉が一枚と同じ色した伸びる実線

不都合を覆い隠したビルの影 隠しきれないガムと吸い殻

いつまでも眠らぬ夜に寄り添って数える星がもう無くなった

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