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【小説】餃子いぬの本棚 その2【10選】

いままで読んだなかで、印象に残った小説たちです。

青空文庫のものは無料で読めます。


縊死体 夢野久作

生きている腸 海野十三

医学生が生きている腸と暮らす話です。
とても面白いです。

山月記 中島敦

仮面の告白 三島由紀夫

江戸川乱歩傑作選 江戸川乱歩

芋虫、人間椅子、が特に好きです。
丸尾末広の漫画版も面白いです。

杜子春 芥川龍之介

金の輪 小川未明

童話です。切ないお話です。

蟹工船 小林多喜二

雑巾切れのように、クタクタになって帰ってくると、皆は思い合わせたように、相手もなく、ただ「畜生!」と怒鳴った。暗がりで、それは憎悪に満ちた牡牛の唸り声に似ていた。

本文より

「殺されるッて分ったら? 馬鹿ア、何時だ、それア。――今、殺されているんでねえか。小刻みによ」

本文より

ごん狐 新美南吉

大人になってから読むと、また違った印象があります。

デンデンムシノ カナシミ 新美南吉

童話ですが、最後の一文が重いです。
一瞬で読めます。ぜひ。


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