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しらかばの花
白樺って印象的な名前だと思う。
北の白い大地に、集団、集団。
さむい雪の中に、根を張って、堂々としている。そんな気丈な姿が、人世の淋しさに生きる女性を思わせる。
彼女たちは私たちを、真っ白な世界で見守っている。
私はふと思った。「白樺はどんな花を咲かすのだろう」
花は4月に咲くらしい。
それは、雪解けの喜びの声か。
それとも、別れのあいさつなのか。
白樺の女性たちは、きっと顔を上げている。
今年も花の涙が、空を仰ぐ。
頭を下げて泣いている私にも、きっと春は訪れる。
今年も花の涙が、空をつたう。
冬の白樺を女性に見立てた詩を作りました。
白樺の花言葉は「忍耐強さ」、
雌花は上向きに、雄花は下向きに花が咲くそうです。
皆さんにとって喜び溢れる春が訪れますように。
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