見出し画像

子どもの様子に過剰反応する親

最近、娘を抱っこしているときに、頭を壁にぶつけてしまいました。
娘は初めての衝撃だったため大泣き。
私もとても焦りました。
軽くだったとはいえ、頭の中のダメージは外から全く見えないのでとても不安になりました。
まだ言葉も通じない娘に「大丈夫?」「どこか痛いの?」と語りかけ、娘が落ち着くのを抱っこをしながら待ちました。

落ち着いて寝に入ってから客観的に自分の様子を振り返って思ったのは、「子どものことになると周りが見えなくなる」ということ。
子どもが必死に泣いているのを目前にすると、周りのことはおろか自分のことすらも見えないくらい視野が狭くなっていたことに気が付きました。

今まで学校で子どもやその保護者の方の対応をしていたときは、「この人、モンスターペアレントになりそう」と思ってしまっていたこともありました。
しかし、自分に子どもができてようやくその人たちの気持ちを理解することができたように思います。
自分のことよりも何よりも子どものことが大切で、子どものためなら何も怖いものはないです。

世の中ではモンペだモンペだと、子どものことに対して過度に反応する親のことを揶揄しますが、その気持ちを全く理解しようとしないのは、その人たちと関係のない第三者や自分の価値観を押し付けるエゴイストなんだと気付かされました。

子どもが生まれる前の私もこのエゴイストの一人だったのだと思うと、世のお父さんお母さんたちに申し訳なくなりました。

モンスターペアレントと呼ばれる保護者たちには、そうなるだけの理由があるはずです。
そういった人たちや家庭を理解し、寄り添っていくことが教師には求められているのだと思います。

今後は端からモンスターペアレントとレッテルを貼ってしまうのではなく、子どもを想う仲間として良き理解者であろうと思います。

とはいえ、過剰過ぎる反応をする本当のモンスターペアレントがいることも事実です。
まず自分自身がそうならないように、そして学校や教師が保護者をそのように変えてしまわないようにどうすべきかを考えていきたいと思います。

この記事が参加している募集

#最近の学び

181,351件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?