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おめでとうございます! 貴方は30人目の物件担当者です!!

前回は(不動産屋の公共料金の滞納で)電気が停められクレームを挙げた話をしました。 今回はその窮地を救うべく救世主が現れたお話です。


様々なトラブルが舞い込んでくる家賃20万〜の高級マンスリーマンション()ですが、少々の事では文句を言わない私も生活がかかっているので何度も不動産屋に連絡を入れました。

何と言っても入居当時から切れていた交換用の蛍光灯を送ってくれるのに1年半以上かかる様な放置プレイですからね!

そんな装備で大丈夫か? → 大丈夫じゃない

その交換電球を送ってくれた担当者は17人目にしてついに引けた当たりガチャでした。その彼との会話を思い出していきます。

担17「ご迷惑の数々、誠に申し訳ありません。」

ぐら「いえ、聞いてもらえただけでとても助かりますし、蛍光灯が本当に届くとは思っていませんでした。」

担17「今回新たに伺った光熱費の滞納や設備不調以外に何かお困り毎はありますでしょうか?」

ぐら「あ、それならですね・・・」

担17「(えぇ・・・まだあるの!?)」

ぐら「一気に伝えると担当さんも困りますから、ここで一旦止めますね。」

担17「・・・本当に、本当に申し訳御座いません。」

ぐら「いえ、担当さんが悪い訳ではないですから。 それにしても・・・勿体ないですね。」

担17「勿体ないとは?」 

ぐら「貴方のような方がこんな不動産に勤めてる事ですよ。 間違いなく私以外にもトラブルあるでしょ?」

担17「ハハハハハ(虚無の笑い)」

ぐら「でもお陰で私は救われました。 本当に有難う御座います。」

担17「お客様にそう言っていただけて、何だか報われた気がします。」

とそんなやり取りがありました。
その後も担当17号氏は素晴らしい仕事ぶりをみせ、私もようやく住処で落ち着く事が出来るようになります・・・そんなある日のこと。

ぐら「あ、担当17号さんじゃないですか・・・どうされました?」

担17「大変恐縮なのですが、私この度退職する事となりましたので内々にお客様だけにはご挨拶をと。」

ぐら「えええええ! ・・・でも、いや、とてもめでたいことですね!!(強がり)」

担17「そう言って頂けると助かります。 お客様に指摘されて抑えられなくなった気持ちもあり、この様な結果になりました。」

ぐら「(白目)」

担17「お客様には本当にお世話になりました。未解決事項があるのが心残りですが、引き継ぎだけはしっかりやりますのでご安心ください!」

ぐら「有難うございます。引き継ぎは心配してませんよ・・・そしてこちらこそ担当17号さんに救われました。 良い船出を!!」

とまぁそんな感じで暫くして担当17号さんは旅立ってしまいました。後日話した担当18号さんも引き継ぎはされていますと言ってましたね。(引き継ぐとは言っていない!)

案の定、私の住処はまた落ち着かない環境へと出戻りました(;´Д`)

結局私が東京にいた数年間で担当者(自称)の数は30人を超えましたとさ。

「そんな担当者で大丈夫か?」

ダイジョバナイ…



<前のお話>

<某月某日の嵐>
主にオチがつく感じの思い出話を語ってます。


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