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最高のナンバー2になる方法 vol.10 歴史上の名参謀に学ぶのが早道

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」
             ドイツ初代宰相 ビスマルク

私が好きな言葉のひとつです。

自分が失敗することで得られる経験を否定する考えは全くありませんが、人間が経験できることはそう多くありません。それならば自分が経験できない先人の経験を学ぶ、すなわち歴史を学ぶことは大いに価値があると思っています。

ナンバー2という存在は縁の下の力持ちですからひっそりと活躍していて、表舞台に立つことはほとんどありません。

現代にも無名でありながら有能なナンバー2の方々も数多く存在していることでしょう。

ただ普通に過ごしているとナンバー2の手本を見たり、聞いたり、学ぶ機会というのはほとんどないと思われます。

世界を見渡すと、ヨーロッパ、古代ローマ、アメリカ、中国、インド、アフリカ、そして日本にも有能なナンバー2の記録が実は大量にあります。

私自身は中国古典が個人的趣味でもあるので、特に中国古典に登場する名宰相、名参謀のエピソードを好んでよく読みます。

・管仲
・子産
・周公旦
・晏嬰
・商鞅
・呉起
・王安石
・孟嘗君
・李斯
・馮道
・伍子胥
・范蠡
・蕭何
・張良
・陳平
・公孫弘
・房玄齢
・魏徴
・諸葛孔明

比較的有名な名参謀をピックアップしてみましたが、みなさんどれくらいご存知でしょうか。よほど中国古典が好きでないと聞いたこともない名前ばかりかもしれません。(書きませんでしたが、三国志では優れた名参謀がもっといますね)

ここでお伝えしたいのは彼ら名参謀が取った施政や君主との付き合い方、悲哀などを知ることで、ナンバー2としての力量を確実に上げられるということです。

そして、中国では永遠と覇権争いが続いていましたので、常に死と隣り合わせという状況のなかで軍事力を蓄え、国力を充実させるためにに施策を練り、積極的な人材登用を行ったり、儒家や法家といった価値観の変化も背景にあります。

現代に置き換えてみても今でも役に立つ示唆に溢れるエピソードが歴史にはたくさんありますからこんな場合、自分ならどうするだろうかと考えながら読むとなおいいと思います。

西欧よりも東洋の歴史の方が日本人には心情的に理解しやすいような気がします。

参考になりましたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。