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創作(小説)に役立つ記事

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noteで出会った、ためになる面白い記事を集めました。
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#小説

作品を真似するならこれだけは知っておこう

いいなと思った作品を真似することは決して悪いことではありません。 良い作品を真似してみると、自分の作品の足りない部分もわかってくるからです。 ですが、そのまま真似すると、ただのパクリになってしまうのが気になるところでしょう。 そこで今回は真似するときのコツをご紹介します。 コンテンツの構造を知る最初にコンテンツの構造を知っておきましょう。 おおざっぱに言うと、コンテンツは以下の3層に分解できます。 本質 内容 表面 これは動物に例えるとわかりやすくなります。

【リアリティーを出すためには?】創作のひきだしを広げるためにすべきこと(2012年12月号特集)

馬齢も重ねれば強み 十代でデビューした作家の処女作は、自宅と学校、アルバイト先とその周辺が舞台で、ほんの少しの体験を想像力で広げて書いていたりします。そうした実例を目の当たりにすると、実体験などなくても想像力があれば小説は書けるという意見にも頷けます。  しかし、その手の小説はどうしたって世界が狭くなりますし、知りもしない世界を想像力だけで書けばいつかはボロが出ます。リアルでもない。  大人なら会社員の一日を書くのは容易ですが、高校生が書いたら薄っぺらなものになりそうです

物語の起承転結の流れを担うキャラクターの「能力」図鑑|monokaki編集部

 こんな文章から始まる書籍が、4月23日に日本文芸社から発売される。以前にもmonokakiで紹介した『プロの小説家が教える クリエイターのための語彙力図鑑 性格・人物編』の著者であり、現役の小説家である秀島迅氏による『プロの小説家が教える クリエイターのための能力図鑑』。  冒頭にはプロローグとして「物語における【能力】の役割とは」「印象に残るキャラクターのつくり方」「プロが秘密にしたがる 能力作品の執筆ノウハウ」というページがある。ここでは本書の構成内容と活用について説明

ミステリっぽい小説を書く簡単なコツ3つ

最近、ミステリっぽい作品を書きたいと考えています。 いろいろ読みあさったところ、最低限これくらいわかっておけばミステリっぽい作品が書ける、というポイントがわかってきました。 今回はミステリっぽい小説を書くコツをご紹介します。 コツは3つごくごく簡単なコツを3つほどにまとめました。 とりあえずこれくらいわかっておけば、ミステリを書いたことがない方でもそれっぽい作品を書くことができます。 ミステリの基本構造を知る 真相に逆転を含める トリックより設定が楽 それぞれ

小説講座まとめ 5

 サマンサ編集長様が行っている講座、5回目のまとめです。  新しい原稿の続きについての良し悪しや、以前の講座で名前を挙げていただいた小説と漫画についての感想をお話ししたりしました。 ■物語の流れについて  新しい原稿について、私が途中で迷走したため物語の流れについて相談しました。  書きたいテーマと物語の中心に据えた主人公が解決しようとする問題とズレている? このままで良いのか? と悩み始めて頭の中が???状態。  なので書けたところまで原稿を提出し、こういうことを書きたい

ファンがつきやすい物語とつきにくい物語の違い

こんにちは。未来の直木賞作家、小説家の川井利彦です。 今回は「ファンつきやすい物語とつきにくい物語の違い」についてご紹介します。 本題に入る前にお知らせです。 ◎小説「本からの手紙」がアメージング出版から絶賛発売中! 著者、第二作目にして、初の書籍化。 本の中に残された一文からすべては始まる。 ぜひ一度読んでみてください!! ◎小説「天上の絵画」が新しくAmazon kindleから発売されます 以前発表した小説「天上の絵画」に大幅な加筆修正を加えて、Amazo

下読みをお願いした話

初めて長編小説を書き上げた私は、8末〆切の小説野生時代新人賞に応募しました。 その時は下読みをお願いする勇気などなく、生み出した小説(男主人公なので長男だと思っている)を箱入り娘(息子?)のように可愛がっていました。 最近になって、やっと下読みをお願いできたので、そのことに関するお話です。 余談というか疑問なのですが、応募後に読んでもらう時も下読みと言うのでしょうか?後読み?よくわかりません。 下読みをお願いして良かったこと単純に自分ではない視点で小説を読んでもらい、フ

【小説】人は、自分が本当に好きなものを忘れる

人は、自分が自分にした洗脳を忘れてしまう 人間って、自分の周りの人が「すごい!」と言っていることを自分がすごいと思えない時に、 (これをすごいと思えない自分はダメなんだな。これはすごいと思えた方がいいんだな。よし、これはすごいと感じるようになろう。これは、すごい!すごいぞ!)みたいな洗脳を自分にしますね。 そして自分に洗脳したことを忘れて、普通に本心から「すごいですね!」と思ってるつもりで生活していたりする。 それをなにかのきっかけで「いや元々はすごいと思ってなかった

創作が停滞しているときに試せること3つ

長く書き続けていると、いつも同じような作品を書いてしまい、次第に停滞してくるものです。 今回は「なんだか停滞してるなあ……」と思ったときに試せるちょっとしたコツをご紹介します。 試せること3つ停滞したときに試せることはたくさんあるのですが、今回は3つほどご紹介します。 2倍の結果を出すと考える ターゲットを変える 得意技を封じる それぞれ簡単に見ていきましょう。 1.2倍の結果を出すと考える1つ目は2倍の結果を出すと考えることです。 この場合の結果というのは、

プロットの「最初の三行」の意味

二日前に公開した私のプロットですが、「シーン表」の中の「最初の三行」について補足しておきます。多分、この紹介は初めてだったと思いますので。 なぜ「最初の三行」を作ったか「最初の三行」欄を作ったのは、ある人からの指摘が元でした。 まだ新人賞に応募をしていた頃です。その指摘は 「酒本さんの小説は、パッと読んで、何を書いているのか分からない」というものでした。ショックでした。 ※「最初の三行」の説明をする前に、私のプロットの全体構成がわかる記事をリンクしておきます。未読の方はま

作品を多くの人に読んでもらうためにできること3つ

作品を発表しても反応が今ひとつだと、がっかりしてしまいますよね。 単純に言うと、読んでもらえないのは、作品に間違いがあるからです。 今回は、たくさん読まれるためにはどこを修正すればいいのか、ポイントを3つほどご紹介します。 間違いポイント作品が読まれない(売れない)のには、明確な理由があります。 ほかのジャンルに適用できるかわかりませんが、少なくとも、私がいるエンタメジャンルでは明らかです。 作品に間違い(エラー)があると、読まれないのですね。 間違えているポイン

小説家中村航のおもしろい小説の書きかた【だれにでもできるプロットの作りかた】

中村さんが「だれにでもできるプロットの作りかた」を説明してくれましたので、テキストにしました。トークはYouTubeで毎週ライブ配信していますのでぜひ見てください。リアルタイムで質問などもできますよ。 「ステキチャンネル」(チャンネル登録)よろしくお願いします! ~ ~ ~ 小説はおもしろくないといけません。おもしろくなかったら、読者が最後まで読んでくれないからです。プロットを作る目的は、小説をおもしろくすることです。言い換えれば、小説を最後まで読ませることだといえます

ChatGPTで小説プロットを作る1

小説のプロット作成において、ChatGPTを利用する際の注意点について解説します。 まず、ChatGPTは自然言語処理のAIモデルであり、小説のプロット作成にも利用できます。しかし、その利用にはいくつかの注意点があります。 まず、ChatGPTはあくまで機械的に文章を生成するため、人間が書くような創造性や感性を持ち合わせていません。そのため、プロットのアイデアをすべてChatGPTに頼るのは避けるべきです。 次に、ChatGPTは過去のデータをもとに文章を生成するため、

「ChatGPT」にSF小説を書いてもらったら恐ろしいくらい普通に面白い作品ができてしまった

Open AIがリリースした対話型AI「Chat GPT」凄すぎますよね。 幅広い質問に答えてくれたり分からないコードを教えてくれたりと、すでにその完成度の高さが話題になっていますが、試しにSF小説を作ってとお願いしてみたら想像以上にちゃんとした小説が出来上がって衝撃を受けました…。 このnoteではChat GPTが実際に生成した小説と、それを制作するまでのChat GPTとのびっくりするくらい自然なやり取りを紹介します。 Chat GPTが実際に生成した小説作品第1