見出し画像

本学なくして末学なし。そのスキルは本当に相手のためになっている?


”軍師” こと、株式会社GUNSHIコーポレーションの社本です。


このnoteでは経営者の軍師としての目線で、
これからの時代を生き抜く戦略を発信しています。

* * * * * * *


弊社の事業の中のひとつに、
企業向けの研修事業があります。


研修で最も重要なことは、
お伝えした内容が一人一人の腑に落ちて、
その後の仕事に生かしていただけること。

仕事に生かされなければ、
研修は何の意味もありません。


会社や事業そのものにとって、
研修が終わってからのほうが、
重要なのは当然です。
研修をただの「いい話だった」で
終わらせてはいけない。


そのために必要なのが、研修の内容を
確実に自分のものにするための取り組みです。
さまざまな方法がありますが、
中でも私が重要視しているのが、
研修後に行う個別セッションです。

弊社の研修では、可能な限り研修の後に
個別セッションを実施させていただき、
一人一人に研修の内容を落とし込む時間を設けます。

少し具体的に流れを書くとこうです。

研修を受けていただきます。
研修後一週間くらいを目途に
講師が個別セッションを行い、
一人一人の、


〇今の会社への想いは?
〇今後の自分の役割や目指すところは?
〇今の課題は何か?


などを引き出していきます。


研修でお伝えした内容を振り返って
より掘り下げたフォローをしたり、
研修の内容でなくても、その時々で
個別に適したフォローを行います。

弊社がご提供する研修は、
長期間に渡ることが多いので、
次の研修後も同じように
個別セッションを行います。


研修事業ではたとえ30分でもいいので
個別セッションを設けさせていただき、
この時間をとても大切にします。


この時間があるだけで、一人一人に
どんどん研修の落とし込みができていきます。


この個別セッションで必要なスキルは、
いわゆる “コーチング” にあたります。
私はもともとコーチングを学んできているので、
これを研修の一環として取り入れています。




* * * * * * *


ところで話は変わりますが、

【本学なくして末学なし】


という言葉があります。

“本学”・・・人間形成、自己基盤や在り方、土台。例えるならの部分。
“末学”・・・スキルや知識。例えるなら枝葉の部分。


木の根は、目には見えません。
しかし、しっかりとした根があるから
逞しい幹ができ、枝葉が生き生きと伸びていけるのです。


人も同じです。


人としての土台が整わないところに
スキルだけを植えつけても真に発揮されず、
人に良い影響を与えることはできません。


先ほど述べた “コーチング” についても同様です。


大袈裟でもなんでもなく、
コーチングは目の前にいる人の
人生に働きかけます。

自分自身の土台が整った上で
コーチングスキルを身に着けなければ、
人にコーチングなどできないと、
私は思うのです。


目の前の人が、
どんなことを考えているのか?
どんな課題があるのか?
どんなことを解決できたら、
本当に伸びていくのか?


セッションの中であらゆることを
見極めていきます。


しかし相手に真に寄り添わなければ
本当の想いを引き出すことができず、
これらをしっかりと見極められません。


厳しい表現かもしれませんが、
自身の土台が整っていないコーチの
コーチングはその場凌ぎになりがちです。
スキルだけで臨むセッションは自己満足。
決して相手のためにはならないのです。


自身の土台が整っていたらどうでしょうか。


もっと貢献したいという想いや、
より良き人生を歩んでほしいという想いが
生まれるはずです。
本当に望むことを実現してもらいたいし、
できるサポートをしたいと思うのではないでしょうか。



私は、このような想いを持って、
軍師事業に取り組んでいます。

本学なくして末学なし。



自戒も込めて…!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?