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短詩『土に命を』・・・ そして「やくならマグカップも」
「やくならマグカップも」
ご当地アニメと侮るなかれ、
各所に見どころが織り込まれている。
特に注目すべきは、
タイトルにもあり、キーアイテムとなっている「マグカップ」である。
キラキラと輝きをまとったような美しさがあり、
登場人物が虜になるのも無理はない、と納得できるのである。
その他にも岐阜出身で今回は主人公のお祖母さん役である
真山亜子さんの自然な岐阜弁が心地よくで温かい。
番組の前半がアニメーション。
後半がメイン声優たちが実際に物語の舞台となっている多治見市を
そぞろ歩いて陶芸などを体験するという構成が新鮮。
「孤独のグルメ」と「ふらっとQUSUMI」の関係のようで楽しい。
次週以降も気になる作品である。
ちなみに陶磁器は、日本中で生産されているが、
その地方ごとに、個性がある。
多治見市では主に美濃焼。
なんと美濃焼は、家庭で使われている食器の全国シェア60%を占めているという。中でも志野や織部が有名。
馴染みが良いものから芸術的なものまでたくさんの種類がある。
同じように見えても、昔と変わらぬように見えても、
日々刻々と変わり続けているものがある。
『土に命を』
その土は、地中深くの穏やかな眠りから起こされ
清らかな泉の水に合わせられる。
陶芸家は、その土に形を与え、
炎の力を借りて器に魂を注ぎ込む。
器に込められた魂は、人の手に抱かれて愛され、
使い続けられる内に風情が変わっていく。
そこには、生まれたままの変わらぬ幸せと、
終わりなき完成を目指して、どこまでも変わり続ける幸せが
共に共存してる。
人生のひとときを共に過ごす器は、
かけがえのない友人のような、命の寄り添いである。
おわり
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