リアルとイメージとデフォルメなアレ

誰もが一度は経験あると思うんやけど、
ガッコや働くとこで、『自己紹介』ってしたことあるやろ？

特にガッコなんかやと、初めてのクラスになった時は、
必ずと言っていいほどコレから始まんねんな。

出席番号やったり、名前やったり、決まった項目について各自で発表していくんやけど、そこで初っ端からぶっ飛ばしてクソスベるなんてのもよく聞く話や。

で、こっからが本題なんやけどな、
その自己紹介の中で、誰もが一度は必ず経験してるトークテーマがあんねんな。

それがいわゆる『好きなもの、嫌いなもの』や。
みんなも思い当たるとこあるんちゃうか？？

まぁ仮にガッコやったら、1人ずつ緊張しながら、好きなもんと嫌いなもんを発表してくことになると思うんやけどな。ただワシ、ここでどーしても不思議なことがあんねん。

『好きなもの』って議題やと意外なほどネタが被らへんのに、
なぜか『嫌いなもの』ってなるとな、不思議とネタが被ったりすんねん。

しかもこれは歳が若い人ほど分かりやすくて、当然大人より経験が少なくて生きてる分野が限定的ってのが理由にあるんやろけど、それでもワシ的に見過ごせへんポイントが1個だけあんねんな。

そのポイントっちゅうのがな、
嫌いなものとしてよく挙がる「あるもの」なんやけど、
みんな分かるか？

もう少し言えば、“ある生きもん” なんやけどな。
妙に柔らかくて、変な色で、ぴょんぴょん飛び跳ねる生きもん。

もう分かったやろ？

そう、それが『　カエル　』やねん。

誰もが一度は聞いたことあるはずやで。

「私、カエル嫌いなんでスゥ〜」
「カエルってキモくない？」
「カエルだけは触れないの…」

可愛らしいキャラクターやグッズが世の中に溢れてて、
イラストでもあんなに愛らしく表現されてるのに、やで？

理由は言うまでもなく単純やな。
リアルに見るとmajiでキモいから。
これ以外にないわ。

イメージやキャラクター上やとホンマに可愛らしいもんでも、実際のリアルな姿はイメージと全くちゃうかもしれへん。ドンと事実を突きつけられた時に、ヒトは初めてそこで現実を理解すんねんな。

簡単な話、リアルを知ると、そのギャップから真逆のイメージを持たれることがあるっちゅう例や。もちろん逆もしかりやけどな。

ほんなら、ここまで読んだみんなに聞くで。

君は初対面の人に、自分をどんなふうにみせようとしてる？
最初から完璧を演じようとしてへんか？

その努力、
ムダやで。

アピールしたいなら、特に意中のヒトにアピールするんなら、
まずはマイナスや。

最初はアホにみせといて、ここぞというときに出し抜いたれ！
これが賢い生き方っちゅうもんや！ 覚えとけ！

でも１つだけ注意やで。
マイナスから、さらに上乗せしてマイナスをみせつけるとな。
……ワシみたいになるで。

見てみぃ！
ワシの世間の評価はゴミクズや！

ワシはクズや！
紛うことなきホンモンのゴミクズや！

もうこんな生活嫌やー！
誰か助けてくれー！！