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ふたりは同時に親になる-3

ここ二日はベビーに4時間ごとにミルクをあげています。その間は割と寝てくれているので、諸々作業や(本業外の)仕事が捗ります。
別途記載もしますが、育児につきっきりになって、辛い原因の一つとして「家庭しかなくなること」があるなぁと感じます。
私は「親」として、「夫」として、「パートナー」として家庭では存在していますが、外では社団法人のメンバーとして、フォトグラファーとして、地域を盛り上げようとする地元の人間として、もちろん企業人として、様々な顔を持っています。

そういう意味で、家庭以外のネットワークやコミュニティーが、一旦断絶するのは、自分という人生を生きる中で、とても苦しいものだなと思います。

さて、今日は「ふたりは同時に親になる」の最後の紹介をいたします。3日連続で申し上げますが、プレパパ、プレママ、すでにパパママになった方もぜひいちどお読みになることをお勧めいたします。


主に4つのことが書かれています。
・産後ママのリアル
・産後パパのリアル
・ふたりで同時に親になるための傾向と対策
・ふたりの家庭のスタイルを構築する
(ここは昨日、一昨日と同じ記載内容です)

この本を読んで本当によかったと感じるのは以下のポイントです。
・産後ママのリアルを、生々しく知ることができる
・産後のママの状態を「職場のメンタルヘルスの文脈」で捉える
・具体的な対策例がわかる

さて、今日は「具体的な対策例がわかる」部分をもう少し細かくお伝えしたいと思います。

というのも、妻が妊娠してうちはやく9ヶ月で出産までの道のりの中で、私が感じた変化というと、「妻のお腹が大きくなっていく」「妻の体に変化がある(詳細は別途)」という妻の変化を認識したというもので、自分自身は全く何も、えぇ、全く何も変わらなかったのです。(あ、いや、嬉しくてご飯食べ過ぎて少し太ったかも)

逆説的に、妻はお腹の子どもが「蹴った!」「毎日しゃっくりする!」「腰痛い」「服がもう着れない」など、フィジカル的に感じるものから、ホルモンの変化も激しく起こります。
そんな状態ですから、子どもが生まれてからの変化はもっと劇的なわけです。下記HP参照

しかし、私は大変残念ながら、子どもを産むことが、機能としてできないために、妻との認識の差がどんどん広がっていき、出産後の妻のフィジカル的、メンタル的、社会的、時間的変化に対して、もう全く理解ができないのです。
正直、これはやむないことだなぁと私は「共感すること」は諦めました。ただし、でも「リアルを知って、左脳的に認識して、対策を打つ」ことはできるとも感じました。
ただ、妻も初めての出産、産後。具体的に何をして欲しいのか、彼女自身も明確にわからない場合もありました。そういう時に当該の本が役に立ちました。
具体的なママの変化に対して「パパに期待するのはこんなこと」という項目が各章ごとに入っています。

さらに大切だなと思うのが、「ママが、パパの状況を理解できるように設計されている」ということでした。男性は女性の変化を気づけませんが、逆説的に、女性も男性が会社で「子どもが生まれます」と言った時に上司や周りがどういう反応をして、どう言ってくるかは想像がつきづらいと思います。

そう、認識のズレはお互い様なんだなと思うんです。(図らずも「ふたりは同時に親になる」の副題は「産後の『ずれ』にお処方箋」です。)

この本は、男性が「育児に参画しづらい外部要因」にもちゃんとフォーカスをしてくれていて、「男性が育児に参画しないのが悪い」的な、イクメン賛賞の本ではなく、ちゃんと自分がいる環境も、事実としてフォーカスをあててくれているので、「俺だって大変なんだ」と言わなくても、伝わる部分があってよかったなと思います。

あ、睡眠時間に関すること書くの忘れてた。
それはまた次の機会に。

最後まで読んでくださりありがとうございました。



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