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~そのままでは地盤沈下を起こすキャリア形成~

一つの、特定のキャリアでは立ち回れないからです。
大卒でも働く期間が40年を超えるようになるでしょう。
これは、グローバル企業の平均寿命を上まわります。
そんなロングランを一つのスキルや専門性で乗りきれるはずはないですね。

国の働き方改革は進んでいるとは思われない現状があります。
企業の取り組みも中途半端な気がします。
皮肉なことに、個人が自らの働き方を一番真剣に考えるようになったのではないでしょうか。

『自己責任による未来設計』
副業・兼業を通じて自分のキャリアは自分でつくる。
そんな風潮が強くなってきましたね。
これは、よい傾向だと捉えています。
なにかに依存するのではなく、自分の足で立つことになるから。

しかし、ここに落とし穴があります。
稼ぐことが目的化していること。
稼ぐ前に、その副業・兼業をやる意義・目的が抜けているケースが散見されます。

例えば、今はやりの【ライティング技術】
だんだん競争が激しくなっている分野です。
でも、志を高くもって高い価値を提供している人は今後も生き残れるでしょう。
稼ぐために飛びついた場合は、徐々に淘汰されていくのは目に見えている。

なぜか?
そう、”あり方”がないのです。
ライターとして何のために、どのように、何を届けたいのか?
その結果、どうなりたいのか?
ここを言語で明確にしている人はまだ少ないですね。

今まで圧倒的不利な状況に追い込まれていた子育て中の主婦はどうか。
フルタイム勤務は難しいという理由で正社員として採用されづらい。
日の目を見ない状態が続いていました。
そこへ、一念発起すれば在宅で収入を得る手段が増えました。
これも、とてもよいことだと思います。

でも、時間を自由に使えるからとりあえずライティングをやろう。
そんな雰囲気が漏れているのも確か。
思いがあまりない安易な理由で続けられるのだろうか。

個人が自分の能力のレベルアップのために新たなスキルを磨き、技術を獲得する。
ここまではキャリアの向上という点で主体的です。
ただ、なるべく長く続けるには深いコンセプトが必要。
思いと共に、観察力・洞察力・仮説力を高めるという感性と論理の両方をバランスよく出せるための努力がいります。

それに加えて、今後は複数のスキルを用いてキャリアをつくっていくことが求められるでしょう。
やはり、一つのものをある程度極めてもそれは移ろうもの。
働く期間が長くなった以上、これは宿命として受けいれざるを得ないのではないか。
スキルは変遷します。
時代の要請によって変化を求められますことを肝に銘じたいと思います。





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