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戦国武将に学ぶ!No.25~小早川秀秋②~



”軍師” こと、株式会社GUNSHIコーポレーションの社本です。


このnoteでは経営者の軍師としての目線で、
これからの時代を生き抜く戦略を発信しています。


私は日ごろより周りの方々から
”軍師” というニックネームで、
お呼びいただいています!(笑)

社名であることもその理由ですが、
私は自他共に認める歴史好き!
とくに戦国時代が好きです。


今回は、私が好きで見習っている、
学んでいる武将や軍師を紹介するシリーズ。


ぜひ最後まで楽しんでいただけたら幸いです。



先日、
日頃からお世話になっております
とある企業様から、
【軍師と学ぶ賢者の戦国史】を
社員研修として行なってほしいとの
ご要望をいただき、僭越ながら
開催させていただきました!


念のため申し上げておきますと、
私は歴史に関することをメインに
お仕事をしているわけでは
もちろんありませんが(笑)、
私が日頃から好きで学んでいる歴史、
あるいは武将たちの生き様などを
知りたい、あるいは社員の皆さんにも
知ってほしいと思っていただけることが
本当に嬉しく、軍師冥利に尽きると
思っております。


いつもありがとうございます!!


この度の社員研修では、
関ケ原をテーマにさせて
いただきました。


このときに改めて考えさせられた
武将がいます…!


二度目の登場!


小早川秀秋!!


以前別の記事にも書いていますが、
やはり「裏切り者」のイメージが
一般的にとても強い武将であり、
彼を語るときには「優柔不断」という
言葉もよく出てきます。


前回の記事と重複するところも
ありますが、改めて、
関ケ原の戦いに19歳という若さで
出陣したことや、秀秋の生い立ちなどを
考えると、「裏切り者」などと語るのは
早計だなあ…と思ってしまいます。


どの歴史上の人物もそうですが、
語られていることは一つではなく、
たくさんの諸説があります。


それら諸説を組み合わせ、
あらゆる側面から見ていくことが
必要だと私は思っていますし、
またそのような視点で見ていくと
歴史はさらに面白くなります。


そういった意味で、
一般的な小早川秀秋の描かれ方を
鵜呑みにせずに、本当の意味で
どんな人だったんだろう?
と想像をしてみます。


仲間を裏切り、その最期は
お酒に溺れて亡くなった、という
なんとも貧弱そうな描かれ方を
することが多いように思いますが、
私はやはり、小早川秀秋は非常に
優秀な人物だったのではないかと
思います。


いえ、もっと言及するなら、
優秀で、幸運な人物でした。


豊臣秀吉の養子として迎えられた
秀秋でしたが、養子そのものを
たくさん迎えていた秀吉には当然、
たくさんの跡継ぎ候補がいたわけです。


それにも関わらず、一時とはいえ
秀吉は秀秋を跡継ぎに選んだのです。


秀頼という実子が生まれたことで
跡継ぎの話は事実上なくなるわけですが、
秀吉の目にも留まるほどの才覚が
子どもの頃からあったからこそ
選ばれたと考えられます。


その証拠として朝鮮出兵の際には、
秀秋は秀吉から総大将に任命されました。
実力がなければ大事な任務で
総大将に選ばれるわけがありません。


また、秀頼が生まれたことで
跡継ぎの話がなくなり、
「俺も同じようになるのか…」と
不遇に追いやられていく
周囲の状況を見ていた矢先、
秀秋はタイミングよく小早川家に
養子に出されました。


結果的に不遇な人生であったように
思われるかもしれませんが、
この小早川家への養子がなかったら
命がなかったかもしれないのです。
黒田官兵衛によってこの養子は
成立したと言われており、
養子に出した本当の理由は定かでは
ありませんが、どんな形であれ
生き延びた秀秋は幸運だったといえます。


歴史は勝者が作っているといっても
過言ではありません。
歴史が語られる過程の中で
脚色されていくと思います。


知れば知るほど、
「一般的に言われている人物像と
結びつかない…」と思う武将たちは
たくさんいますが、私にとっては
秀秋も例外ではありません。


秀秋の生涯がそもそも短いものでしたので、
語られる史実も多くはありません。
その中で脚色もされ、今日に至るのだと
思っています。


私がよく言うことですが、
歴史はさまざまな諸説があるから
面白いですし、自分なりに想像し、
解釈することもまた面白いのです。


才覚に溢れていたが故に、
もしかしたら妬みなどがあったかも
しれないな…という想像もできます。
歴史をドラマチックに演出するために
脚色されていった武将の一人なのではないか…
私にはそう思えてなりません。


現代にももちろん、
秀秋のように才能溢れる優秀な
若い方たちが大勢いらっしゃいます。


これまで社会を牽引してきた
私たち世代はこれから、
そのような方たちの才能がもっと開花し、
社会で活躍していけるよう後押しを
していく必要があると改めて思います。


以前にも書きましたが…


秀秋ファンを代表してもう一度…


大河ドラマにしてほしい!!


2時間ドラマでもいい!!(笑)


歴史はさまざまな想像ができて
面白いからこそ、さまざまな
描き方をしてほしいものですね。






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