外向性が高い人、内向的な人。営業成績・販売成績が高いのはどっち?コールセンターでの販売成績と外向性の関係を調べた研究より
【参考文献】Rethinking the extraverted sales ideal: the ambivert advantage
みなさんは、外向性が高い方ですか?それとも内向的な方ですか?
私自身はどちらかと言えば内向的な方です。そんな私でも、普段は、出版社で、編集者という多くの方と相手しなければならない仕事をしています。なんとか上手くやれてます。たぶん。
さて、実際は、「外向性が高い人」と「内向性が高い人」どちらが仕事でよい営業成績を出せるのでしょうか。
可能性の高い答えは、外向性が高すぎず、低すぎず、ちょうど中間で両方の性質を持ってる人です。
340人のコールセンターでの売込みについて外向性と売上高の関係を調べた調査[文献1]によると、次のような逆U字型の関係が見られたのです。
本研究の著者は両方向性を持つ者に対して次のように評価しています。
両方向性を持つ者は、自然に話したり聞いたりする柔軟に対応でき、販売中の説得にて、十分な主張と熱意を表すと同時に、顧客の興味に耳を傾ける傾向があり、興奮しすぎたり自信過剰なりにくい特徴がある。
以上より、
もし自分は内向的で、営業や販売業に向かないと思っている人は、もしかしたら自分を低く見積もりすぎている可能性があります。多少の外向性さえ身に付ければ、営業などで良い成績を残すことも可能です。
もともと内向的な人が飛び切りの外向性を身に付けるのはかなり難しいですが、多少の外向性であれば後天的にも身に付けられます。そのためにはある程度、今よりも人と関わろうとする努力とチャレンジは必要ですが。
一方、既に外向性の高い人は、慢心しすぎず、出すぎにならないようにすれば今よりももっと高い営業成績を出せるかもしれません。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?