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叱るはNG。掛ける言葉は子供への”教訓”になるように。自分の過去話をうまく活用しよう。

こんにちは。第6弾です。今回は、前回お伝えした通り、親御さんがどうやって「重い腰をあげる」ことを助けてあげればよいのか、をお伝えしようと思います。実は、この方法はたくさんあるのです。今日は1つ目を伝授できたらと思います。

~子供にとっての”教訓”って何だ~
さっそくですが、この投稿をよんでくれている親御さん・中高生のみなさん、「教訓」とは何だ?と考えてみてください。ざっくりと「ためになる言葉」そのように出てくる人は多いでしょう。辞書で調べるても、「教えさとすこと。またはその教え。」と出てきます。では、「さとす」とはなんでしょうか?これもまた辞書で調べてみます。すると「ことの道理を理解できるように言いきかせる」と出てきます。つまり、これらをまとめると、「教えを、道理を理解できるように言い聞かせること」それが教訓になります。
さて、言葉の定義はこれぐらいにして、自分の子供の頃を思い出してみてください。「勉強したほうがいい」「宿題早くやりなさい」「ゲームはやめなさい」「宿題をしないと遊びにいてはいけません」そのような言葉をかけられた人は多かったのではないでしょうか?ではそのような言葉をかけられた時に、子供はうれしい!ハッピー!と感じる人はいるでしょうか?おそらく大半は、嫌な気持ちになるけど我慢して勉強する。。。そのように感じると思います。ではこういう言い聞かせるのはどうでしょうか?「私は、高校の時に目の前のテスト勉強をだれよりも頑張ったから大学に入れたの。大学には、私立女子中高にはない青春がいっぱい集まっていて、サークルの仲間たちとBBQにいったり、かっこいい人に恋をしたり、やってみたかったスタバでアルバイトをしたり。今ではできない経験・大学に入らないとできない経験にたくさん出会えた。やった人・頑張った人にしか見えない景色がたくさんある。私はそう思う。勉強したほうがいいと思う。」今のは、”過去の自分の話を使って、勉強することの道理を説明した”例です。聞いてみると、子供は少しわくわくするのではないでしょうか。では反対の例も示します。「私は、高校の時に資格をとって保育士になりたかったの。資格の本を買いって頑張ろうとしてたんだけど、やる気がなくなっちゃって。やめちゃった。今思えば、あの時資格をとっていたら、今頃大好きな子供に囲まれて仕事ができていたのかもしれない。やるべきことをやるべき時に頑張ることは大切だと思う。」こちらは、”過去の自分の人生をもとに、勉強することの道理を説明した”例です。なんとなくイメージが湧いてきたでしょうか?勉強することの道理を説明する方法の1つには、過去の自分の経験をもとに教えをさとすのです。ここで大きく主張したいことは、【抽象的な話をしてもあまり意味がない。】ということです。決して子供のモチベーションは上がりません。つまり、できるだけ具体的な例をあげて納得いくようにお子さんに説明してあげる、それこそがお子さんにとって一番わかりやすい説明ではないかと私は思います。
子供は、まだ知らないことも多い。自分の夢を明確にもって、長期的に頑張ることができる人もいれば、途中でめんどくさくなってしまう人もいる。おそらく後者が多数だと思います。そんな時、欠かさず毎回、「勉強すると。。。将来こんなことができる。」将来の子供自身を想像する手助けができる親はどれだけいるだろうか。つまり、重い腰をあげるために親がやるべき一つのことは、【将来の自分をできるだけ具体的にイメージさせる手助けをしてあげること】にあるのです。

~思い腰をあげさせるには、親の努力が欠かせない~
しかし、全国のお母さん・お父さん、大変申し訳ありません。実はこの「教訓」を授けることは決して簡単なことではないのです。自分の過去は決して無限ではないからです。お子さんにお話しできる過去の話の数にも限界があると思います。そんな時には、他人の力を借りる、情報化社会の力を借りる、そんなことをしてみてください。どういうことかというと、もちろん、私がやっている塾にぜひ委ねてみてもよいと思いますし、インスタで教育情報をゲットするでもよいと思います。お子さんをいろんな人に関わる機会を作ってあげる。自分自身がたくさんのエピソードを話せるように必死に情報収集するのです。こちらは今度具体的な方法を改めて紹介しますね。


最後にいやいや。そんなこと一つで本当に重い腰があがるようになるの?そう思った全国のお母さん・お父さん。もちろんそんなことはありません。それでは、次回、2つ目をご紹介します。


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