さすらいの編集者(大森Digital)

書籍編集者。出版社勤務。いくつかの出版社を渡り歩き、”No Music No Life…

さすらいの編集者(大森Digital)

書籍編集者。出版社勤務。いくつかの出版社を渡り歩き、”No Music No Life & No Book No Life”な人生を送る。 担当した企画のこと、著者のこと、徒然に思ったことなどをユルく書いていくつもりです。

記事一覧

読者ターゲットは ”あの頃の自分”

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ コロナ禍で潮目が変わってしまったものがある。 今回のパンデミックの時期は、 将来どんなふうに評価される(振り返られる…

人の心を揺さぶるものは、やはり心の奥底にある”言葉”と”想い”だ

心を揺さぶる音楽はいつだって 自分自身に問いかけるものだ。 「真実(ホント)の瞬間はいつも、死ぬほど怖いことだから、逃げ出したくなったことは今まで何度でもあった…

511日間の石積み

「限界は自分が決める」 若い頃に教わり、(苦しい時に)自分によく言い聞かせている言葉だ。 私はこの言葉を、他人から「もう限界だよ」と言われるまでは本当の限界ではな…

読者ターゲットは ”あの頃の自分”

読者ターゲットは ”あの頃の自分”

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
コロナ禍で潮目が変わってしまったものがある。

今回のパンデミックの時期は、
将来どんなふうに評価される(振り返られる)だろうか・・・。

マイナスな、ネガティブな側面は数え上げればキリがない。
しかし、それまでの慣行ではなかなか変えられなかった、
あるいは時間がかかったことを可能にした側面もあったと思う。

たとえば「リモートワーク」。
働き方改革が

もっとみる
人の心を揺さぶるものは、やはり心の奥底にある”言葉”と”想い”だ

人の心を揺さぶるものは、やはり心の奥底にある”言葉”と”想い”だ

心を揺さぶる音楽はいつだって
自分自身に問いかけるものだ。

「真実(ホント)の瞬間はいつも、死ぬほど怖いことだから、逃げ出したくなったことは今まで何度でもあった」(「終わらない歌」)
とTHE BLUE HEARTSはシャウトし、
「どんなにあざといペテン師も、自分に嘘はつけない」(「POISON」)と布袋寅泰はギターをかき鳴らした。

中島みゆきは「私の敵は私です」(「ファイト!」)と歌い、

もっとみる
511日間の石積み

511日間の石積み

「限界は自分が決める」
若い頃に教わり、(苦しい時に)自分によく言い聞かせている言葉だ。
私はこの言葉を、他人から「もう限界だよ」と言われるまでは本当の限界ではない、というふうに解釈している。

この“戒め”を地で行く企画が、私が編集を担当し、8月6日に刊行した北野唯我さん(著)、百田ちなこさん(漫画)の書籍「これからの生き方。」だった。

1日目▶︎▶︎▶︎出会い2019年の3月。東京で行われた

もっとみる