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成長する人、しない人

SidewaysLesson Magazineをご覧いただき、誠にありがとうございます。
おかげさまで最近は少しずつ体験にいらっしゃる方が増えてきました。
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さて、今回の記事は、この長年やってきたボイストレーナー業の中でも本当にごく最近気づいたことです。

やはりレッスンをこれだけ長くやっていますと、同じ内容を教えていても、受け取り方や取り入れ方が人によって全く異なり、成長スピードもはっきり言って、かなり個人差があることが見えてきます。

当然、身体能力の差や環境の問題など、様々な要因が存在するわけですが、今回はその中の一つをお伝えします。

これは、以前の記事「主観と客観」にも特に通ずることでもありますが、どちらかと言えば、音楽面でというよりは、その人が目の前にある事実(客観性)をどういう解釈をするかという、思考力に関わることかなと思います。

例えば、必死に徹夜で勉強して頑張ったにも関わらず、学校のテストで0点だったとします。

これを自分に置き換えた場合、皆さんはどのような捉え方をするでしょうか。

1. 僕(私)は一生懸命勉強したけど、テストは0点だった。

2. 僕(私)は0点だったけど、一生懸命勉強した。

このニュアンスの違いが、その人の今後を分けると言っても過言ではないと思います。

例えば会話をしていても、2のタイプの方は、決して自分の否を認めることはなく、目の前に都合の悪い事実が起きれば、常にこの言い方で乗り切ろうとします。

間違っているか、と言われればもちろん間違っていません。一生懸命頑張ったのも事実でしょう。

しかし、その時の結論をどちらに置くかで、その後にだいぶ変化が生じ、1の方は、こんなに頑張ったのに0点だった、じゃあどうしてそうなったのか、やり方が悪かったのか、勉強が足りなかったのか、では次に0点でないようにするにはどうしたら良いか。

という建設的な考えに向かうことが出来ます。

2の方はどうでしょうか。おそらくこれで打ち止めです。
また次も同じように頑張って取り組み、例え0点が続いたとしても、頑張っているからこれでいいのだ、とやり方を変えずにまたそのまま頑張るのでは、ということが懸念されます。

これらはレッスンをしていても、非常によく見る現象です。

頑張った、というのはどちらかと言えば主観に近いものです。
なにを持ってして頑張ったというか、も掘ればまた話はその先にたくさんあります。
が、しかし、この0点という事実はどう言い繕っても動かすことは出来ない、揺るがない事実なのだということを、ここでは強く申し上げておきたいのです。

なかなかに辛い部分でもありますが、これを受け止め、改善をして次に向かうからこそ、新たな成長が待っているのです。

講師自身もそうです。

例えば、生徒がなかなか理解しないまま、あるいは勘違いしたまま、成長のないまま、喧嘩別れのようにレッスンを卒業することになった。
もし、生徒側にほぼ否があったとしても、少なくとも良い結果では終えれなかった、とここでは結論づけるべきなのです。

そうすれば、講師サイドも、ではどのような伝え方や、教え方をすればもっと良い結果に出来ていたのか、ということを考える機会が出てきます。

私自身もそのようにして、今でも改良を重ねる日々です。

最初にもお伝えした通り、成長するしないには、当然他にも色んな要因があるかと思います。

しかし、今いちど自身を冷静に振り返り、内面的にも音楽的にも本当の成長をするために、今何を受け止めて、そしてそれを乗り越えるために何をすべきか、ということをしっかり見据えていくことが、最重要項目となります。

あなたの本当の成長とは何なのか、一緒にこのSidewaysで模索してみませんか。

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