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人生を変えるきっかけの本

16日の東京株式市場で、東証株価指数(TOPIX)は3日続伸し、12.33ポイント(0.58%)高の2127.18と1990年8月以来約33年ぶりの水準で終えました。

長引く低金利により、株式投資で資産運用をする初心者の方が増えています。

今回は、私が株式投資から不動産投資に目覚めた”ある出来事”について、述べていきます。

投資を始めるきっかけ

私が、投資に興味を持ったのは、今から28年前でした。

就職で上京し、当時の防衛庁に入庁しました。

皆さんも経験があると思いますが、保険のおばちゃんから、「生命保険に入りませんか」としつこい保険営業に合いました。毎月1万円も払う定期生命保険です。

当時は、保険の知識は全く持ち合わせていなかったので、どうしたら良いのか分かりませんでした。そこで、茨城の叔父さんに相談にのってもらいました。

叔父さんがいうには、母親より先に死んだらときの、母親の気持ちを考えたことはあるのか、保険金を貰っても嬉しくはないよと言ってくれました。

独身のときは、生命保険に入らなくてもいい、結婚して、子供が出来た後に、ゆっくりと生命保険に入るべきか検討してからでも遅くはないとアドバイスを受けました。

保険のおばちゃんに、生命保険の契約を断ろうとしたのですが、中々、言い出せずにいました。

そこで、保険について、色々と調べてみました。保険には、生命保険、医療保険、個人年金があります。

医療保険は、病気で入院したとき、入院費が一日当たり5,000円貰えます。なので、病気になって入院しなければ、当然、保険金はおりません。

個人年金は、毎月1万円を38年間払い続ければ、年金として、自分に戻ってきます。当時は、予定利率が相当高かったので、自分が払い込んだ額の2倍近くは年金としてもらえます。

さらに、個人年金について、詳しく調べてみることにしました。すると、近い将来、先進国の日本は、高齢化が進み、若い人の人口が減るだろうと専門家の意見がありました。

公的年金の制度は、高齢者1人を現役世代4人で支えると言われていました。つまり、現役世代4人が支払った保険料が、高齢者1人の年金になるわけです。

現役世代が、減り続ければ、高齢者を支えることが少なくなるのは、目に見えていました。今は、高齢者1人を現役世代2人で支える時代です。

当時は、年金は60歳からもらえていましたが、近い将来、65歳に延長するだろうと予測する多くの専門家がいました。悲しくもその通りになってしまったわけです。

私は、不安に駆り立たれ、投資をしようと、自宅近くの大和証券に口座を開設しました。最初に投資したのは、外貨MMFでした。

外貨建MMFとは、主に外国の優良企業が発行する短期金融商品や格付けの高い公社債等を投資対象とし、投資元本を維持し、高い流動性を保ちつつ安定した収益を追求する投資信託です。

各国の市場金利に沿った安定的な収益率を目指しますため、分配金は毎日計算され、月末に自動再投資されるため、複利効果による効率的な運用が望める金融商品です。

株式投資の知識は、全くなかったので、比較的高金利でもあり、これなら損はしないだろうと、軽い気持ちで始めたのが、28年前でした。

それから、米国債や株式投資、当時の日本では、珍しい投資信託にも手を出しました。それが、日本で最も歴史のある独立系直販の投資信託「さわかみ投信」でした。

不動産投資に目覚めたきっかけ

書店は、長期間安定した不労所得を得ることを目的とした高配当銘柄や株主優待を特集した初心者向けの株式投資の本であふれていますね。

20年前、書店で、たまたま手に取った一冊の本が私の人生を変えました。
それは、安間 伸著「ホントは教えたくない資産運用のカラクリ 投資と税金篇」です。

タイトルが目に止まりました!何だか、どこかで聞いたことがあるタイトルですね(笑)

この本では、意外に知られていないの「手数料と税金」が解説されています。この税金や手数料のカラクリを知らないでいては、個人投資家はいつまでも泣きをみる。いかに「税・手数料引き後リターンを最大化するか」を切り口に、投資の世界のカラクリを説き明かしていく。ベストセラー『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』の橘玲氏も大推薦の書。

銀行、証券会社、税務署もビックリの秘密とは・・・○銀行や証券会社が税金について教えない理由、○勝ったら税金、負けたら救済なしのトリック、○投資にはエクイティとデットの2種類しかない、○金利収入を非課税にする方法、○非課税のファンドがあるって本当? ○外貨預金はめちゃくちゃ損だ! など、「損しても税金は取られる」この理不尽なワナに気付かなければ死んでも金持ちにはなれない。

預金、債券、株式から投信、デリバティブ、不動産まで「それを教えちゃマズイだろ!」というレベルの取っておきノウハウを全公開しています。

今では、本やネットで書かれている内容ですが、当時は、業界内の情報で、我々個人投資家には、知らされていない驚愕の事実でした。

この本には、手数料の怖い罠があることに気が付かされたのですが、それ以上、勉強になったのは、税金です。

そろそろ、長くなってしまったので、続きは次回にします。

最後までご覧いただきありがとうございます。
出会いに感謝です!



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