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音楽劇『つきのしろ』終演!!!

6/29〜7/2まで公演しておりました劇団ロオルの音楽劇『つきのしろ』が終演致しました。わたくし人生初の音楽劇への楽曲書き下ろし!参加!!お話しをいただいた時には心が躍り、はて!?どんなものが出来上がるのだろう...と未知なる世界でしたが全力で取り組ませていただきました。

その後正式に制作させていだく事になり、打ち合わせを経て脚本が出来上がり楽曲の制作へ...!!打ち合わせ段階ではその場で鳴っている様な、シンプルな...というお話しでしたが本が出来上がるとがっつり音楽劇の模様!!これは…更なる気合い入れて取り組むやつだ!!と背筋がピンと伸びたのが5月後半。(うぎゃあ!初日まで1ヶ月もないやん...震え)

その後は『つきのしろ』の世界に没入し、黙々と楽曲を生み出し続けました。

今回自分的には新しい作り方として、歌詞(物語の詩、言葉、セリフ)に音楽をつけていきました。先に書いておきますが皆様お気づきの通り、私は舞台音楽専門の作曲家ではありません。あくまでもGYPSY VAGABONZの一員として普段はバンドのための楽曲を主に生み出しております。もちろん演劇の楽曲を書かせていただくのは初めてではありませんが不安がなかったわけではなく...私で大丈夫なのだろうかという気持ちや本当にできるのか...という葛藤。でもその先にはやるしかない!という気持ち。自分にしか生み出せないサウンドをきっとヨシヨシちゃん(本山由乃ちゃん)は信頼して依頼してくれてる!という確かなモノをお守りがわりに取り組みました。

とにかく必死の楽曲作り期間。バンドのライブの企画、宣伝、リハーサルや練習。そして日々の配信もしながら空いた時間は全て制作にあてました。正直、この期間の記憶がほとんどありません。台本、キーボードとパソコン。壁に貼り付けた紙にさらさらとコードを書き込む。鍵盤でコードを弾き、そこにメロディを乗せてく。はたまた、歌詞と物語と睨めっこ。その世界の住民になり感情を込める中で生み出されるメロディ。出来上がった物をポイ!したりしながら少しずつ楽曲が出来上がって来ました。(頭ボサボサ。服装も汚い!笑!創作モードの時ってなんであんなになってしまうのか…お風呂は毎日ちゃんと入ってましたけど笑)

そんな中!!今回のチャレンジその2!!オケ作りです。ロオルさんの音楽を過去に何度かやらせていただいた際にはスタジオでのレコーディングやバンドメンバーにお願いして弾いて貰ってたのですが、今回は楽曲数も多く、時間短縮・短期決戦のため自宅で全て完結させようという事になりました。

当初予定してたものより創作内容がボリューミーになったため、想定してた期間での完成が本当に出来るのか不安しかなく。最初、稽古場へ通いながら作る予定だったのですが稽古場へ行く時間すらない状態となり(汗)いただいた参考音源やお稽古動画を元に制作していきました。よしよしちゃんとのやり取りの元、作曲→録音→改善の繰り返し。ここの作業にはたかおさんにもがっつりお手伝いいただきました。また、GYPSY VAGABONZメンバーの田中さん(バイオリン)、サポートで参加の水留恵実子さん(ボタンアコーディオン)にもリモートレコーディングや田中さんはリハーサル後に機材を持ち込んでレコーディングを合間に協力いただきました。

音楽劇、派手なサウンドにしなければならない場面も多かったので鳴り物(リズム)はキーボードで私が入れたり、ピアノも私が演奏しました(笑)ひえええ!!!慣れない事をするのは時間もエネルギーも必要ですが、やらねばならない状況というのは人を成長させます。なんとかするぞ!という固い意志で寝る間を惜しんで作業に取り掛かりました。

ちなみに今回割とスムーズに取り組めた!という点で今年からスタートしたトウキョウジプシーでの音源作りの経験があったから!というのがあります。さらに遡ると配信での特典として楽曲制作をさせていただいたことも自分にとってそこで培った経験が全てに繋がってるのを実感したのです。これには偶然とはいえ、感謝しかないなと思いました。日々の積み重ね、挑戦、大事。それから経験こそ結果に繋がる事を実感。やらなきゃはじまらねぇと今更ながら感じたところです。

そんなこんなでなんとか形になってきたのですが、女優さんに歌が難しい!との言葉もいただき...本来ならばお稽古にもお付き合いせねばな状況にも関わらず、やはり音源制作に時間がかかりすぎてしまい全く参加出来ませんでした。ここがちょっと悔やまれる点です。結果、役者さんの1人が中心になり歌のクオリティを上げてくれて、また、私の意図を汲み取って下さり心から感謝しております。こだわりポイントを頑張って練習した!と言ってくれて泣きそうになりました。プロ根性!役者魂とはこの事。

また、音響さんが舞台音楽のDTM制作もされる方で、色々ご配慮いただき細かい作業などお任せ出来たこと非常に助かりました。人に恵まれてる...と痛感した瞬間です。

ギリギリまで楽曲の編曲や音の調整、レコーディング(音を足したり)、頑張りました!!で、完成しました。(本当にギリギリに!)


いちバンドマンがほぼゼロから取り組んだ音楽劇。私はもともと辿れば富良野塾の出身で舞台の基本はそこで触れさせていただいてるけど、物語の一部としてやはり音楽はとても重要です。実際、私も好きな音楽じゃないと舞台に入り込めなかったりもします。だからこそ!ダサい音楽は作りたくない!こだわりがありました。今回は自分にとっても新境地な良いバランスで、また新しい事にも挑戦出来たし、GYPSY VAGABONZらしい音楽劇のための愛おしい楽曲を生み出す事ができた気がしております。

本山由乃ちゃんの描く世界は詩的で美しい。でもどこか闇や毒もあって、心が揺さぶられます。ドキドキします。また、ロオルの舞台美術や照明、音響、女優さん、お衣装なども素敵で!!個性を放っております。

次はどんな世界が飛び出すのでしょうか。また、関わらせていただく際には更に個性的なサウンドを追求して尖らせていきたいなぁと思っております。(良いバランスで!!)その日が楽しみです。

生演奏で出演した日の事やその他についてはまた後日記録したいと思います😊

兎にも角にもまとめますと、チャレンジさせていただいてよかったです。そして、嬉しかったのは観てくださった方がとても素敵な感想下さってた事。(みんな頭いいなぁと思う考察力で感想読んでて楽しかった)演劇が好きなんだなあというのが伝わって来ました。音楽の感想も素敵な感想ばっかりで涙!!嬉しかったです。それからまだまだスタートに立った様なもの。今後の創作にこの経験を大いに活かして参ります。

劇団ロオル関係者様、スタッフ様、よしよしちゃん、出演者様、お客様、GYPSY VAGABONZファンの皆様、バンドメンバーと水留恵実子さん!!ありがとうございましたーーーっっ!!!

そして最高の作品、つきのしろ!!ありがとうございました😊

近日中にサウンドトラックを発売予定です。
お楽しみに。


【ライブ告知】
7月8日(土) homeri
『秀子の部屋vol.24~homeri13周年おめでとう~』

open19:00 start19:30
前売り¥3500+2order

住所:東京都新宿区四谷三栄町9−5
電話:03-6320-0790

予約👇
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeZAkkLDZCHxDtRbc4KK6jSAYJ0RZTJdZPUqxrnENopIMhD5g/viewform?usp=sf_link

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